2011年11月16日
【中国】ATMから偽札、銀行側は真っ向から否定
中国は四大国有銀行に、中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行、中国農業銀行があり、建物の構造は日本の銀行よりも立派で、洗練された造りの店舗が目立ちます。
中国の銀行は、2005年10月27日に中国の四大国有銀行として初めて中国建設銀行が香港証券取引所に上場して以降、中国銀行と中国工商銀行は2006年に、中国農業銀行も2010年に株式上場しました。
以前と比べ資金も集まり、リストラの効果もあって、不良債権比率は中国農業銀行をのぞき1.5パーセント台まで減少し、預金金利も日本の銀行に比べ高金利です。
また、繁華街の銀行なら土日でも夕方5時まで開けていますので、利便性もあります。
さらにATM(現金自動預払機)は、北京や上海の大都市に限らず地方都市部でも24時間利用できます。そしてキャッシュカードやクレジットカードで外貨両替をすることも可能で、 換金したい通貨を指定して出金できる便利な設備を備えています。
まさに世界に通じるサービスの向上と、金融市場でも信頼を得ている中国の銀行ですが、そのATMから偽札が出てきたという訴えがネットユーザーの間で広まっています。
2007年5月、広東省広州市で中国農業銀行のATMで、男性が5000元を引き出したところ、 20枚の100元札の偽札が混ざっていたそうです。
すぐに銀行にかけ合いましたが「ATMで偽札が出てくる可能性はゼロに近い」と説明され、「窓口を離れた後の申し出には応じられない」と、取り換えてはくれなかったのです。
銀行のからんだ偽札事件は、あとを絶たず、「会社から支払われた給与が従業員全員に偽札で支払われ、会社も銀行から受け取った紙幣で支払ったため被害を被った」ということまで起きています。
中国では偽札事件は日常茶飯事で、露天商などでお釣りを受け取る際には、その場で真贋を確かめる必要があります。スーパーなどではレジ店員が受け取った紙幣を指先でチェックしている光景が見られます。
しかし、銀行のATMで出金した紙幣に偽札があるとなると、もはや中国紙幣の信頼性にも疑問を抱き、銀行の弱体化、中国経済の成長に陰りを感じさせる問題につながるのではないかと懸念を感じます。
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関連記事も以下に掲載
中国の銀行は、2005年10月27日に中国の四大国有銀行として初めて中国建設銀行が香港証券取引所に上場して以降、中国銀行と中国工商銀行は2006年に、中国農業銀行も2010年に株式上場しました。
以前と比べ資金も集まり、リストラの効果もあって、不良債権比率は中国農業銀行をのぞき1.5パーセント台まで減少し、預金金利も日本の銀行に比べ高金利です。
また、繁華街の銀行なら土日でも夕方5時まで開けていますので、利便性もあります。
さらにATM(現金自動預払機)は、北京や上海の大都市に限らず地方都市部でも24時間利用できます。そしてキャッシュカードやクレジットカードで外貨両替をすることも可能で、 換金したい通貨を指定して出金できる便利な設備を備えています。
まさに世界に通じるサービスの向上と、金融市場でも信頼を得ている中国の銀行ですが、そのATMから偽札が出てきたという訴えがネットユーザーの間で広まっています。
2007年5月、広東省広州市で中国農業銀行のATMで、男性が5000元を引き出したところ、 20枚の100元札の偽札が混ざっていたそうです。
すぐに銀行にかけ合いましたが「ATMで偽札が出てくる可能性はゼロに近い」と説明され、「窓口を離れた後の申し出には応じられない」と、取り換えてはくれなかったのです。
銀行のからんだ偽札事件は、あとを絶たず、「会社から支払われた給与が従業員全員に偽札で支払われ、会社も銀行から受け取った紙幣で支払ったため被害を被った」ということまで起きています。
中国では偽札事件は日常茶飯事で、露天商などでお釣りを受け取る際には、その場で真贋を確かめる必要があります。スーパーなどではレジ店員が受け取った紙幣を指先でチェックしている光景が見られます。
しかし、銀行のATMで出金した紙幣に偽札があるとなると、もはや中国紙幣の信頼性にも疑問を抱き、銀行の弱体化、中国経済の成長に陰りを感じさせる問題につながるのではないかと懸念を感じます。
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「銀行の自動預け払い機(ATM)で下ろしたお金が偽札だった」とミニブログを通じて訴えるネットユー ザーが最近中国で相次いでいる。それに対して、偽札が出てきたとされた、中国交通銀行のATM機現金センターは20日、ATM機の中に偽札があることはありえないとし、ネットユーザーの偽札は恐らくすり替えられたものとの見方を示した。中国のタブロイド紙「新京報」が報じた。
▽ATMから偽札4枚が出て来たとするネットユーザー
番号が「KM」で始まる100元の偽札4枚を発見した中国のあるネットユーザーは20日、同札は11日夜、交通銀行北京東直門支店のATM機で下ろした500元のうちの4枚で、下ろした後、財布に入れてタクシーで家に帰ったと主張。同ユーザーは「タクシーの運転手にお金を払う時に『このお札は新し過ぎるから、古いのに変えてほしい』と言われ、下ろしたお金がおかしいことに初めて気づいた。家に帰って見てみると、同じ番号の札2枚を発見した」としている。
さらに同ユーザーは、銀行に行って交渉したが、この偽札がATM機から出てきたものとする証拠がなく、家に帰る途中ですり替えられたのではないかと疑われたとつぶやいている。
このつぶやきを、ミニブログ上で何千人ものネットユーザーらが転送しており、同じような経験を
したことがあるとする多くのユーザーから、ほかの銀行のATM機でも偽札が出てきたことがあるとの声が上がっている。
多くのネットユーザーが投稿している偽札は、札の番号が「KM」で始まり、「21、22、23」で終わり、共通して、下ろしたばかりの時に確認しておらず、後で銀行に問い合わせると、ATM機から出てきたものとの証拠がないと追い返されている。
▽ATM機への現金出し入れは厳重に監視されている
多くのネットユーザーがつかまされたとする「KM」で始まる偽札に関して、交通銀行北京東直門支店のホール責任者は「『KM』で始まる札は全部偽札」と指摘。
同銀行の現金センターの業務責任者は20日、ATM機から偽札が出てくる事はありえないとし、「現金を銀行からATM機に移す、あるいは取り出す全行程で、現金は『ロックカード』をかけて金庫の中に入れられており、途中で誰かが開けたりすることは絶対に許されない。スタッフが現金を金庫に入れる際も、二人が監視しているところで作業が行われ、枚数調べ、偽札調べも精密な機械で行われる。
さらに、今のATM機は現金が出てくる時にも、偽札の鑑定を行うので、ATM機から偽札が出てくることは100%ありえない」と銀行に落ち度はないことを強調。
同責任者は「20年銀行業に携わっている中で、ATM機から偽札が出て来たとの訴えも確かにあったが、全部誤解だった」とし、大半がお金を下ろした後で、タクシーに乗ったり、買い物をしたりする過程で、すり替えられた可能性が高いと指摘した。(編集KN)
ソース:人民網日本語版 2011年10月21日 16:17
▽ATMから偽札4枚が出て来たとするネットユーザー
番号が「KM」で始まる100元の偽札4枚を発見した中国のあるネットユーザーは20日、同札は11日夜、交通銀行北京東直門支店のATM機で下ろした500元のうちの4枚で、下ろした後、財布に入れてタクシーで家に帰ったと主張。同ユーザーは「タクシーの運転手にお金を払う時に『このお札は新し過ぎるから、古いのに変えてほしい』と言われ、下ろしたお金がおかしいことに初めて気づいた。家に帰って見てみると、同じ番号の札2枚を発見した」としている。
さらに同ユーザーは、銀行に行って交渉したが、この偽札がATM機から出てきたものとする証拠がなく、家に帰る途中ですり替えられたのではないかと疑われたとつぶやいている。
このつぶやきを、ミニブログ上で何千人ものネットユーザーらが転送しており、同じような経験を
したことがあるとする多くのユーザーから、ほかの銀行のATM機でも偽札が出てきたことがあるとの声が上がっている。
多くのネットユーザーが投稿している偽札は、札の番号が「KM」で始まり、「21、22、23」で終わり、共通して、下ろしたばかりの時に確認しておらず、後で銀行に問い合わせると、ATM機から出てきたものとの証拠がないと追い返されている。
▽ATM機への現金出し入れは厳重に監視されている
多くのネットユーザーがつかまされたとする「KM」で始まる偽札に関して、交通銀行北京東直門支店のホール責任者は「『KM』で始まる札は全部偽札」と指摘。
同銀行の現金センターの業務責任者は20日、ATM機から偽札が出てくる事はありえないとし、「現金を銀行からATM機に移す、あるいは取り出す全行程で、現金は『ロックカード』をかけて金庫の中に入れられており、途中で誰かが開けたりすることは絶対に許されない。スタッフが現金を金庫に入れる際も、二人が監視しているところで作業が行われ、枚数調べ、偽札調べも精密な機械で行われる。
さらに、今のATM機は現金が出てくる時にも、偽札の鑑定を行うので、ATM機から偽札が出てくることは100%ありえない」と銀行に落ち度はないことを強調。
同責任者は「20年銀行業に携わっている中で、ATM機から偽札が出て来たとの訴えも確かにあったが、全部誤解だった」とし、大半がお金を下ろした後で、タクシーに乗ったり、買い物をしたりする過程で、すり替えられた可能性が高いと指摘した。(編集KN)
ソース:人民網日本語版 2011年10月21日 16:17
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