最近、イカの話題が多くて物流面でのお話に触れていませんでした。
早速ですが、ヤマト運輸さんのサービス改定・料金改定宣言がメディアに取り上げられてから数カ月がたったと思いますが、追随してほかの運送会社さんも運賃改定に意欲的になっている兆候があります。
既に、改定運賃の提示を受けている荷主企業もいると思います。商談の席では「天下のヤマトさんだって・・・」みたいな話にもつかわれますし。
ここ最近までの間でも主に燃料、人件費などからの値上げがありましたが、ずーっと低迷していた運賃水準に、運送業の危機を感じずにはいられないというのも正直なところでした。
ヤマトさんの決断は勇気のある行動だったんではないかと思います。賛否ありますけど・・・。
私達消費者が生きていくための買物という行動は、身近にモノがやってくるから出来るのであって、それを運ぶ手段が無ければ買物はできず、食べていくことができませんよね。
モノを運ぶ手段の大半は運送事業者が行い、モノを供給するためのストックはメーカーや卸業者（ぼくら）、倉庫業者が担っています。
だから、運送業・倉庫業、その他物流業にもっと人材を投入しなければならないですし、そのために手取り２０万円を切る業界であってはならない！と言いたい！（切実・・・・）
しかし、ただ単に運賃をアップするだけでは荷主側は納得ができないと思います。
ここのところ、多くの知り合いから「路線(特積み)便は品質が悪いのに値上げしてくる！」なんて、現場の苦労も知らずに・・・なんて思いながら聞く事があります。
一方、特積み事業者の経営幹部の方なんかは、とても熱心に情報収集に出向かれています。そこで、何を学ばれ、何を実践されようとしているのかは・・・正直わかりませんが、ただ、言えることは、品質向上を唱えながら、現場に落とし込めていないのが、これらどの事業者も同じように感じます。
運賃アップは、この業界には急務で賛同するに値すると個人的には思います。しかし、それ以上の品質レベルアップも同時に行わなければいけないとも思います。
これが出来ている企業が勝ち残るのだと信じています。同時に「ぼくら」もそんな意識を持って先頭走れるように活動していきたいと思います。
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