1,000部以下でも印刷してくれる
印刷屋さんがでてきているようです。
一説によると、500部程度から印刷してくれる
といった話もあります。
もちろん、部数が少ないからといって値段が
非常に高いというわけでもないようです。
私がかって制作・販売した「省エネカルタ」は、
デザイン・版下制作費をのぞいて、印刷費だけで約250万円かりました。
新品価格 |
一部800円程度かかりましたが
いまはそんなにかからないそうです。
どうやら、カルタは作りやすくなっているようです。
小ロットで作りやすい値段になってくると、大量に売れなくても
いい思っている方がカルタを制作するようになります。
自費出版のような形でカルタをつくる人です。
マニアがマニア対象のカルタをつくるような
ケースが増えるように思われます。
実際、最近発売された「落語でカルタ」も
そんな感じではないでしょうか?
このカルタの読札は、3人の方が中心で制作されたようです。
カルタに関心のあるご夫婦と
切り絵を制作された女性です。
印刷部数も、さほどの数字でないと聞いています。
カルタは、落語の名言を紹介する内容になっています。
取り札は、名言にあわせた切り絵になっています。
私は、「カルタは知の学習道具」と表現してきましたが
こちらの方は「カルタは知の宝箱」と言っているようです。
こんな状況をみると、カルタは市販のものを楽しむだけでなく
自分で作って仲間と楽しむ時代に向かっているような気もします。
仮に、500分程度を安い値段で印刷し、お友達に販売したとします。
当然、全部売れるわけではありません。
ただ、在庫が沢山あっても、腐るものではありません。
何かの時に、差し上げるとよろこばれます。
私の「省エネカルタ」も、家の中に数百部あったのですが
環境学習の参加者の中で欲しいと言われる方に差し上げていくと
いつの間にかわずかの数しか残っていません。
何人かのメンバーでカルタを作り
作ったメンバーでカルタを楽しむ。
「知の道具=宝箱」として「作る喜び」をもとめて
カルタを制作する人が増えていく時代になるのかもしれません。
【このカテゴリーの最新記事】
-
no image
-
no image
-
no image
-
no image