2016年10月30日
ベレッタ21Aボブキャット(1)
私は、子供の頃から超小型拳銃が好きで、現在も日本の自宅のどこかにマルシン製のコルトポケット組み立てキットのモデルガンがあるはずです。今回ご紹介するベレッタは、2010年に$299.99+税金で購入した最初の実物のポケットピストルですが、ステンレスのスライドに黒のアルミフレームの組み合わせという、カタログにも載っていないちょっと珍しい組み合わせです。この色の組み合わせが欲しくて買ったのではなく、個人的には全部黒の方が好きなのですが、じゃんじゃん撃つのならやっぱりステンレス製が最適かもしれません。この銃、ご覧のとおりヨーロッパ製ならではの洗練されたデザインと、それ以上に分解組み立て、そして操作のし易さが魅力です。アメリカ製のルガー22オートのように木槌でがんがんどやしつけないと分解組み立てができない物とは雲泥の差。まあ、ルガーはそんな無骨で丈夫なところがいいんですが。
大きさの比較のため、ベレッタとエアピストルを並べて写真を撮ってみました。日本では「APは小型で携帯性があるから所持を制限する。」なんていう理論がまかり通っているようですが、この写真を見ればいかにAPが巨大かがよく分かるのではないでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=aLbqd7jTe34
ところで余談ですが、日本の銃器雑誌にベレッタを「ブレラ」と表記してあり、思わず「え〜!」と声が出てしまいました。ベレッタは誰もがご存知のとおりイタリアのメーカーで、Berettaはイタリア語ではしっかり「ベレッタ」と発音します。イタリア語の教授に確認しましたから間違いありません。何が何でも、どうしてもメリケン語の発音でなきゃだめだというのであれば、「ブレダ」となります。アメリカ英語では、無声音の”t”を、有声音の”d”で置き換えるのが普通で(その方が声帯に掛かる負担が軽くなるため)、たとえば、Forty(40)であれば、「フォーティ」ではなく「フォーディ」となるんです。ですから、Berettaであれば「ブレダ」と発音され、「ブレラ」はペケです。元よりイタリアの銃ですから、日本人は「ベレッタ」でいいんじゃないでしょうか。「ブレラ」じゃ、アメリカでは通じないです。
続く、、、
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私の所持しているベレッタ21Aは、22LR口径です。25ACPは高価で入手も難しいので、同口径の銃は所持していません。22ショート弾は、ここ数年間店頭で見かけたことすらありません。需要が極端に少ないので、多分どのメーカーも生産していないんじゃないでしょうか。
Steyrの発音ですが、どうしてもカタカナで書くのであれば英語は「スタイヤー」、ドイツ語は「シュタイヤ―」が近いと思います。でも、日本国内で「ステヤ―」で通じるのであれば、それでいいかと思います。