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2020年06月21日
父の寿命④
実家に介護ベッドがやってきた！
 | 価格:120,000円 |
先日、父の介護のために帰省すると、
父のベッドが変わってました。
こ、これは！
すげぇ、噂のパラマウントベッドやーん！
父はいまやもう、完全な寝たきり老人ですので、
心配なのは床ずれです。
「２～３時間おきに向きをかえてあげてください」と
看護師さんに言われていて、
よいしょ！っと向きをかえて抱き枕を
体に挟んであげていたんですよね。
それが、このベッドだと
自動でいい感じに傾いたりしてくれるのです！
すげぇ！
それに、リクライニングもらくらく。
水を飲むときなど、ボタン操作で
いい感じの高さになります。
父がラクというよりも、我々、介護する側がラクなんですよね。
寝心地がいいのかどうかは父に聞いてみないとわかんない。
で、めちゃ高！
なんですけど、レンタルできるので
安く利用することができました。
寝たきりというほどではないけど、
食事のときとか読書のときとか
リクライニングできるベッドがあると
今後なにかと便利…
かもしれませんね。
 | 価格:24,800円 |
ベッドもどんどん進化していって、
寝たまま水洗トイレが使えたり
お風呂に入れたりできるように
なれば…いいかなぁ…
とかも思ったりしたけど、
そういうものを使わなくてもいいことが
一番幸せですよね。
父を責めるつもりはないけど、
父はまったく！運動をしなかったんです…。
家事も一切しないし、趣味もないし…
なにもジムに通ってまで運動しなくてもいいけど、
毎日家事をするだけでも、
かなり体と頭を使います。
料理ひとつにしても
考えたり、買い物にいったり
いろんなことをするんですよね。
そういうことの積み重ねが
体と頭を柔軟に丈夫にしていくんだと思う。
今さら言っても仕方ないけど…
父には感謝してるけど、
尊敬できる人ではなかった。
でも、父は父なので、
嫌いじゃないです。
て、いうか…
好きです。
それは確かなんだけど。
昨日、実家からまた自宅に帰るときにも
「まだ生きてるやんなー？」と
聞くと、「うんうん」とかすれた声で答えてくれるし
「また来るしなー！」というと
「待ってるわー」と
言ってくれました。
確実に、死に向かっている父。
それでも私は…
自分の人生をしっかり生きるしかない。
