アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog

2014年04月24日

どんな企業がコンサルタントを雇うのか

コンサルタントは高い。
けれど、その高いコンサルタントを使う企業は存在する。しかも、コンサルティングの契約は必ずしも長くなくてせいぜい数ヶ月単位だというのに、おつきあいとしては結構長い、つまり繰り返し契約を結ぶ企業も存在する。

今回は、コンサルティング・ファームではなく、コンサルタントを雇う会社側について書いてみたい。
コンサルタントを雇うのはどんな会社なのか。

経営資源の三大要素@人A物Bカネから考えてみる。
ちなみに、経営資源要素というと最近は人・物・カネ・情報・時間まで入ることがあるらしいが、そんなにたくさん書くことが出てこない気がするので3つで。

@人
何か経営で困ったことがあったとき、それを解決できる人材がいなかった!とい言うときにコンサルが活躍する。凄く当たり前の答えだ。
では、なぜ、その経営課題を解決できる人がいないのか?

まず、考えられる原因の一つは、「そもそも本気で解決したいと思っていない」から、というのが上げられる。
「何となく問題だと思うけれど、業績は悪くないし、真剣に考えるのは面倒くさい」
企業のリーダーがそんな感じだったら、誰も一生懸命その問題の原因を探したり、解決に走り回ったりしない。そうこうしているうちに、そもそも、何が問題なのかわからなくなってしまう。
社長の任期があと何年・・・のような状況では、こういう現象が起こりやすい。日本の社長の任期は長くて6年、短ければ3〜4年程度(http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1312/09/news006_3.html)なので、何年かごとにそういう状態に陥るのではないかと思う。何度もそんな経験をしているうちに、社員の方も「通常業務をこなしてから、少しでも時間を捻出して課題解決に充てるぞ!」なんて言うほどのやる気はなくなってしまう。
その点、コンサルは成果にコミットしなければいけないから、必死にやる。やる気の違いが結局、経営課題解決力を持つか持たないかの違いになっているように思う。


さて、本気で経営課題を解決したくても、その解決方法を知っている人が都合よく社内にいることはない。そもそも、そんなに都合よく社内に人材がいたら、たぶんその経営課題はとっくに解決済みで、課題として存在していないはずだ。
下手をすればゼロベースから解決方法を考え出す必要が生じるのだが、そのためには自分の置かれている状況や、世の中で言われている解決方法を調べて理解する必要がある。

コンサルティング・ファームは顧客情報を公表しないので、ここからは完全に私の印象だけれど、社内に課題解決力の高い人材を抱えられない企業というのは、規模の大きい有名企業であっても、優秀な人の就職先としては人気がない。
日常生活ではよく聞く企業だけど、新卒の東大就職人気ランキングでは名前があがってこず、コンサルタントの転職先としても話題にならない企業だ。
規模が大きいのでお金はそれなりにあるのだけれど、新卒採用で出遅れ、中途でも尖った人材を確保出来ず、コンサルタントを雇うという流れなのではと思っている。


A物
戦略コンサルタントは物を作るわけではないので、物が足りないから戦略コンサルと契約する、という話は考えにくい。
経営課題解決の方向は見えているけれど、実行するための基盤がないという意味で「物がない」のなら、パッケージ化された方法論(大抵はシステム開発付)を売り込む、専門分野のコンサルタントに話が行くと思う。


Bカネ
企業は財務情報で評価される。なので、P/Lのお化粧が重要だったりする。
人件費は固定費になるが、コンサル料は変動費になる。なので、極端な話をすれば、同じ人間を雇うならコンサルの方がいいという会社もある。
自社の社員として雇ってしまうと、なかなか解雇が難しいという面があるので、固定費の調整弁として外部のコンサルを使うのは実際にある話だ。




以上、3つを書き出して気付いたのだが、働きたい業界と働き方によって、コンサルティング・ファームに就職べきか、働きたい業界に直接就職すべきかは決まってくる。
そもそも業界によってコンサルタントの需要が少なそうな人気業界(たとえば総合商社)は、何とか新卒で潜り込まないと、中途はもっと転職しにくそうだ。
ただ、働きたい業界があまり人気がなければ、コンサルタントを経由するか直接就職するかは考えた方がよい。
その業界が年功序列で堅実でそこそこワーク・ライフ・バランスもとれて、という環境だとする。スロースタート、スローライフがいいなら、迷わず直接就職だ。
でも、もっと若いうちはたくさん働いて早く同期と差を広げたいと思ってた場合、すこしその業界の環境にじれったさを感じるかもしれない。それなら、コンサルタントになって、その業界の企業のコンサルティングをして早く成長するというのもありだと思う。

さてと。今日はここまで。
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/2365351
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
検索
リンク集
↓ランキングに登録しています。 個人的に気になるブログ記事は、個別にトラックバックしてご紹介したいと思っていますが、同じような属性のブログをもっとお探しなら、ランキングからいいブログを探せるかもしれません。 にほんブログ村 の方がオススメです。
プロフィール
なたりんさんの画像
なたりん
プロフィール
<< 2020年11月 >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最新記事
カテゴリアーカイブ
最新コメント
私がブログを書く理由 by 春田 (06/13)
タグクラウド
ファン
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。