「ゆるきゃら」とくらべ、
こちらのほうは原則的に県別が基準のようです。
すでに42県、44体(完全に1県1体でないようですが?)が
姿を現しています。
ご当地怪獣が小説に登場する「日本怪獣侵略伝」も出版されています。
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各怪獣の名前やデザインは、
県を象徴するようなものになっています。
宮崎マンゴラー・群馬ダルーマ・大阪ヒョーガラヤン
香川県ウードン・名古屋シャチホコング・東京パンダン
なかなか、うまくできています。
ご当地怪獣と「ゆるきゃら」の最も違う点は、
版権の管理体制です。
ご当地怪獣は、1社で版権管理をしています。
ビジネス展開がやりやすくなっています。
その分、1社でPRしなければならいという問題があります。
これに対して「ゆるきゃら」は、
版権は各自治体などが管理しています。
それぞれの地域で、草の根運動的な展開になります。
個々のPR力は弱くても、それが統一的な
動きをするとPR力は飛躍的に増します。
ご当地怪獣を始めた人々は、ウルトラマンシリーズの
キャラクターを制作した人など専門家3人のようです。
ウルトラマンシリーズでも多くの怪獣がうまれています。
ちなみに、怪獣のデザインというのはある種の
パターンがあるそうです。
『想像力』(内田伸子 講談社現代新書)の中で
そのことについて表現した箇所があります。
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「イギリスの心理学者カーミロフースミスは
幼児(4〜6歳)、児童(8~10歳)を対象にして、
「この世に実在しない」想像上の動物や家を描かせてみた。
実在しない家とか実在しない動物を描くように
という課題を与えられたときに、
子どもたちが描いた図を分類すると次のようなものであった。
@ 実在物の要素の形やサイズを変化させる。
A 全体の形を変化させる
B 要素を省く
C 要素を加える
D 姿勢や方向を変化させる
E カテゴリーにまたがって要素を取り出し、合成する。
ウルトラマンシリーズの怪獣も
あてはまっている点があるように思えます。
ご当地怪獣は、その県を象徴する要素をビジュアル化
してしているので、若干ちがってくるかもしれませんが?
こんな視点から怪獣を見るのも楽しいかもしれません。
ご当地怪獣が人気が高まって欲しい気がします。
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