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posted by fanblog

2017年03月22日

フレッドアップデートについての考察

2017年3月上旬に大きな変動がありました。
Googleのアルゴリズムが更新されて、多くのサイトで検索順位が変わったのです。
誰が名付けたのか、このアップデートのことは「フレッドアップデート」と呼ばれているようです。

これまで検索順位に変動が起こると、ブラックハットSEOで上位表示させていたサイトが大きく順位を落としたり、それに変わってホワイトハットSEOで作られたサイトが順位を上げたりしていました。

しかし、今回のアップデートではホワイトハットSEOのサイトまで順位を落とすものが多くありました。
そのため多くのアフィリエイターが驚いています。

では、アルゴリズムのどこに変化があったのか?

ツイッターやSEO関連のブログなどを見ると、「広告を貼り過ぎているページが落ちた」「コンテキストに矛盾があったサイトが落ちた」など意見が多数派のように見えます。ただ、実際の動きとの整合性を見ると、それらの意見は根拠に欠けます。
実際に正しい答えが何なのかはGoogleが言わない限り分かりません。全ては推測です。私にも分かりません。

しかし私なりに、これじゃないかと思う"推測"を書いてみたいと思います。
うまく説明できるか分かりませんが、まあまあ自信があります。


まずGoogleの長期戦略を再確認しましょう。
Googleは検索エンジンから広告で収益を上げるために、圧倒的なシェアを確保することを第一目標にしているはずです。現在すでにそれを達成していますが、継続させることが重要です。
そこでシェアを確保するために、「ユーザーの検索意図通りに検索結果を表示させる」アルゴリズムを日々進化させています。
ユーザーは検索結果に満足しなければGoogleを使いませんからね。Googleを選ぶ理由はそれが全てと言っても良いです。

この「ユーザーの検索意図通りに検索結果を表示させる」ためには、どんなことが必要でしょうか?
重要なポイントは2つです。
@ユーザーが打ち込んだ検索ワードから検索意図を正確に読み取ること
A検索意図に最適なサイトを表示させること

@については、過去に検索された膨大なビッグデータの分析からGoogleが独自分析して判断を下しています。
あるワードで検索された場合にどんなサイトがしっかりと読まれたのか、その後ユーザーはどんな行動を取ったのか。それらの分析を行うことで意図を予想しているはずです。
Aについては、@の検索意図に最適なサイトから順に、順位付けをして表示させています。
リンクが貼られた数からそのページの優先度を見るというのが従来のGoogleの判断基準でしたが、コンテンツの内容を分析できるようになれば、その必要性は徐々に失われていくでしょう。実際にその流れは明確に見られます。

フレッドアップデートでは、@の更新が行われた可能性も、Aの更新が行われた可能性もあります。つまり両方の更新が行われたので分かりにくくなっていると思われるのです。

@が変更された場合は、ホワイトで作られたサイトであっても影響を受けます。ユーザーの検索意図を決める要素の数式の重みに変更があれば、すべてのサイトに大なり小なり影響が出るはずです。これである程度今回のアップデートで見られた変動に説明がつきます。

Aについてですが、リンク関連の変動は結果から判断して今回はなかったと思います。
では、何が変更されたかというと「コンテンツ」と「コンテキスト」の重みの部分ではないでしょうか。

例えば、今あることわざの意味について知りたくなり検索をしたとします。
「鬼に金棒 意味」
これをGoogle検索に打ち込むと、2017年3月22日現在ではこのような順位になっています。
1位 故事ことわざ辞典
2位 コトバンク
3位 ことわざデータバンク
4位 ことわざ学習室
5位 教えてgoo

これはユーザーの検索意図を「鬼に金棒ということわざの意味を知りたい」と判断し、算出した検索結果だと考えられます。
では、なぜ1位が故事ことわざ辞典で、2位がコトバンクなのでしょう?

1位の故事ことわざ辞典は、ことわざの意味を調べることに特化したサイトです。意味から使い方、英語、対義の言葉など内容がしっかりしています。さらに別のことわざの意味を調べたいときには、そのままこのサイトに留まればユーザーにとっては便利です。
つまり、検索意図に対してコンテンツの質の高さと、コンテキストが完璧なサイトになっています。アドセンスなどの広告も貼りまくってあるサイトですが、それは評価の下落にはなっていません。

2位のコトバンクは、朝日新聞社などが取りまとめているインターネット百科事典です。様々な辞典から引用しているので内容は極めて正しい可能性が高いですが、意味が書いてあるだけで使い方などの補足情報はありません。また、ことわざに特化してもいないので、ユーザーは鬼に金棒の意味が分かったらすぐに離脱します。コンテンツの信頼性は100点ですが、利便性は0点。コンテキストの面でも全然ダメです。


分かりやすく点数化してみましょう。

「鬼に金棒 意味」という検索ワードに対して、1位の故事ことわざ辞典に検索を目的とした点数をつけると以下のように評価できます。
コンテンツの信頼性90点
コンテンツの利便性30点
コンテキスト50点
合計点170点

2位のコトバンクは
コンテンツの信頼性100点
コンテンツの利便性10点
コンテキスト0点
合計点110点

3位のことわざデータバンクは
コンテンツの信頼性30点
コンテンツの利便性15点
コンテキスト45点
合計点90点

こんな風に重みつきの点数をつけることができます。


つまり、コンテンツの内容がユーザーの検索意図に合っていることが最低条件で、
コンテンツの質(この場合は情報の信頼性や利便性)が高いこと、さらにコンテキストも伴っていないと検索順位は落とされるわけです。

今回のアップデートでサイトの評価の面で変更されたのは、コンテンツの質とコンテキストの2つではないかと思います。

ホワイトハットSEOで作られたサイトが、たとえば、アフィリエイトに関する情報サイトで1000記事規模だったとしましょう。
アフィリエイトに関する検索ワードではコンテキストの評価点だけで様々なページが上位表示されていたでしょう。
しかしユーザーの検索意図とコンテキストの整合性を判断するアルゴリズムが変更されたら、今まで得ていたコンテキストの点数が下げられます。
例えば、ユーザーの検索意図がアフィリエイトサイトの作成という大きなテーマではなく、ASPの選び方という小さなテーマであれば、ユーザーの潜在的な欲望をGoogleが読み取り、アフィリエイターが作ったサイトよりASPが作ったサイトを上位表示させます。
その影響で元々低品質だった記事があれば、コンテキスト効果がなくなり大幅に下落するページでも出てくるかもしれません。
つまり、ホワイトなサイトでもコンテキストが弱くなった場合、コンテンツの質が低いページは圏外に飛ばされる可能性があるのです。

今回のアップデートではそれが行われたのではないかと私は推測しています。
あくまでも推測です。
ひょっとしたらこの記事で書いた内容は、今回のアップデートとは全く関係ないかもしれません。

しかしこれからも、このような変動は起こり続けるはずです。

何故ならGoogleの目的は「ユーザーの検索意図に合った検索結果を表示させること」にあるわけですから。
方向性は明確です。
リンクもコンテンツもコンテキストも、その目的を達成するための手段(変数)でしかなく、文脈を理解するアルゴの進化と共に、今後も大きく重みづけが変わっていくでしょう。

また彼らは天才集団で、最大効率で学習する進化的アルゴリズムなどを駆使しています。
そういったプログラムの性質として、ある日ある時点で飛躍的にアルゴリズムが変化するでしょう。
それこそ今よりも大きな大変動が起こります。その時にはリンク効果はほとんどなくなるでしょうね。1つのソーシャルリンクも1つのブログへのリンクも同じくらいの評価しかされないかもしれません。

ホワイトとかブラックとか関係なく、検索意図に合ったサイト、記事を作らないとアフィリエイターは生き残れない時代が始まったと思います。

雑多なテーマを扱っているブログなどはコンテキストがバラバラなので、大きく評価を下げるかも知れませんね。ブロガーによほどの信頼性やひとつひとつ記事の質が高くないと上位表示は難しくなっていくはずです。



というわけで、考察おわり。
異論は大いに認めます(笑)



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