2012年10月31日
韓国語の発音についてその1
こんにちは。Junです。
なんとかここまで韓流ドラマのOSTの和訳とルビを
50曲ぐらい書いたので、
韓国語の発音の解説でもしようかと思います。
まず、
韓国語は日本人にとって易しい外国語と言われています。
果たして、そうなんでしょうか。
確かに文法は日本語と似ているので、
難しくなさそうに見えますが、
ただ発音は、
日本語よりだんぜん難しいです。
なので、初級で脱落してしまう人が多いです。
ある韓国人の学生さんに何度も質問されたことなのですが、
「日本語の「ん」と「っ」は韓国語のパッチムのどれに該当しますか」
ということです。
まず韓国語のパッチムというのは、
김치 (キムチ)という単語の ㅁ の部分のことです。
선생님 (先生)という単語の ㄴ ㅇ ㅁ の部分のことです。
폭발(爆発)という単語の ㄱ ㄹ の部分のことです。
これが日本人にとってとても難しいとされるところです。
先に結論から言うと、
「ん」は韓国語のパッチムの ㄴ ㅇ ㅁ です。
「っ」は韓国語のパッチムの ㅅ ㄱ ㅂ です。
どういうこと?
と思われるかもしれませんが、
日本語の「ん」や「っ」という音は3種類に分類できるんです。
でも、日本人にとっては「ん」は「ん、ん、ん」
どれも同じにしか感じられません。
ところが、
韓国語ではこれらはそれぞれ違う発音なんです。
先ほど例にあげた
先生という単語の発音は日本人が普通に聞くと、
「ソンセンニン」というふうに聞こえます。
韓国人が聞くと、
このみっつの「ン」はそれぞれ別の発音だと答えます。
初級の韓国語のテキスト、もしくは多々ある韓国語のブログでは
「ソンセンニム」というふうにしてあります。
「ム」と表記されているのは ㅁ パッチムです。
これは間違えて覚えてしまう人が圧倒的です。
「ム」って書いてありますが、
韓国人が言ってるのを聞いてみると、
決して「ム」と発音してないです。
また、他のテキストやブログなどでは
ㅁ パッチムの発音の表記を
「 m 」としてるところもあります。
これをどう読むか、人によって差が出てくると思います。
これも同様に「ム」と発音するのでしょか
もしくは他の発音なのでしょうか。
英語が分かる人にとっては簡単なことですよね。
ぼくのブログでは
ㅁ パッチムの発音の表記を
「ン」にしてあります。
ぼくは「ム」だとは思っていません。
色付きにしてありますが、
これは単に分かりやすくするためです。
K-POPの歌詞の上の発音の注意点というところにも
書いてあるとおり、
この ㅁ パッチムのあるところでは
「口を閉じながら「ン」と発音する」
そうすれば、自然に発音できてしまうはずです。
ではなぜ、「ム」と書いてあるのかと言ったら、
おそらく一番近い発音が
「ム」だと判断してしまったからなのかなあと。
ここで試してほしいことがあります。
キムチの発音は
「キンチ」になるのですが、
「ン」のところで必ず口を閉じることを意識しながら
「キンチ、キンチ、キンチ・・・」
と連続で発音してみてください。
どうでしょう。
「キンチ」と発音しているはずなのに、
それがなぜか
「キムチ」と発音しているような感じになっていませんか。
それこそ、本当の「キムチ」の韓国語の発音です。
単に口を閉じただけのことで、
発音がこうも大きく変わります。
こういうことは
実は、日本語の単語にも多々あることなんですよ。
たとえば、
「さんま」
「さんみ」
「にんむ」
「にんめい」
「ほんもう」
上にある日本語の「ん」はすべて
ㅁ パッチムです。
口を閉じなければ、絶対発音できないはずです。
ためしにやってみてください。
どうでしょう。
無理に口を開けた状態で発音しても
「さんあ」「さんい」「にんう」「にんえー」「ほんおー」と
かなり苦しい状態になってしまうはずです。
こういうふうに、ㅁ パッチムは
日本語の中にすでに浸透している音なんですよ。
なので、口の形を真似れば簡単にできてしまいます。
ちょっと不思議ですよね。^^
なんとかここまで韓流ドラマのOSTの和訳とルビを
50曲ぐらい書いたので、
韓国語の発音の解説でもしようかと思います。
まず、
韓国語は日本人にとって易しい外国語と言われています。
果たして、そうなんでしょうか。
確かに文法は日本語と似ているので、
難しくなさそうに見えますが、
ただ発音は、
日本語よりだんぜん難しいです。
なので、初級で脱落してしまう人が多いです。
ある韓国人の学生さんに何度も質問されたことなのですが、
「日本語の「ん」と「っ」は韓国語のパッチムのどれに該当しますか」
ということです。
まず韓国語のパッチムというのは、
김치 (キムチ)という単語の ㅁ の部分のことです。
선생님 (先生)という単語の ㄴ ㅇ ㅁ の部分のことです。
폭발(爆発)という単語の ㄱ ㄹ の部分のことです。
これが日本人にとってとても難しいとされるところです。
先に結論から言うと、
「ん」は韓国語のパッチムの ㄴ ㅇ ㅁ です。
「っ」は韓国語のパッチムの ㅅ ㄱ ㅂ です。
どういうこと?
と思われるかもしれませんが、
日本語の「ん」や「っ」という音は3種類に分類できるんです。
でも、日本人にとっては「ん」は「ん、ん、ん」
どれも同じにしか感じられません。
ところが、
韓国語ではこれらはそれぞれ違う発音なんです。
先ほど例にあげた
先生という単語の発音は日本人が普通に聞くと、
「ソンセンニン」というふうに聞こえます。
韓国人が聞くと、
このみっつの「ン」はそれぞれ別の発音だと答えます。
初級の韓国語のテキスト、もしくは多々ある韓国語のブログでは
「ソンセンニム」というふうにしてあります。
「ム」と表記されているのは ㅁ パッチムです。
これは間違えて覚えてしまう人が圧倒的です。
「ム」って書いてありますが、
韓国人が言ってるのを聞いてみると、
決して「ム」と発音してないです。
また、他のテキストやブログなどでは
ㅁ パッチムの発音の表記を
「 m 」としてるところもあります。
これをどう読むか、人によって差が出てくると思います。
これも同様に「ム」と発音するのでしょか
もしくは他の発音なのでしょうか。
英語が分かる人にとっては簡単なことですよね。
ぼくのブログでは
ㅁ パッチムの発音の表記を
「ン」にしてあります。
ぼくは「ム」だとは思っていません。
色付きにしてありますが、
これは単に分かりやすくするためです。
K-POPの歌詞の上の発音の注意点というところにも
書いてあるとおり、
この ㅁ パッチムのあるところでは
「口を閉じながら「ン」と発音する」
そうすれば、自然に発音できてしまうはずです。
ではなぜ、「ム」と書いてあるのかと言ったら、
おそらく一番近い発音が
「ム」だと判断してしまったからなのかなあと。
ここで試してほしいことがあります。
キムチの発音は
「キンチ」になるのですが、
「ン」のところで必ず口を閉じることを意識しながら
「キンチ、キンチ、キンチ・・・」
と連続で発音してみてください。
どうでしょう。
「キンチ」と発音しているはずなのに、
それがなぜか
「キムチ」と発音しているような感じになっていませんか。
それこそ、本当の「キムチ」の韓国語の発音です。
単に口を閉じただけのことで、
発音がこうも大きく変わります。
こういうことは
実は、日本語の単語にも多々あることなんですよ。
たとえば、
「さんま」
「さんみ」
「にんむ」
「にんめい」
「ほんもう」
上にある日本語の「ん」はすべて
ㅁ パッチムです。
口を閉じなければ、絶対発音できないはずです。
ためしにやってみてください。
どうでしょう。
無理に口を開けた状態で発音しても
「さんあ」「さんい」「にんう」「にんえー」「ほんおー」と
かなり苦しい状態になってしまうはずです。
こういうふうに、ㅁ パッチムは
日本語の中にすでに浸透している音なんですよ。
なので、口の形を真似れば簡単にできてしまいます。
ちょっと不思議ですよね。^^