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posted by fanblog

2020年07月18日

「王様ランキング」って知ってますか?凄すぎるコミックエッセイを読みました!



す、すげぇコミックエッセイを読んでしまった…。

「脱サラ41歳の漫画家再挑戦 王様ランキングがバズるまで」


すげぇ…

とにかくすげぇ…から、読んでみてほしいっ!!!

昨晩、kindleで購入して続けて3回も読んだ(笑)



そもそも王様ランキングって?



私も詳しくは知らなかった。

ただ、よくネット広告とかで目にするし、とにかく

おもしろい!!らしいので、

ちょっと読んだことがあった。

確かに、おもしろい!と思った。

絵はぱっと見、幼稚…だけど、よく見るとかなり(漫画として)上手ですよ!

ヘタウマ…とか言われてるけど、めっちゃ巧みです。

いわゆる劇画タッチではないので、「下手」という印象だけど…


ほのぼの系なのかな?と思いきや、

人間の裏表、善悪をきっちり描いています。

LINEマンガでちょっと読んだだけですが…


こういうのがヒットするのっていいよな!と

思っていました。

こういう、萌え系ではない純粋な漫画が人気でると

嬉しい。(ファンタジーというと異世界で転生…とかいう漫画ばかりが流行るのは

怖いことですよ!)


で、驚いたことに、この漫画、もともと

漫画投稿サイトに投稿されたものだった!ということなんですよ!


ええええ〜!!


つまり、出版社など一切通さず、素人として

自分で勝手に連載をはじめた…


それが今や、書籍も出版…

漫画サイトでもバンバン売れているという…


マジでびっくりしました…。


私も漫画投稿サイト(pixivとかLINEマンガインディーズとか)に

せっせと投稿はしていますが、

それはいつか「誰かの目にとまって仕事につながるかも」であったり

「蒼乃シュウの宣伝として…」

であったのです…。

(kindleインディーズ漫画なら分配金が出るのでヒット目指していますが…)



漫画投稿サイトとは、プロアマ問わず、誰でも漫画を発表できる

サイトです。

誰でも投稿できる…でも、原稿料はでない。


でも、そこからスタートしてヒットさせたんですよ、この方はぁ!!



でも、もちろん、41歳でいきなり描き始めたわけではありません。

読んでみると、23歳の頃に一度真剣に漫画家を目指していた時期が

あったことを知りました。


その後絵本作家を目指したり…

何度も転職しながら

遠回りだったけど、結局元の夢、「漫画家」に戻ってきたのです。


注目したいのは、23歳の頃に一度漫画家をめざし、3年間一人で描き続けた…

という経験です。


メジャーな雑誌でデビューはできなかった…でも、

この頃、真剣に漫画に向き合い得た技術は

決して…決して無駄にはなっていなかったのです!

(ここが泣ける!)


私にも経験があるのですが、

漫画を諦めずに描き続けていると、何度か

「ハッ!」とする瞬間がある。


それは、明らかに「上達した」という想いや達成感です。

「わかった!」「つながった!」という瞬間。

そして「もっと描きたい!」という気持ち。


この「わかった!」を繰り返して行けば

絶対に、「何か」に到達する!という確信。


それを作者は23歳のときに経験していたんですね。


しかし、デビューには至らなかった。

出版社には相手にされなかった。



でもその後、ネットの普及やデジタルの進化、

そして漫画投稿サイトの出現…によって

満を持してデビューを果たしたのです。


遠回り…に見えるけど、それは

すべて、実力を固めるための大事な期間だった。


納得!感動!



成功してからなら、なんぼでも言える…かもしれない。

でも、その最中の人には不安しかない。

誰にも未来はわからない。

そんな人にぜひ、読んでほしい!!


漫画に限りません。

小説だって、演劇だって、何だっていい。


たった一つ、

「自分は間違ってないと思う」

という気持ちさえあれば、

諦めてはいけません!


それか、このコミックエッセイの中でも表現されていますが、

「ワクワクする」方へ進めば間違いない!と思う。



あとは、(私のように)漫画をヒットさせたい…と

くすぶっている漫画家の人たち…

方法はこれだけではないと思うのですよね。


Twitterでバズって…がきっかけになった人も多いけど

「バズレばいいのね!」と単純には

言えない。

その人によって、いろんな方法があるし…。

方法だけ真似しても仕方ないとおもう。

私を含め…


自分を信じるしかない。


自分にとっての最良の方法を、

焦らずに地道に探していくしかない。



漫画をヒットさせたい…


それは、漫画で生きていきたいし、

私の漫画をもっと読んでもらいたいし、

これからもずっと漫画を描いていきたいからです。


漫画で生活をしていきたいからです。


実際には、現時点では、私は漫画で生活できています。

家賃も生活費も税金も、すべて漫画で稼いだお金です。

印税ももらっています。貯金もあります。



でも、たいして売れてないので、ずっと仕事があるわけではない。

ヒットがないと、すぐに仕事はなくなる。

過去に書いていたティーンズラブはもう描きたくない…描けない。

出版社に頼らず自分の漫画が描きたい。

自分の描きたい漫画を表現しながら生きていきたい。

もう、自分のものではない漫画は描きたくない…





それを、理解されないことは、とても多い…


こないだ美容院でも美容師さんに

同じこと何度も聞かれて…

しんどくなってしまった。

理解されない(しようとしない)人に

何度も同じ説明するのは…

しんどい…心が折れるし、傷つく…。

だからずっとイライラがとまらなかったんです…。

(美容師さんにとっては、40代独身女が一人で必死でマンガを描いているなんて

ことは…きっと理解できないのでしょう…)



でも…

そうやって理解してくれない人に対しイライラがとまらない、っていうのは

つまり、自分自身が自分を信じてあげてなかった

ってことなんじゃないかな。


わかってほしい!

とおもって、私もちょっと必死で説明しようとしてしまう…

でも、わかってくれない(わかったふりをされる)ことの

繰り返し…



「わかってほしい」と人に要求する前に

自分がわかってあげないと…。


言葉で説明したり、説得したりするのって、しんどいし

意味がない。

議論も嫌い。






一人でもいいじゃない!

周りの人がわかってくれなくても…いいじゃない!


挫けそうになったら、またこのコミックエッセイを読みながら…




まずは

一人で…頑張るんだ!





「イーブックス」でも

「王様ランキング」検索してみて!

(蒼乃シュウもよろしくね!)














posted by 蒼乃シュウ at 12:13 | TrackBack(0) | お買い物
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蒼乃シュウ
ティーンズラブを主に描いておりました。以前は本名でミステリーや普通の少女漫画も描いていました。 Twitterは @pinokodoaonoshu ぴのこ堂
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