2009年06月22日
奥さんと僕物語2その8
入院した病室で一緒だったNさん40半ばです(当時)
今でもすごく印象に残った方です
4人部屋で僕とNさんのほかに二人いたんですが
一人は気道に穴を開けて人工的に管を通して
いるため、話はできませんでした
もう一人はなんか人と話すのがイヤなのか
いつも病室を抜け出していたのでこれまた
話をすることが出来ませんでした
そんな中でNさんは明るく豪快といった感じでした
将棋の相手をしながらいろいろ話ができて
僕的にはすごく親しみやすい方でしたね
でもこのNさんどうやら悪性の腫瘍みたいなんです
僕がこの部屋に入院して一週間がたったころ
明らかに弱っているのがわかるんです
夜になると咳がひどく寝付けないみたいなんです
思わずカーテンを少し開けて
「Nさん大丈夫ですか?」:僕
「ああ、すまないねFPさん起こしちまったかな」:Nさん
「いいえ気にしないでください看護師さん呼びましょうか?」:僕
「いいよ、呼んだところでたいして変わんないからさ」:Nさん
次の日に会社の同僚の方たちがお見舞いにきていたんですが
「さっさと治して早く仕事がしたいよな、またビシビシ教えてやるぜ」:Nさん
と笑顔ですごく威勢がいいんです
奥さんにも同じ調子で話していました
その日の夜Nさんは咳き込んでまた寝付けない様子でした
「やっぱり看護師さん呼んだほうがいいですよNさん」:僕
「呼ばんでもいいって。なあ、FPさんよ、俺にカッコつけさせてくれよ
ホンネ言えばなにより俺の女房の前じゃあこんな姿みられたくないんだ
俺がよう、生涯かけて惚れた女の前じゃあ最後までエエカッコしたいんだ」:Nさん
僕が涙が出そうになりました。めちゃめちゃカッコいいですよNさん
自分の奥さんに生涯かけて惚れた女ってハッキリ言うところとか
どんなに辛くても人前じゃあ明るく豪快。。。。。
でもNさんは。。。。。。。つづく
今でもすごく印象に残った方です
4人部屋で僕とNさんのほかに二人いたんですが
一人は気道に穴を開けて人工的に管を通して
いるため、話はできませんでした
もう一人はなんか人と話すのがイヤなのか
いつも病室を抜け出していたのでこれまた
話をすることが出来ませんでした
そんな中でNさんは明るく豪快といった感じでした
将棋の相手をしながらいろいろ話ができて
僕的にはすごく親しみやすい方でしたね
でもこのNさんどうやら悪性の腫瘍みたいなんです
僕がこの部屋に入院して一週間がたったころ
明らかに弱っているのがわかるんです
夜になると咳がひどく寝付けないみたいなんです
思わずカーテンを少し開けて
「Nさん大丈夫ですか?」:僕
「ああ、すまないねFPさん起こしちまったかな」:Nさん
「いいえ気にしないでください看護師さん呼びましょうか?」:僕
「いいよ、呼んだところでたいして変わんないからさ」:Nさん
次の日に会社の同僚の方たちがお見舞いにきていたんですが
「さっさと治して早く仕事がしたいよな、またビシビシ教えてやるぜ」:Nさん
と笑顔ですごく威勢がいいんです
奥さんにも同じ調子で話していました
その日の夜Nさんは咳き込んでまた寝付けない様子でした
「やっぱり看護師さん呼んだほうがいいですよNさん」:僕
「呼ばんでもいいって。なあ、FPさんよ、俺にカッコつけさせてくれよ
ホンネ言えばなにより俺の女房の前じゃあこんな姿みられたくないんだ
俺がよう、生涯かけて惚れた女の前じゃあ最後までエエカッコしたいんだ」:Nさん
僕が涙が出そうになりました。めちゃめちゃカッコいいですよNさん
自分の奥さんに生涯かけて惚れた女ってハッキリ言うところとか
どんなに辛くても人前じゃあ明るく豪快。。。。。
でもNさんは。。。。。。。つづく
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