20代後半、不動産業に勤めていた頃、
金融関係の仕事がしたいと思い、
都心銀行へ転職。


私は初めて派遣社員になり、
その支店も、
私が初めての派遣社員採用だった。


雇用条件は今までにない心地良さを感じた。
土日祝日の休日。
気兼ねしないでもらえる有給休暇。
ローテーションで組む、長期休暇。


きっちりとした8時間労働。
残業時には、ちゃんと割増の残業手当も付いた。


社会保障だって
厚生年金や失業保険も整っていた。


当時、社会保障の多額の引き落としに痛い思いでいたけど、
出産退職後の保障はしっかりカバーされ、
社会保障の有り難さに心から感謝した。


出産退職を機に、
社会保障や税金の仕組み、
お金の流れ、使い道を体験し、
社会保障の仕組みを
娘達にしっかり伝えようと思った。





仕事内容は凄くハードだった。
ミスも沢山した。


でも、行員の社員や課長、支店長に凄く恵まれた。


勿論、仕事のミスは無いにこしたコトないけど、
それよりも「人間関係に悩んでない？」と気に掛けてくれた課長。


女性の多い銀行業。
そのような視点を持っている男性がいるから
煩わしトラブルが無いんだと
人への配慮の心に触れた瞬間だった。


6年前の今でも覚えている
課長の心遣いや熱心な仕事への姿勢。


人生の尊敬する人に出逢えて感謝。