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2017年09月18日

「世界の3大医学!西洋医学・東洋医学・アーユルヴェーダ(インド医学)の不思議」

前回は、科学的であるとは一体何なのかを分析してみましたね。
説得力を高めるには「常に科学的であること」が必須条件でした。
現代のあらゆる学問のうち、今回は医学についてアプローチ方法を変えて案内します。




病気になった時、あるお医者さんはこう言います。

「検査の結果、不調の元となる原因菌はコレコレ菌でしょう。アレコレールという効果の高い抗生物質を投与するのと、不足のホルモンを補う錠剤を食後に服用するようにしてしばらく安静にしてくださいね。」

なかなかの科学ですね。

続けます。
「ふむ、ふむ、ふむふむ。心配はいらぬ、中国4000年の歴史の中で実証してきた結果ですからな。消化器系統のこの類の疾患については、あの薬草とこの薬草とあれとそれとこれを混ぜこぜしたアレコレコレールというものがある。」
「ついでにそこにうつぶせになって、そう。背中のここは消化機能の活性につながるツボじゃで、
灸を据えてあげるからな。あっつかったら遠慮せんと言うてください。」

すこし雲行きが怪しくなってきました。

続けます。
「ふむ、病はですね、ふ〜む心の乱れがあったんでしょうな。生気がやや落ちていますな。血液の循環があまりよろしくない。ふむむ、健康はですね、心と体と行動と、そうして環境の全体調和があってはじめて成り立つものですから。まま、生薬ですからこれを飲みましょう。そうしてこのオイルでこことそこをこうマッサージするとまま、よくなりますな。」

かなり怪しくなってきました。

始めは言うまでもなく西洋医学の先生です。
次は、東洋医学(中国医学)の先生。
そうして最後はアーユルウェーダ(インド)の先生。

実は、この3つは世界の3大医学と定義されているんです。

東洋医学について言えば、
今や日本を抜いて世界大2位の経済大国の中国では、国家資格で管理される重要な職務なのだそうです。

同時にこの鍼灸医学についてはかのWHO(世界保健機関)の認証を受けている分野なんですね。西洋医学が対症療法であるのに対して、こちらは予防医学という側面もあり、西洋医学でカバーできない分野を補う意味でも重宝されているようです。

要するに、《科学》にお墨付きを受けている医学なんです。

これって、科学的ですかね?
正解が分からなくなってきましたね。

さて、問題は3番目のアーユルヴェーダです。
実は、最古の医学として知られ、なんと5000年もの歴史があります。
薬草治療をメインに据えて、マッサージを施すなどして病気にならない体をつくることに重きを置きます。
さらに食事や睡眠を見直しながら時に精神面の健康を重視し、人間の根源的な「魂」の浄化が現実の体調に影響を及ぼすと言います。

とはいえ、、、という感じですね。
君は受けたいかい?と問われると、積極的には行きたくないですよね。得体の知れない怖さが漂っています。

しかし、現代の西洋医学にも謎の分野がありますね。
現代人の疾患の中で最も罹患者数の増えている謎の病、「精神疾患」です。
日本においては、平成11年には約204万人だった患者数は今や400万人とも言われる重大な疾患です。

精神疾患を西洋医学的として医療保険の対象とするならば、
アーユルヴェーダの言う
〜食事や睡眠を見直しながら時に精神面の健康を重視して〜という点は、西洋医学をかすっていると言えないでしょうか?
西洋医学の先生も、アーユルヴェーダの先生も、結論としては似たようなこと言うのです。
白衣を着て聴診器を首にかけ、国からの診療報酬で成り立つ病院で、
「睡眠は規則正くとれていますか?」
「食欲はどうですが?」
「ストレスはたまっていませんか?」
「診断書書きますね、さらさらさら(うつ病)」

うーむ、、、という感じがしませんか?
境がわからない、曖昧な領域があるのです。
単純な二元論では論じ得ない領域が隠れているようです。

とはいえ、僕が病気になったら間違いなく「気合い!!」とか言ってないで、かかりつけ医で診察してもらいますから。

この、医学における科学性の壁に向き合って、西洋医学の側からでは説明のできない領域に「学問」した方の著書をご紹介します。

日本の医学の頂点を走り続ける完全に科学の側の人物が、非科学の要素を受け入れざるを得なくなる様子が記されています。

現役医師 矢作直樹氏のご著書「人は死なない」

説明不可能な領域を覗き込むきっかけになるはずです。


次回につづく
posted by yuta88 at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き方
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