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2015年06月30日
同じビジネスモデルでもアプローチは異なる
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先日、ファッンション流通コンサルタントの方が書いた「ユニクロ対ZARA」という本を興味深く読ませて頂きました。
この2つのブランドは、どちらも自ら企画製造した商品を自ら運営する店舗で直接消費者に販売する、SPA(アパレル製造小売業)と呼ばれるビジネスモデルを採用しています。
そして、2013年度の決算において、ZARAのインディデックス(スペイン)はファッンション流通企業世界1位の売り上げであり、ユニクロのファーストリテイリング(日本)は世界4位となっています。
共に急成長を遂げている2社ですが、そのビジネス手法はことごとく異なっていることが本書を読むとわかります。
概要を述べると、ユニクロはインナーウエアなどのベーシック商品に特化し、1年をかけて商品開発を行い、売り切るというスタイル。
一方、ZARAはファッションスタイルを追求し、新商品を4週間で作り、売れると判断したら追加商品を2週間で作ります。そして、物流にも力を入れ、完成した商品を48時間以内には届けられる体制を整えているのです。
プロモーションだけに限っても、ユニクロはTVCMなどの広告宣伝に力を入れ、ZARAは店舗開発に力を入れるという具合。
このように同じビジネスモデルにも関わらず戦略が異なるのは、経営者の信念や辿った経営の過程で培ったノウハウの差によるものなのでしょう。
このことは、個人ビジネスにもあてはまります。
例えば、ひとくちにアフィリエイトといっても物販アフィリエイトから情報商材アフィリエイトまで様々な種類があります。プロモーション方法もサイトアフィリもあれば、メルマガアフィリエイトもある。アプローチの仕方は様々なのです。
もちろん、やりながら自分でノウハウを蓄えることで自分らしさが出てくるという側面もありますが、最初に自分はどのような想いを持ってそのビジネスに取り組むのかという姿勢が大事でしょう。
それは、そのビジネスを通して、どのような層にアプローチをして、世の中にどのような貢献をしていくのか。
先ほどのファッション流通の事例でいえばZARAのオーナー、アマンシオ・オルテガ氏の経営信念は「世界中のすべての女性におしゃれになってほしい」というもの。この信念があるからこそ、ファッショントレンドに力を入れていることが納得できるのです。
新しいビジネスをスタートする時、そのビジネスをどのようにしていくのかという根本の信念をしっかり築く必要があるのです。
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2015年06月22日
ミネベアから学ぶ事業の取り組み方
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ビジネス誌「日経ビジネス」の今週号の企業研究コーナーでは精密機器メーカーのミネベア株式会社が取り上げられていました。
1951年創業の老舗企業でありながら業績は右肩上がりで推移しており、売上高は年間5000億円近くにまでなっています。
主力事業は小型ベアリングなのですが、大きな特徴としては「多角化経営」を徹底しているということです。強さの源泉として、既存事業にとらわれず、業態を変え続ける手法にあると記事は伝えています。
確かに、記載してある過去に手掛けた新規事業は多岐に渡ります。プリンター付き電卓、スピーカー、輸入家具販売、キーボード、ラン販売、養豚などなど。何だか節操ない位幅広いのですが、40年前から新規事業の積極的な立ち上げは行われていたようです。
もちろん、多角化経営はリスクも伴い、それがきっかけで倒産した企業が多く存在するのも事実。
ミネベアは「多角化経営」を成長エンジンとしてうまく活用しているところがポイントなのでしょう。
・各部署から毎月100件以上の新規提案が寄せられる
・現在進行中の新規事業は20件
・今まで66件の新規事業を手掛けたが4割近い事業は既に撤退
・赤字から回復する見込みがなく、市場の成長性も乏しいと判断すると迷わず撤退
・幹部は日々、ミネベアはどういう分野が強いのかどの技術が足りないのかを議論
・失敗しても咎めないという企業文化
これらを読むと、時代の変化に合わせ巧みに業態を変えているのが成長させていくポイントなのだということがわかります。
たくさんの事業を手掛けることでポートフォリオをくむことが出来、リスク分散につながる。さらに、撤退ルールも明確で、一事業の赤字で会社全体が潰れることはないということも理解出来ます。
業界にもよりますが、このように利益を生み出す事業を常に創出していくというのは、ビジネスで成長するために欠かせない要素なのでしょう。
ネットビジネスを手掛ける我々としては、このことはさらにあてはまることだと思います。私も、新規メディアの立ち上げは頻繁に行いますし、思った以上の利益が出ないとわかるとそのリソースを他の事業に振り分けていきます。
変化は激しいネットビジネスにおいて、これが唯一のやり方なのかもしれません。
2015年06月16日
進化するユニクロ
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ファーストリテイリングとアクセンチュアが協業〜消費者サービスにおけるデジタルイノベーションの実現へ
※MarkeZineニュースより
ビジネス書の中でユニクロ関連の本は意識的に多く読んでいます。
様々な荒波を乗り越え、今もなお成長を続け日本を代表するグローバル企業に短期間になった稀有な企業といえます。
今回は世界20か国地域約3000店舗の購入履歴をビッグデータ解析し、効率的な販売戦略を行うというもの。また、一歩進化したユニクロを私たちは見ることが出来るでしょう。
以前、ユニクロはマクドナルドや牛丼と並び円高時代、デフレの象徴とされてきました。
円安方向に大きく動き、インフレ基調になっている現在、いち早く単なる低価格路線から品質重視の商品戦略に切り替え、どんな局面でも成長出来るようになっています。
外部要因を言い訳にすることなくむしろ成長し続けているところがすごいですね。
たくさんのユニクロ関連本を見て感じている「成功の秘訣」を列挙してみます。
・外部から一流の人材を招く
ロゴマークなどのブランド戦略を推進する佐藤可士和やデザイナーのジル・サンダー。他、店舗開発や広告戦略など各業界の一流の人材を集結させています。これだけのレベルの人が集まれば成長しないほうがおかしいとさえ思うのです。
競合他社とはこの人材のレベルが圧倒的に差があり、また、これだけの人材を呼び寄せられるという点はユニクロのとても強い優位性でしょう。
・世界1位を目指すビジョンがぶれない
ユニクロの展望は「売上高5兆円のグローバルNo.1」。
14年8月期の売上高は1兆3829億円。ライバルのザラが約2兆5千億円、H&Mが約2兆7千億円であり、5兆円に達すれば間違いなく5兆円に達することになります。
このビジョンがあり、かつゆるぎないからこそ、常にグローバルな視野で考え、決断が出来るのでしょう。
今後、国内競合のしまむらとはどんどん差が開いていくのではないでしょうか。
個人がビジネスを行うにあたっても将来のビジョンを強く持ち、有益なノウハウを積極的に取り入れていく必要があると感じています。
2015年06月09日
海を超えるキャラクタービジネス
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映画ドラえもん、中国興収が90億円突破 日本国内興収超える
※Yahooニュースより
中国で公開されたアニメ映画「STAND BY MEドラえもん」の興行収入が11日間で90億円を突破し、日本国内の興行収入を超えたというニュースがありました。
人口が桁違いの多さである中国とはいえ、ドラえもんは幅広い世代に受け入れられているようで嬉しいですね。私も観ましたが、作中の名作エピソードを集めた内容です。
今回はキャラクタービジネスのお話です。
原価0円でアイディア次第で大きな利益を生み出せるキャラクタービジネスは私も注目していて、ラインスタンプやツイッターを駆使して創作キャラクターの育成をしています。
私のビジネスサイトでもキャラクタービジネスで稼ぐというページを書きましたが、例えば、年収7億円ともいわれるなしの妖精のゆるキャラ「ふなっしー」は元々はとある船橋市民がtwitterで発信した平面イラストがきっかけです。
それがぬいぐるみ化し、あれよあれよと人気が出てしまうなんてネットの威力は本当にすごいと感じます。
創作キャラクターの発信はラインやツイッター、フェイスブックなどのSNSまた、SUZURI(スズリ)というオリジナルグッズを無料で作り、販売出来るサイトもあります。
もちろん、ドラえもんやふなっしーのようにビックビジネスになるレベルまでになるのは難しいかもしれませんが、個人で稼ぐ範囲であれば面白く取り組める分野です。
2015年06月06日
ベトナム探訪
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今週はベトナムのホーチミンを訪れていました。
ベトナムに行ったのは初めてであり、感じることは多々ありました。
そこでベトナムの特徴を私の体験をベースに調査してみたいと思います。
1:みんな若い
日中はとても暑く、夜になり、涼しくなるとみんな外に出てきます。
夜は涼んでいる人だらけになるのですが、みんな若い!
ほとんど10代か20代くらいと思われる人々。仲間内でじゃれあったり、カップルでいちゃいちゃしていたりと楽しそうです。
そこで調べてみました。
・ベトナムの平均年齢は27歳(日本は44.9歳)
・人口の60%以上が30歳未満(日本は28.2%)
・ベトナム人口9,839万人(日本は1億2,730万人)
やっぱり日本と比べると圧倒的に若いですね。
2:バイクだらけ
空港から外に出たとたん、街中バイクだらけ。
家族で4人乗りも珍しくありません。人もとても多いです。
おそらく電車がないんじゃないかなと考えました。
そこで調べてみると、歩くのが嫌いだったり、公共の乗り物がないということが要因だそうです。
ちなみに、今、日本とベトナムで地下鉄建設がすすめられていました。
これが完成すると風景はガラリと変わってしまうのでしょうか?
3:戦争の爪痕がまだ残っている
街並みを歩いていると、戦争の影響で身体に障害のある方の存在が見受けられます。
また、ベトナム戦争記念館では壮絶な写真の数々が展示されています。
そこで、戦争の歴史を調べてみました。
ベトナムの戦争は1954年3月にベトナム人民軍の攻撃開始に始まり、1975年のサイゴン解放で終わります。約20年。最後はアメリカと闘い、戦争史上とても悲惨な体験をしています。20年近く戦争が行われていたとは本当に悲しい出来事です。
大変な戦争を得て、若い国ベトナムはこれから伸びやかに成長していくのではないでしょうか。
かなりの親日国で今回の旅行で出会った多くの人が日本の良さを語ってくれました。物価も安いのでビジネスチャンスがあることも確認しました。
多くの刺激を受けた今回の旅でした。
■旅の記録です