2013年09月29日
一日5分で身につくできる人の速読術 金指善孝
今まで速読系の本を何冊か読んできたけど、速読てなにかの魔法や超能力みたいに自分には到底できるようになるものではないて思ってた。
しかしこの速読ノウハウはほんとに実践的で読みやすかった。
今まで読んできた本は読まない部分を増やしたり、部分的なかたまりを繋げて推測をするだとか、面で読むとか難しくてもともとじっくり読む習慣のある自分にはおとぎ話だった。
実際の速読のノウハウについては実際この本を手にとって実践してもらいたいのでここでは割愛させて頂く。
一番面白かったのは読書に対する考え方とその効能だ。
読書をアスリートの一つととらえ一秒一秒を大切にすること。
朝起きたら5分以内に本を手に取り脳を強制的に起こすこと。
速読は魔法ではなくあくまでスキルの一つであり速読によって情報感度力を上げること。
特に何度も本書で出てくる「情報感度力」、という言葉は決して受動的な言葉ではなく、能動的な言葉として使われている。
著者は最後に「情報感度力」を高めたいという意識が重要であり、実行することが必要不可欠とおっしゃられている。
また速読をただの読書術と狭く解釈している人は、インプットだけしても無意味でという意見にも、速読はもっと広い概念でありインプットとアウトプットの両輪である、と最後を閉めている。
この本を読んで自分が一番感銘を受けたの速読のノウハウでなくこの著者の考え方だと思う。
ぜひ読むべき本の一冊。
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