今宵も元気なウサギです。
読み進めている高田崇史著書「出雲シリーズ」の2冊目を読み終えたのでシェアさせて頂きたいと思います。
★オロチの郷、奥出雲(高田崇史)
★あらすじ
「出雲」でのフィールドワークを終えた「橘樹 雅(たちばな みやび)」は、指導教官である「御子神怜二」に「出雲の本質は奥出雲にある」という一言からフィールドワークの日程を1日延長して「奥出雲」へ向かう事に…。調査を進めているうちに「出雲≒縁結び」の神々の地だと思っていた印象が次々と変わっていく事を自分自身で実感していく。「大国主命」よりも「素戔嗚尊」が崇拝されている「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」の正体とは「櫛」と「鉄」をキーワードに「橘樹 雅(たちばな みやび)」が辿り着く「真相」とは…。
★ウサギの感想
正史に書かれない敗者の残酷な運命…。
「神話の時代」と切っても切れない「鉄」。それを巡って争う事になる「産鉄民」と「朝廷」。「勝てば官軍」の言葉の通り、奪っていく側は「奪う正当性」を書物に残すが、裏を返せば「都合の良いエビデンス」という解釈なる。この物語を読み終えて、そんな時代背景も理解しつつ「奥出雲」を散策したくなったウサギでした。
【出雲で出土した剣の写真】
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