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2020年11月01日

UP or OUTやカウンセリングアウトが怖いと思うなら景気循環のタイミングを見よう

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絶賛迷走中のなたりんです。
今日は、コンサルタント業界に就職・転職を考えている人に向けた記事。あるいは、コンサルタントになって年数の浅い方向け。

このブログの人気記事第二位は、Up or Out(アップオアアウト)について。
この記事を求めてくる人はおそらく、同業他社とか 業界の事情が分かっている方ではないと思う。
Up or Outやカウンセリングアウトが不安で、他に情報源がなくて、検索を思わずしてしまった方。

人気記事第一位とこの第二位だけ突出してアクセス数が高いので、そんな想像をしている。
そんなわけで、今日はUp or Outについての続編でいく。


 結論から言うと、Up or Outやカウンセリングアウトが心配だけれどコンサルティング・ファームの高給は魅力的、でもやっぱり心配。リスクはとりたくない…と思う人は、景気の良いタイミングをはかって総合系ファームに入るのが良いと思う。
とにかく人数の多いファーム。それも従業員数がどんどん増えているとよい。
もし景気のタイミングと、自分の年齢(30歳まで)が合わなければ、ご縁がなかったと思った方がいい。

なんでかというと、Up or Outが厳密に運用できているコンサルティング・ファームは少ない。
それはすでに2014年にも感じていたし、今もなたりんは感じている。

以前、Up or Outについて で書いた通り、昇進枠はなんだかんだ言っても、そのコンサルティング・ファームの事業が拡大しているか。が大きく影響する。
コンサルティング・ファームは「何人を何か月貸すのでいくらください」というモデルだ。
人の数がまずあって、事業の拡大があるから、事業が拡大している間は人を辞めさせられない。
セクハラをしたら外資は一発outだが、本当にそういった問題行動を起こさなければ、会社にいられる。会社に何年かいれば、昇格する。正に、エスカレーターだ。

このエスカレーター。たまに故障する。
突発的に、しかも結構甚大な範囲で。
例えば2008年のリーマンショックだったり、今回のコロナ禍であったり。

隠れていたoutが顔を出す。
今回、ちょっと怖いなと思うのが、リーマンの時と違ってオフィスに誰もいない間に、outが進行している可能性があること。リーマンショックの時に比べて「あれ、あの人がいない…」が見えにくい。

このあたりの業界の話は、googleでUp or Outと検索するだけだと探しにくいのだけれど、シニア層が感じている現実がweb上で対話されている不思議。


この5年10年継続的に景気が良く、パフォーマンスにあまり関係なく常に入れるプロジェクトがあり、プロジェクトを選べる立場にあることが多かった人がコンサルティング業界の8割くらいを占めてる
(中略)
本当の不況に突入すると、コンサルティング会社はオフィスの稼働率が2割、人によっては半年まともなプロジェクトには入れない

https://twitter.com/lcl_lf/status/1232639702039064577

日本のコンサル業界史上初めて、これだけ「脂肪」を付けた状態で景気後退局面、しかも急激なものに突入する可能性が高い。 今のマネジャー以下は本当のファームの厳しさを知らない人が多い。現実に直面して何を感じるのか。


https://twitter.com/KogureTakashi/status/1232642707564068864


暇になってラッキーと思うかもしれないけれど、この「半年まともなプロジェクトには入れない」は、不況下においては「脂肪」扱い。outを示唆している。そんな内情をなんでtwitterに…?と思うかもしれないけれど、”今のマネジャー以下は本当のファームの厳しさを知らない”の文脈を読めたら、この業界の仕組みがわかる。

つなぎ合わせると、こういうことだと推定できる。
この5年10年継続的に景気が良く、パフォーマンスにあまり関係なくupさせ、outする仕組みにしていた。だから、マネージャーは、マネージャー以下に対して、プロフェッショナルとしてのパフォーマンスを要求してこなかった。今回、コロナ禍でoutになる人は、単にファームで相対的に評価が低かったという現実だけでなく、転職市場における価値も自己認識ほど高くないという現実に直面するかもしれない。

期限が限られている中で転職するだけでも大変なのに、
経営人材を探している事業会社のトップからも『◯◯(社名)の2軍は勘弁して』と言われることもあります。

https://style.nikkei.com/article/DGXMZO50766310Y9A001C1000000/


なんてこともありうるのだ。

そういう仕組みを説明しないのが、今のコンサルティング・ファーム。それはさすがに…という人が、ファームの中では言えないけれど、あまりに気になるのでtwitterでこっそり発信をして、当事者が気づいてくれるように祈っている。



今からコンサルティング・ファームを狙っている人は、この波が過ぎ、景気が循環して、再びファームが拡大するタイミングを狙ってほしい。淘汰の後、上には必ず優秀な先輩がいることが保証され、かつ、人手不足なので非常に大事にされながらエスカレーターに乗ることができるボーナスタイムが必ず来る。
見るべきは、景気循環のタイミング。


今コンサルティング・ファームにいるマネージャー以下の人は、転職エージェントと話してみることをおすすめする。
それも、コンサルティング・ファームの特化をうたっているエージェントを選んで相談してほしい。正直、ギリギリまで 「基本的に問題無いけど、これが出来ると更に良いね」しか言わない社内のフィードバック【だけ】に頼るのはギャンブルに近い。コンサルティング・ファームの人は転職エージェントと付き合いがあることを咎められることはないので、自分の市場価値を知っておくことはノーリスク。



転職について考えてみるについては、
2日間 @コンサル×転職について考えた 未経験からコンサルに転職する前に考えたほうがいいこと
2日間 Aコンサル×転職について考えた コンサルを卒業する準備をすると社内の泳ぎ方が変わる


の方をみてほしい。
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