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2020年10月24日

2日間 @コンサル×転職について考えた 未経験からコンサルに転職する前に考えたほうがいいこと

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今日から2日連続で、転職について書いてみる。
絶賛迷走中だろうが、コンサル業界にいると完全に無縁ではいられない二文字「転職」

転職して入ってくる人も多い業界で、転職して出ていく人も多い業界なので、忌避感は全くない。
ちょうど、「コンサルに転職するのに興味があるんだけどどう思う?」と知り合いに言われたのと、コンサルを卒業していった人と話す機会があったのが重なって色々考えたので、
@未経験からコンサルに転職する前に考えたほうがいいこと
Aコンサルを卒業する準備をすると社内の泳ぎ方が変わる
にトピックを分けて整理してみた。

@未経験からコンサルに転職する前に考えたほうがいいこと



 
A. 1つの業界の経験が15年以上 or 難関試験の士業での実務経験があるなら、コンサル転職後勝ち組コースが存在する場合がある
 入社前から勝ち組コースの、三顧の礼を持って迎えられる人たちがいる。
 新しく始めたい専門性の高いプロジェクトにおいて、とにかく専門性を武器にプロジェクトにいてほしい人だ。とにかく「居て」くれることが大事なので、コンサル特有のスキルがなくても何の問題もない。上司になるか部下になるかはどのクラスで入社されるかに依存するが、社歴の長い無難なマネージャーをサポート役として会社が用意してくれるので、その人と仲良くやっていければ問題ない。
 「辞めさせないように、サポートするように」パートナークラスからマネージャークラスに再三お達しが行く場合すらある。

 1つめのプロジェクトがうまくいけば、その実績を持って同業他社に類似プロジェクトを売りに行くことを見込んでいるので、注目プロジェクトを担当し続けることになる。入社してすぐに盤石の地位を築ける。
 プロジェクトを開始したいタイミングの事情もあるし、会社側主催のセミナーでそんな勝ち組の方を見たことがないので、水面下の非公開求人で探されているはずだ。
 自分の専門性に自信があるなら、そういう求人が流れてくるかもしれない可能性を考慮して、コンサル業界に縁の深い転職エージェントにとりあえず登録をしておく。のはよいと思う。

↓例えばこういうところ。




B. 現職でコンサルタントを使っている人は、リアルに想像してほしい
 特に、コンサルを現職で使ったことがあって、「コンサルに転職しようかな」と思う方は、自分たちがどういうコンサルの使い方をしているか、を考えるのが良いと思う。
 コンサルティング・ファームも色々特徴があるので、普段接しているファームと全く違う会社への転職を検討する場合は、注意してほしい。

 ただ、現実として、20代〜30代前半で マネージャーより下のクラスで入社すると、自分で資料を作る作業からは逃げられない。
 要望を出したときの対応速度であったり、内容の質であったり、分量であったり。資料になってクライアントの手に渡るのは、本当に整理された氷山の一角なので、どんなに少なく見積もってもその倍の分量の調べものや資料整理等を、コンサルタントが担っている。パートナーが口頭で補足してうまくスコープをコントロールしてくれることもあるが、それでもある程度は作業が残る。それを自分が2-3人に分身したらできるか? と考えたとき、余裕なのか厳しいのか。
 マネージャーより下のクラスは、現職と全く違う業界のプロジェクトに配属されることも珍しくないから、そうなると業界の事情を理解するのにさらに時間がかかって、1.5倍ぐらい負荷が増える。それで余裕なのか厳しいのか。
 
 厳しい。と感じても、努力して身につければいいか。と思えるなら大丈夫。
 ただ、コンサルティング・ファームの中に仕事を超効率化する魔法のような機械やトレーニング・プログラムがあって、コンサルティング・ファームに就職すると自動で仕事が楽になって、給料が上がる。という仕組みは残念ながらありません。



C.リファーラル制度でコンサルティング・ファームに紹介してくれる友人をどれだけ多く見つけられるか
 最近流行りのリファーラル制度。リファーラル制度を通じての転職は定着率が高いとか。

 とはいえ、この項でお話ししたいのは、実際に、リファーラル制度でコンサルティング・ファームに転職せよ。という意味ではない。
 もし、転職を希望するコンサルティング・ファームにリファーラル制度があった場合、自分からそのコンサルティング・ファームに在籍中の知人(もしくは知人つうじて在籍者)にどれだけアクセスできるか。
 これは2つの観点で、「そのコンサルティング・ファームに自分が合っているか」を考える尺度になりうるので、考えてみてほしい。

 1つは、類は友を呼ぶというが、自分とある程度近い感覚を持った人が多く転職先のコンサルティング・ファームにいるのかどうか。この感覚は、入社後のスタートダッシュにおいて、侮れない。リファーラル制度を通じての転職は定着率が高いというのは、このあたりの要因が絡んでいると思う。

 もう1つが、人脈を使う時の自分の行動力。これが低いと、コンサルティング・ファーム内で躓いたときのリカバリに本当に苦労する。
 単純に転職直後で、ファーム内で全く知名度がない中、タイミングによっては配属されるプロジェクトが見つからないことがある。その時、近々人を募集するプロジェクトはありませんか。というメールを方々に送るような社内営業ができる人の方が、絶対に早く、プロジェクトが決まる。
 配属されたプロジェクトで何か納得がいかないことが生じたとき、コンサルティング・ファームの事情を理解したうえで、客観的な意見を求めたり、アドバイスをもらう社内人脈も重要だったりする。そういう動きを一切、絶対にしたくない! という人でなければ、なんだかんだでどうにかなる。



番外.コンサルに転職したいとき、転職エージェントはどこがいいのか。と聞くより登録して面談した方がはやい。 
 コンサルティング・ファーム在籍 = 転職のプロというわけではないので、どのエージェントがいいのかは、なたりんも知人に聞かれて困った。
 使ったことのあるエージェントさんはわかるが、比較検討したことがない。

 これは、転職コンサル(転職エージェントと異なり、求職者からお金をもらって転職のアドバイスをするビジネスモデル)をしている知人に聞いた話なのだが、
 転職エージェントは会社の特性だけでなく、個人差も大きく、相性の問題もあるとか。一概にどのエージェントがいいというのは難しいという。
 「まずは、【転職エージェント 業界名等の条件】でググって総当たり戦するのが確実」 と言い切られた。
 エージェントさんとのご縁によって、その後長くお付き合いするか、フェードアウトするかは自分で判断していいとのこと。

 リファーラルの話で書いた通り、コンサルは人と話す行動力も必要。なので、この話は大事だなと思って番外編に書いてみた。
 
 行動力、大事。
 そのうちの一歩として、なたりんが登録していたことがあるエージェント(コンサルに強みあり)をひとつあげて前半記事を終える。
 


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