Amazonで注文すると翌日に現物が届きました
↓パッケージはこんな感じ
マニュアル的なものはパッケージに記載されていたので、箱の中身はケーブルだけでした。
一応100Wまで対応しているようです。
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という事で早速色々なものに接続して、それぞれの機器がどんな挙動で充電しているかを調べてみました。
まずは手持ちのスマートフォンをつなげてみました。
Androidスマートフォンなので、Type-Cコネクタ搭載でPD充電対応です。
とりあえず全力で充電してもらうためにバッテリー残量が少ない状態からの充電でどうなるかを見てみました。ケーブルをスマートフォンに接続すると超急速充電モードで充電が開始しました。
↓
超急速充電モードの時はおよそ20Wで充電されているようです。
そして、ある程度残量が上がってくると超が取れて普通の急速充電モードに切り替わり、充電出力も下がってきました。
見た感じ、スマートフォンのスペック通りの充電能力が出ているような感じでした。
では次は問題のノートPC(OneMix4)です。
最初はGREENHOUSE製の65W-PD対応の充電器を使って接続してみました。
↓充電器のスペックはこんな感じ
最大で20V×3.25A=65W みたいです。
ただし、OneMix4は45W充電まで対応なのでおそらくこの65Wフルまでは出ないという予想です。
結果はこんな感じでした↓
↑電圧は20Vでの接続でした。
↑電流はPCの動作負荷に応じで変動していました。
↑電力も同じく電流値に応じて変動していました。負荷が上がると45W付近までは上がりましたが、それ以上は上がりませんでした。
やはりこのノートPCは45W以上電気を食わない仕様のようです。
では次にAUKEY製の電源アダプターにつなぎ変えて同じ検証を行いました。
この電源アダプターは公称値としては最大45W-PD充電が可能なものですが、OneMix4とは相性が悪く、接続しても充電マークが付いたり消えたりしてうまく充電できないという問題が起こっています。
↓充電器のスペックはこんな感じです
本体の刻印を見たところ、最大で20V×2.25A=45W出力できるという事のようです。
測定した結果はこんな感じでした↓
↑電圧は先程と同じく20Vで接続されているようでした。
↑電流値は負荷に応じて変動しました。
↑負荷が低いうちはちゃんとPCの画面に充電マークが表示されていました。
しかし、作業やゲームなどの起動によりPCの負荷が上がっていくと、38Wを超えた辺りでいきなり電流が0になり、PC画面上でも充電マークが消えました。
↑AUKEY製の充電器はこの辺の出力を超えた辺りで出力が切れてゼロになるようです。
ちなみに、ドッキングステーションをかますとちゃんと認識するという事も分かっていたので、今度はドッキングステーションをかまして接続してみました。
すると・・・
↑接続する電圧が20Vから15Vに変わっていました。
↑電流値は負荷によって変動しますが、電圧が下がった分電流値は高めに出ていました
↑ピーク負荷時の電力は36W程度で収まっていました。電力値はこれ以上上がらず、いきなり充電が切れる事もありませんでした。
純正の充電器も同じ45W-PD対応で、電流、電圧の組み合わせも同じなようです。
↓純正充電器のスペック
では、なぜ充電が切れるのか?
これらの挙動を見ての考察としては、こんな感じです
@接続したときに充電器側は45Wまで出せるよ〜という風にPC側に認識させる。
APC側の負荷が上がり、45Wギリギリまでの出力要求を充電器側に出す
B充電器側も頑張って45W出力しようとするが、能力が足りないので、リミッターの類が働き、給電が切れる。
つまり、AUKEY製の充電器は45W出力できるといいながらも、実際は出来ないという事ではないかと思われます。
実際にこのAUKEY製の充電器自体にその能力があるかどうかは不明ですが、少なくともOneMix4との組み合わせではこういう現象が起こっているものと思われます。
もう少しちゃんと調べるには、同等以上の出力を持つ他のPCでの検証が必要かと思われます。
とはいえ、我が家にそのようなパソコンはありませんので、何か機会があれば追加検証を行ってみようと思います。
ちなみにおまけでSurfaceGOでも同じようなテストを行ってみました。
結果としては、純正充電器は19W出力ですが、バッテリーが減っているときはかなり高い出力で充電しているようです。容量の大きい充電器をつなげると最大で30Wくらいまでの充電は出来るようでした。
↑電圧はOneMix4と同じく20Vでの接続になります。やはり電流値を抑えるために可能な限り高い電圧で接続するような設定になっているようです。
↑電流値は負荷によって変動します。バッテリーが減っているときはPCの動作+充電の電流が乗っかって、高めの値が出るようでした。
↑電力は同じ理由で、充電中は30Wちょっとまで上がりましたが、充電が終わると18W程度で落ち着いていました。本体の充電器が19W程度なので、まあそんなものなのかなと思いました。
という事で、表示機能付きPDケーブルのおかげで意外な事実が色々と分かってなかなか面白かったです。
今後とも、計測器兼普段使いのの充電ケーブルとして活躍してもらおうと思います。
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