「にほんごであそぼ いるはかるた」が発売されました。
このかるたが、カルタの売上に関する常識を覆しました。
発売とともに大人気で
年間5万部近く売れたといわれています。
テレビニュースでも、このカルタが
大きく通りあげられた記憶があります。
それまで、カルタといえば、
良く売れる商品で年間5,000部といわれていました。
大半の商品が、年末にならないと店頭に並ばない
状況からすれば、当然かもしれません。
神田の「奥野かるた店」にいけば
色々な種類のカルタが並んでいます。
明らかに個人が、売れることを期待して
商品化したようなものがあります。
しかし、残念なことに思ったほど売れてないはずです。
個人が制作・販売するカルタは
私自身が「省エネかるた」で失敗したように
年間1,000部も売れないのでは・・・・?
そんな常識のカルタ業界で、旋風を巻き起こした
のが「にほんごであそぼ いろはかるた」でした。
売れた理由は、NHK・Eテレ放送「にほんごであそぼ」
から生まれたことに加え製作スタッフが一流だからです。
絵札は松屋銀座・資生堂パーラーなどのロゴを
手掛け紫綬褒章を受章している
グラフィックデザイナーの仲條正義氏です。
デザインは「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」の
パッケージデザインやNHK Eテレ「デザイン あ」の
総合指導を手掛けた佐藤卓デザイン事務所です。
そして、監修が「声に出して読みたい日本語」の
著者で明治大学文学部教授の齋藤孝氏です。
特に、斉藤先生の存在が大きかったかもしれません。
日本語の豊かな表現に慣れ親しむ。
遊びながら「日本語感覚」を身につけてもらう。
それが、コミュニケーション能力や
自己表現に関する感性を育てる。
このうたい文句に、両親がしびれたようです。
ぜひ、子供に学ばせたいと思います。
そんな「にほんごであそぼ いるはかるた」が、
パッケージをリニュアールして再販されました。
新品価格 |
再びブームになるのでしょうか?
国語教育より英語教育という時代ですから、
爆発的なブームも難しいような気もしますが・・・?
ただ、素晴らしい日本語が学べるカルタが
復活したことは、嬉しい限りです。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image