『SHOE LIFE 「400億円」のスニーカーショップを
作った男』という本です。
SHOE LIFE 「400億円」のスニーカーショップを作った男 [ 本明秀文 ] 価格:1,760円 |
「エアマック95」のブーム時に、資金300万円で
スニーカーショップを開業、年商200億円越えの
会社に成長させた人物の物語です。
この本で、日本のスニーカー販売が
30年間でどのように変化してきたかがわかります。
本の主人公は、1968年生まれの本明秀文さんです。
高校時代まったく勉強しなかったため大学受験に失敗します。
一浪中にアメリカ旅行をして
その魅力にとりつかれアメリカの大学に留学します。
25歳で帰国、繊維商社に就職、貿易実務を担当します。
給料が低く、会社の不良品スラックスを
フリーマーケットで販売します。
フリーマーケットでは
アメリカの古着やスニーカーが人気でした。
留学時のアメリカの生活を思いだし
古着などを買付け・販売する商売なら自分できると思います。
会社をやめ、資金300万円で裏原宿にわずか2.7坪の
スニーカー専門店「チャプター」を開きます。
このころ「エアマックス95」が大人気となり
「エアマックス狩り」が起きるなど
世界で初めての「スニーカー」ブームが起きていました。
価格:1,672円 |
この人気に便乗、「世界から集めた
新しいスニーカーのある店」をコンセプトにします。
商社勤務時代の貿易知識をいかして、日本で人気の
出そうな商品を世界中から並行輸入して販売します。
当時、若者に影響力の強いストリート雑誌が
次々と出版されます。
出版社とは、雑誌掲載商品の貸し出しでコラボします。
ストリートファッション1980-2020 定点観測40年の記録[本/雑誌] / ACROSS編集室/編著 価格:3,080円 |
商品を貸し出す最大のメリットは、掲載された商品の価格は
定価と関係なしにチャプター側で自由に決定できました。
海外から並行輸入してきた商品を
高く値付けして販売していきます。
これら雑誌とのコラボで
「チャプター」は人気店に育って行きます。
「チャプター」の実績により
ナイキから正規取引店の口座を取得します。
これをきっかけにナイキとの関係が深まります。
店独自のナイキ別注商品の販売を開始します。
これが人気となり、発売日には店の前に行列ができます。
2011年東北大地震の影響で、スニーカーの売上が低迷します。
ナイキと協業して、スポーツを切り口にスニーカーを
提案する店「スポラボ」を開業します。
2014年頃から再びスニーカーブームとなり
「スポラボ店」は成功します。
そして、インバウンド需要、転売やフリマブームにより
「スポラボ」の売上も拡大します。
「エアマックス95」ブームのころ始めた本明さんの
スニーカービジネスは2021年売上209億円にまで成長します。
2021年、アメリカの大手スニーカーチェーン店に
年商209億円の会社を400億円で売却します。
この本では、時代の流れに乗り、スニーカーで
「209億企業を育てた働き方」を解説しています。
ぜひ、「ビジネス成功者の仕事ゲーム」で
制作しようと考えています。
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