2014年04月28日
女性コンサルタントの立ち位置
ダイバーシティ・マネジメントについて先日書いた(https://fanblogs.jp/natalinlin/archive/31/0)ので、本日はダイバーシティ化の進む(?)コンサルティング業界について書いてみる。
ダイバーシティの中でも、外資系コンサルティング・ファームだと、そもそも外国で働く・外国人と働くは当たり前のファームばかりだと思うので、今日の話題は女性限定にする。
戦略コンサルタント職の女性は少ない。毎年コンスタントに採用されているが元の割合が少ないうえに男性より離職率が高いらしく、下を見るとあれ、結構人数居るじゃない?になるが、上を見るとああ、○○さんの上はもう××さんになるのか、という感じでぽーんっと誰もいない世代があったりする。
そういうわけでサンプルは少ないが、女性コンサルタントから見た女性コンサルタント立ち位置は以下の通り。
@マーケティング要員
プロジェクトのテーマが曖昧なものだと、チームのメンバーも多様化させた方がいい成果物になる場合がある。
特に、女性向け商材を扱うのお客さんからの依頼の場合は、若い女性コンサルタントを入れる場合が多い。
積極的にダイバーシティを取り入れている点では評価できるが、期待されているのはリサーチの勘所であることが多く、コンサルタントとしてのスキルが伸びない・・・と悩むコンサルタントもいる。
A真のグローバル人材
学生時代の留学を含めて、海外経験の長いコンサルタントは、性別関係なく重宝される。特にマイナーな国だと、やはりその国の勘所をわかっている人が少ないので、運が良ければ引っ張りだこ。「大体において、タフな人が多いので、その点で国内のプロジェクトであっても安心というイメージがある」とは、とある男性コンサルタントの言。
Bおっさんキャラ
社歴の長い女性コンサルタントは、このタイプが多いように思う。
男性と同じ仕事をするだけでなく、食事や趣味が周囲の男性コンサルタント同じで、仕事外の部分でも周囲と一緒に行動している。見た目はとても女性的に装っている人が多いが、男性コンサルタントからは「あいつはおっさんだから」という認識をされ、現場では遠慮ない意見交換ができている様子。ただし、社内政治の話になるとまず名前を聞くことはない。
C広告塔
プロジェクト以外に、社内の女性活用の活動や採用活動によく引っ張り出されている人。社内で本当によく名前を聞く。目立つせいか、パートナークラスの人とつながりが深い一方、「対外的に女性が活躍しています、というために残されている使えない人」と男性陣に陰口を叩かれている。
周囲を見ると、若手の時は@Aで働き、中堅以上になるところでABCに立ち位置を変える必要があるようだった。
若手時代からAで通してきた場合は、そのまま海外オフィスへ行ってしまうので、実質、日本国内の女性コンサルタントはB現場に埋没しておっさん化、C女性を武器に敢えて矢面に立つの2通りしかなく、まだまだダイバーシティ道半ばというのが実情らしい。
先輩に言われたのは、「昔は女性の評価が高い=男性上司と・・・という噂が常に出ているものだった。女性採用数が増えてオフィスに女性を見かけない日は無くなって、コンプライアンス上も問題になって、流石にそんなそんな話は聞かなくなった」ということ。
思わず内心で、どれだけ昔の話だ、と思ってしまったが、よくよくその方の社歴を考えたら、そこまで昔というわけでもない。
これから女性コンサルタントの割合は増えていくだろうから、また数年の内に、上の立ち位置の分類も過去の物になると期待。
今日はここまで。
ダイバーシティの中でも、外資系コンサルティング・ファームだと、そもそも外国で働く・外国人と働くは当たり前のファームばかりだと思うので、今日の話題は女性限定にする。
戦略コンサルタント職の女性は少ない。毎年コンスタントに採用されているが元の割合が少ないうえに男性より離職率が高いらしく、下を見るとあれ、結構人数居るじゃない?になるが、上を見るとああ、○○さんの上はもう××さんになるのか、という感じでぽーんっと誰もいない世代があったりする。
そういうわけでサンプルは少ないが、女性コンサルタントから見た女性コンサルタント立ち位置は以下の通り。
@マーケティング要員
プロジェクトのテーマが曖昧なものだと、チームのメンバーも多様化させた方がいい成果物になる場合がある。
特に、女性向け商材を扱うのお客さんからの依頼の場合は、若い女性コンサルタントを入れる場合が多い。
積極的にダイバーシティを取り入れている点では評価できるが、期待されているのはリサーチの勘所であることが多く、コンサルタントとしてのスキルが伸びない・・・と悩むコンサルタントもいる。
A真のグローバル人材
学生時代の留学を含めて、海外経験の長いコンサルタントは、性別関係なく重宝される。特にマイナーな国だと、やはりその国の勘所をわかっている人が少ないので、運が良ければ引っ張りだこ。「大体において、タフな人が多いので、その点で国内のプロジェクトであっても安心というイメージがある」とは、とある男性コンサルタントの言。
Bおっさんキャラ
社歴の長い女性コンサルタントは、このタイプが多いように思う。
男性と同じ仕事をするだけでなく、食事や趣味が周囲の男性コンサルタント同じで、仕事外の部分でも周囲と一緒に行動している。見た目はとても女性的に装っている人が多いが、男性コンサルタントからは「あいつはおっさんだから」という認識をされ、現場では遠慮ない意見交換ができている様子。ただし、社内政治の話になるとまず名前を聞くことはない。
C広告塔
プロジェクト以外に、社内の女性活用の活動や採用活動によく引っ張り出されている人。社内で本当によく名前を聞く。目立つせいか、パートナークラスの人とつながりが深い一方、「対外的に女性が活躍しています、というために残されている使えない人」と男性陣に陰口を叩かれている。
周囲を見ると、若手の時は@Aで働き、中堅以上になるところでABCに立ち位置を変える必要があるようだった。
若手時代からAで通してきた場合は、そのまま海外オフィスへ行ってしまうので、実質、日本国内の女性コンサルタントはB現場に埋没しておっさん化、C女性を武器に敢えて矢面に立つの2通りしかなく、まだまだダイバーシティ道半ばというのが実情らしい。
先輩に言われたのは、「昔は女性の評価が高い=男性上司と・・・という噂が常に出ているものだった。女性採用数が増えてオフィスに女性を見かけない日は無くなって、コンプライアンス上も問題になって、流石にそんなそんな話は聞かなくなった」ということ。
思わず内心で、どれだけ昔の話だ、と思ってしまったが、よくよくその方の社歴を考えたら、そこまで昔というわけでもない。
これから女性コンサルタントの割合は増えていくだろうから、また数年の内に、上の立ち位置の分類も過去の物になると期待。
今日はここまで。
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