その友人に、例の「大人の計算ドリル・スゴロク」について、
介護の現場の人に意見を聞いてもらいました。
その内容は、次のようでした。
1 ヒアリング対象
特別養護老人ホーム 1人
有料老人ホーム 2人
デイサービス 1人
訪問介護 3人
2 印象
双六だとすぐにわかる
遊び方が想像できる
かけ算2 割り算2 などは難しすぎなのではないか
3 遊び方
双六をするだけでは、難しい顔になってしまい笑顔にならないのでは?
@コマの進んだ地点にゲーム性(犬の鳴き真似をするなど)があると楽しくなる
A思い出し、自分語りの項目があると認知症予防の回想に繋げられる
B遊ぶための運用マニュアルは不要 直感であそべる物がいい
C身体機能、認知症の症状などの異なる人が一緒に楽しめるのか?
1) 大きい双六のマスシートを用意し、室内に自由に並べて自分たちが
コマ代わりになって移動する遊び方も出来るのでは?
2) サイコロが振れない人もいるので、工夫が必要
フジTV「ごきげんよう」のような大きくて
やわらかいサイコロも面白いのではないか?
このうち、非常に関心をもったのが、C−1)、C−2)の回答です。
大きくフロア型にして、
人間がコマになって体を使いながら遊ぶスゴロクです。
実は、このようなゲームはすでに開発しています。
「フロアシートゲーム」といって、屋外用の幅1.2m×6mの
シートにスゴロクを印刷したものです。
3本くみあわせて、1つのスゴロクにします。
サイコロは、もちろんTV「ごきげんよう」で使う大型のサイズです。
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環境学習用のスゴロクとして、川崎市と渋谷区で制作しています。
スーパーのイベント広場などにセットしておいて、
誰もが自由に遊べるようにしたものです。
人気はあるのですが、ワンセット制作費が60万円ほどしたもので、
欲しいけれどお金がないというのが現実です。
市町村が使うような学習スゴロクも、最後は予算の壁があるようです。
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