学ぶゲームを作って欲しいという依頼を受けました。
どのようなゲームにしようかと考えていると、
答えがいくつもあるゲームのアイデアがわいてきました。
たとえば、「24」の場合は、2×12、3×8、4×6、
その逆の6×4、8×3、いずれも「24」になります。
そこで、「24」という数字のカードをだすと、
それにあった「掛け算の数式」をカードから探します。
ただ、このルールでは、実際のゲームにするには
難しそうな点がいろいろありそうです。
そこで、どんな算数ゲームがでているか調べてみました。
すると、素晴らしい本が出ていました。
学研からでている「算数ゲームブック」です。
新品価格 |
まず「九九」の計算ゲームは、
ビンゴゲームになっています。
ビンゴ用の数字カードがあり、それをビンゴシートの
(合計9マスと16マスの2種類がある)
マス目にランダムにおいていきます。
そして、2つのサイコロを振って、
その掛算の答えになった数字を裏返していきます。
掛算の答えが一列そろうと上がりになります。
このゲームの特徴は、サイコロの形状と数字です。
8面体になっていて、その目が「九九」用に
「2〜9」になっています。
2つのサイコロを振ると、「九九」の計算になります。
計算の答えでビンゴを進めていきます。
足算用のビンゴもあり、実に楽しいゲームです。
この本にはそのほかにも
いろいろ算数ゲームが掲載されています。
特に参考になったのは、
「日本れっとうドライブゲーム」スゴロクです。
このスゴロクは、
「時速サイコロ」と「時間サイコロ」の2種類を使います。
2つのサイコロの振り
その数字を掛け算すると進んだ距離になります。
答えの数字だけコマを進められます。
進んだ距離=「時速」×「走行時間」
といった計算が学べます。
素晴らしい算数ゲームの本だと思ってよく見てみると、
あの秋山仁先生が監修されています。
この本では、ゲームによってサイコロを変えています。
算数ゲームだけでなく、サイコロを変えると
いろいろスゴロクが面白くなることに気づきました。
子供の算数教育に関心のあるかたには
この本は非常に参考になる気がします。
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