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2019年03月29日
愛すべき人達のこと3
愛すべき老人3 |
「無理と分かっていてもいつまでも元気でいて欲しい」
「元気な間に死んで欲しい」
簡単に言えばこういう話になった話だがもちろんそれは叶うはずのない願いだ。
もちろん、後者は叶うかも知れないが、それはそれでやはりとても悲しいことだ。
元気な間に死ぬということは、不慮の事故で命を落とすか、急性的な病に倒れるかのどちらかになるだろう。
要するにお別れの準備をする間もなく別れが訪れる可能性が高いということなのだ。
「ああしておけば良かった」
「もっと孝行しておけば良かった」
なんて気持ちは恐らく強い。
だが、それは長く闘病生活をした上で亡くなっても、介護の上に看取っても少なからず湧いてくるような気がする。
要するに人間というものは概ね後悔せずにはいられない生き物でろうということだ。
「こうやって親のことを色々心配できるだけで幸せと思わないといけないのかもな。」
私は友人にそう付け加えた。
世の中には物心ついた時にはもう片親だったり、両親共に居ない人だっている。
生い立ちというのは本当に様々だ。
そして、両親共に息災だからといって生きていて欲しいと思えない、場合によっては早く死ぬことを願わずにはいられない環境で育った人もいるのだ。
なので、こういう考えができることがすでに恵まれた環境だと言えるだろう。
そして「自分の子供に元気で長生きして欲しいと思ってもらえるような生き方をしないといけないな。」
と伝えた。
そうだな、というため息混じりの返事を受け取りいつか私の母の手料理を食べに来てやってくれと言って話を終えたのだった。
おわり
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