東北海道旅行記3回目は根室花咲漁港の宿泊先から風蓮湖、そして野付を周遊しました。
ここで位置関係と経路のご紹介。
まずは2泊目宿泊した花咲港民宿から至近の景勝地「根室車石」へ
車輪を想わせる形をした『車石』は国の天然記念物に指定されている奇岩で、海底火山の噴火から放出された溶岩が海水中で急冷されて出来上がったもの。一番大きなモノは直径6mあります。
なんか人工のオブジェの様にも見えますね。
ここから、今回の旅行で釧路湿原と並んで一番行きたかった風蓮湖に向かいます。
北海道って地図でよく見ると湖の数がかなり多くて、特に道東ではサロマ湖を始めとしてが海と繋がっている湖が結構あります。その中でも風蓮湖はラムサール条約に登録されている湿地で、尾瀬のように湿地のなかを木道で歩ける事に興味をそそられました。
自分は子供の頃から地図を見るのが好きで、特に近年Google mapという非常に便利なモノをいつでも気軽に使えるようになってから、まずは行き先の地形、景色を真っ先に見ない訳にはいきません。
この湖をGoogle mapで見た時にこれは是非行かなくてはと思った次第でした。
エゾシカは結構見れました
次に訪れたのは野付半島です。
野付って砂嘴(さし)という地形です。今回このブログを書くに於いて砂嘴と砂州(さす)の違いを初めて知ったのですが、この地図で分かるように砂嘴の先っぽが対岸に繋がって中が湖になると砂州なのだそうです。ちなみに天橋立は砂州とのこと
ちなみにこれはapple mapからの切り取り。 航空写真の場合、往々にしてgoogle mapより
apple mapの方が精度が高いと思います
この細長い半島はクルマで突端とは言いませんが、結構先まで行くことができます。
その途中では・・・
ツガイの丹頂がちょうど飛び立つところに遭遇しました。
野付、よそではなかなか見られない景色でした。
この後、中標津(なかしべつ)に移動し翌日は霧で全く見えない摩周湖に寄ってから帰京しました。
中標津の街中にて
今回の旅行で、道東の牧草地帯はとてつもなく広いという予備知識はありましたけれど、実際にこの目で見てみると想像を遥かに超えていました。
ところがこの写真の様に牛が放牧されているのはほんの僅かという事実は意外でした。地元の方にお聞きすると、殆どの牧場は単に牛舎に閉じ込められ飼育されている乳牛の餌として牧草を生育するためだけにあるんですね。
放牧されている乳牛と牛舎に閉じ込められている乳牛。どちらから採れる牛乳の品質が良いか?は推して知るべしですね。
それは兎も角として、この4日間道東の一面の緑と綺麗な空気に触れ続け、大いにリフレッシュできたと思います。