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2016年12月07日

抗精神病薬の知識整理

研修も2年目の12月。指導医にかなりのことを任され、完全に外来(主に救急)対応から家族へのIC、入院手続き、書類の作成、治療法の決定から退院まで一人で任されることが増えてきました。

いろんな患者さんをみるたびに、今まで何となくやっていたことをもう少し深く掘り下げて考えるようになり大変勉強になります。

今回はせん妄患者に用いることのある抗精神病薬についてまとめてみました。内科医の目線で、自分の持ち患者にどう対応するかという視点で作ってありますので内容の薄っぺらいところもありますし、普段見かけない薬剤については省いてあります。

抗精神病薬
・睡眠には至らないものの、幻覚妄想、興奮を鎮静する薬剤
・ドパミンD2受容体遮断作用

初期の第一世代と新規の第二世代がある
・第二世代の方が穏やかにドパミンD2受容体を遮断するため、指摘投与量の幅が広く、錐体外路症状の副作用が生じにくい。ただし一部体重増加をきたしやすいものもある。

〇第一世代:
・ハロペリドール:セレネースレジスタードマーク・・・古くから使用される基本の抗精神病薬。唯一、静脈内投与できる。抗幻覚妄想作用は強いが錐体外路症状も出やすい。術後せん妄にも用いることがある。

・クロルプロマジン:ウインタミンレジスタードマークコントミンレジスタードマーク・・・適応症が幅広い。抗ヒスタミン作用があり、催眠効果を期待して使用することも。

その他、レボメプロマジン、ゾテピンなど


〇第二世代
・リスペリドン:リスパダールレジスタードマーク・・・第二世代の基本。液剤、持効性注射など剤型が豊富。第二世代の中では錐体外路症状、高プロラクチン血症の副作用を生じやすい。頓服薬として選択することも多く、せん妄患者にも用いることが多い。

・オランザピン:ジプレキサレジスタードマーク・・・糖尿病患者に禁忌。ステロイド使用中の場合にも注意。食欲増進、体重増加の副作用もあり、定期的に血液検査を。第二世代の中では鎮静作用に優れる。作用時間長く1日1回でも可能。ザイディスレジスタードマークなら飲み込まなくてもよい。

・クエチアピン:セロクエルレジスタードマーク・・・糖尿病患者に禁忌。ステロイド使用中の場合にも注意。食欲増進、体重増加の副作用もあり、定期的に血液検査を。鎮静作用に優れる。1日2.3回の内服の必要があるが用量の幅があり、少量で不眠症やせん妄に対する治療の用いることも多い。錐体外路症状、高プロラクチン血症の出現が少ない。

・アリピプラゾール:エビリファイレジスタードマーク・・・日本で開発された。用量調節が難しく、開始する際は専門医へのコンサルトが望ましい。

その他ベロスピロン、ブロナンセリン、クロザピンなど。



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