先日、たまたまネットで上野樹里さん主演の映画の情報を見つけ、目を通していたのですが、大変興味深い内容でしたので、投稿させていただきました。この映画はパリュスあや子さんによる小説が原作となっており、小説と映画の内容は少し違うのですが、小説の方もまず読んでみたいと思うものです。
映画の内容は、上野樹里さんが主演、林遣都さんが共演されてまして、紛争のためにある故郷を追われた惑星難民Xは、人間にそっくりな姿になることができる細胞体で難民として地球にやってきた。やがてこの生命体が地球にあふれ、人々はこのXの存在に対して不安を感じ、誰がXなのか見つけ出そうとする。そこで林遣都さん演じる週刊誌の記者が自分を売り込むために躍起になってこのXの正体を調査する。そこでコンビニと宝くじ売り場でバイトをしながら、あまり社会、人と交流を持たない上野樹里さん演じる良子と出会い、良子はXなのではないかと疑念を持ち、林遣都さんは自分の正体を隠して、良子に近づくこととなる。しかし、林遣都さんは週刊誌の記事のために近づいたものの、良子との距離が縮まるにつれて良子を女性として愛情をもつようになり、本心はXの正体をあばきたいという気持ちと良子に対する愛情のはざまの中で葛藤していく。そんなことも知らずに良子の方もそれを受け入れることとなり、二人はしだいに男女の関係になっていく。
この作品は、Xという正体不明の生命体が地球に難民としてやって来るわけですが、この世界でも移民、難民の問題があり、特に日本はこの問題に対して消極的な態度をとっている。他国のように受け入れることでさまざな問題、想定していなかった問題も発生する可能性もあり、この問題については様々な考え方があるものと思います。そういった問題について、私たちも考えるいいきっかけの一つになるのではないでしょうか。また、この映画の中で、Xではないかと疑惑のかかったものを追い詰めいく様、疑惑がかかることで、この世界で生きづらくなっていく様など、考えさせられるものと思います。
この作品は12月1日から上映されることですので、筆者も時間を作って映画館に足を運びたいと思える作品ではないかと感じました。もし興味が湧きましたら、ネットで隣人Xと検索しましたら、オフィシャルのホームページなどがすぐに見つかるので、見てみてください。