先日あるテレビで、この世界で人間が定住する地域で最も寒い場所は?という番組がありまして、興味深々で見ていたのですが、そこはロシアのサハ共和国という場所のオイミャコンという地区で、北極圏にほど近い場所です。1年の6割、7割が冬で世界で最も寒い定住地として知られているようです。(私は初めて知りましたが)これまでの最低気温はマイナス71、2度を記録した極寒どころではない地域のようです。通常で冬の時期はマイナス50度が当たり前ということが驚きですよね。本当にそんな場所で人間が生活できるのか疑問でした。見ていると、そこでの人々の生活が紹介され、驚きの連続でした。まず一つ目は、洗濯物は外に干すのですが、当然、外に干すと一瞬で凍り付きます。しかし、瞬間冷凍されるため、洗濯物の水分がすべて凍り、それを払い落とせば、洗濯物は乾いているというから、また驚きです。(ということは、干している時間はきっと短時間なんでしょうか)次に、マイナス50度なので、様々な菌も生存することができないことから、ウィルスも蔓延しない=体調を崩さない(風邪も引かないということなんでしょう)。ただ必ず、人間が生きていく上で必要な水はどうしているのでしょうか?当然、マイナス50度だと水道管は凍結してしまいます。(この日本ですら、水道管が凍結して、破裂などの事故がありますよね)よって、水道管はありません。では水の調達はどうしているのでしょうか?それは、村に給水車が定期的に来て、水を得ているようです。
このような我々から見ると、決して恵まれた環境とは言えない地域で人々は暮らし、生きることで、地域住民の人々の繋がりは強固となり、我々が忘れかけている思いやり、助け合いという絆がとても強く、また強くないと生きていけないということでした。確かに、お隣りにどんな人が住んでいるのか、どんな家族なのかもわからないという我々の現代の生活においては、学ぶべきものがたくさんあると気づかされました。日本は、この地のように、助け合わなければ生きていけないという過酷な地域ではないですが、気づかない内に人から助けられていたりするものです。ちょっと、自分の生活や考え方に向き合ういいきっかけになったような気がします。もし興味がありましたら、オイミャコンとネットで検索すれば、いろんな情報が入手できるので、見てみてください。ではでは・・・。