生活に便利＆お得な情報を集めました。よしさんの物語。

窓は少し開いていました。中を見ると、小上がりにかなりな人数がテーブルを挟んで座っていました。片側10人とすると、両側で20人になります。

歌い手は何処にいるのかここからは見えません。歌は続いています。座って飲んでいる人たちは大声で話しています。

この騒ぎでは中に入って言うにしても、大声を出さないと聞こえないほどでした・・・足元を見るとビールの空きケースがありました。

私はそれを手にすると、空ケースでガラスが割れるように叩いたのです。「」

出てきましたね、何人か・・私を見ています。

私は、
「マスター呼んで来い」
と言ったと思います。古い出来事なので詳細の記憶は曖昧です。

今までに何回も警察から注意があって、せめて夜中のカラオケは止めるように承知しているまずです。

それで、マスターを我が家に入れました。私は、
「大家を呼ぶから待ってろ」と伝えると、大家に電話しました。青年会議所で同僚でしたので、夜中の電話も構わない仲でした。

で、大家が来ました。何だかんだと怒鳴りあってみても最後は、
「深夜のカラオケは止める」と言わせました。

こんな経過がありました。そんなことがあったので、お互い快く思っているはずがありません。前段で隣とは折り合いが悪かったのです。と表現したのには、こんな事があったのです。

まだあるのですよ、隣を快く私が思わない理由が。この田舎まち駒ヶ根では、自治会があります。最小のコミニュティは隣組になります。

私は、持ち家ですから隣組に参加しています。隣は、店舗を借りて通っているだけですから隣組に参加していません。この状態がしばらく続いていたのです。

隣組で床屋の主人が亡くなりました。通夜から葬式には隣組が出席します。その席に隣の夫婦が居るではありませんか。私は、

「おい、隣組に入ったのか」と言うと。そうだと言う。私は何も聞いていないので驚いた次第でした。
<きちんと付き合いが出きればいいのだか、果たして・・・>と思いながら言いました。

「周り順でいくと、来年はお宅が隣組長だな」すると、何と言ったと思いますか？

隣組長になると、何だかんだと夜の会合があって、そのたびに出なくてはなりません。煩わしさが付きまといます。隣組長を進んでやる方はいません。どちらかというと、逃げたいのが本音です。

「やり方が分からないので、1周皆さんがやった後でやります」と言うのでした。

・・・私は、
<今まで駒ヶ根に住んでいて、何が分からないだ。やり方なんぞ何処だって同じだ。やはりきちんとお付き合いができんな。こんな者に市民権をやったのは誰だ>と感じたのです。

・・・続く。