2016年06月03日
冤罪物語 連載10
目覚めました・・・・物音が無い・・・1人で寝ていた様子です。普通に寝るような明かりでなく、かなり明るい場所が寝るところのようです。周りには誰もいない様子です。
床の中から見渡すと、正面は鉄格子です。そのままで、私は昨夜の断片的な記憶を思い起こしていました。
<どこかの警察に送られて来たようだが、ここは何処なのだろうか?>
<留置場らしきところに泊まるのは初めてなので、この先一体どうなるのだろうか?>
<確か弁護士を呼んで何か話した気はするのだが、話の内容を覚えていない>
<取り調べは一体どんな内容だったのかも思い出せない。取り調べはあったのだろうか?>
<相手がケガをしたという診断書は見た記憶がある、確か全治1週間・・・ケガの場所は・・・思い出せない>
<形だけの夫婦とはいえ、家族と会社の人たちはどうしているのだろうか?>
<ケガをさせたというのだが、一体どこにどんなケガをさせたのだろうか?>
<ケガをさせたような記憶が無い・・・・>
薄い布団の中で寝たまま、昨日の事を思い出そうとするのですが、断片的にしか思い出せないのでした。
私と、隣の居酒屋との折り合いは元々悪いものでした。私が店舗兼住宅を建ててから20年以上経た頃でした。
空き家だった隣の家の持ち主が、居酒屋に貸したのでした。元々は古い民家でした。借りた夫婦は居酒屋に改装するのでした。が、簡単な改装だけで開店しています。
当初はカラオケの設備は入れない設計らしく簡単な改装だったのは、私の家が隣でしたので、改装を見ていて分かりました。
ところが、1年位経た頃にカラオケの設備が入りました。夏は窓を開けてカラオケですから、隣の2階で寝ている私としては、うるさくてしかたありません。
何回かは、警察に電話して取り締まってもらったのです。が、警官が居ると止むのですが、行っててしまえば始まるのでした。
取り締まる警官とは何回か話したことがあります。当時話した警官は、
「カラオケ被害は遭った方でないと、中々理解できない被害なのです。私は、たまたま下宿の真下が居酒屋でカラオケ付きだったので、カラオケ被害は体験して分かっています」
と言う警官だったのを覚えています。そんなある夜のことでした。午前0時過ぎです。またカラオケが始まっていました。私の隣の部屋では子供が寝ていました。
「お父さん、うるさくて寝れない」
と言うのでした。私も起きてしまった位ですから、かなりな音量でした。私は2階から降りて、店の前に立ちました。店と私の立っている道とはガラス窓1枚で仕切られているだけです。
かなりな音量です。この時は反射的に体が動きました。
・・・・続く。
床の中から見渡すと、正面は鉄格子です。そのままで、私は昨夜の断片的な記憶を思い起こしていました。
<どこかの警察に送られて来たようだが、ここは何処なのだろうか?>
<留置場らしきところに泊まるのは初めてなので、この先一体どうなるのだろうか?>
<確か弁護士を呼んで何か話した気はするのだが、話の内容を覚えていない>
<取り調べは一体どんな内容だったのかも思い出せない。取り調べはあったのだろうか?>
<相手がケガをしたという診断書は見た記憶がある、確か全治1週間・・・ケガの場所は・・・思い出せない>
<形だけの夫婦とはいえ、家族と会社の人たちはどうしているのだろうか?>
<ケガをさせたというのだが、一体どこにどんなケガをさせたのだろうか?>
<ケガをさせたような記憶が無い・・・・>
薄い布団の中で寝たまま、昨日の事を思い出そうとするのですが、断片的にしか思い出せないのでした。
私と、隣の居酒屋との折り合いは元々悪いものでした。私が店舗兼住宅を建ててから20年以上経た頃でした。
空き家だった隣の家の持ち主が、居酒屋に貸したのでした。元々は古い民家でした。借りた夫婦は居酒屋に改装するのでした。が、簡単な改装だけで開店しています。
当初はカラオケの設備は入れない設計らしく簡単な改装だったのは、私の家が隣でしたので、改装を見ていて分かりました。
ところが、1年位経た頃にカラオケの設備が入りました。夏は窓を開けてカラオケですから、隣の2階で寝ている私としては、うるさくてしかたありません。
何回かは、警察に電話して取り締まってもらったのです。が、警官が居ると止むのですが、行っててしまえば始まるのでした。
取り締まる警官とは何回か話したことがあります。当時話した警官は、
「カラオケ被害は遭った方でないと、中々理解できない被害なのです。私は、たまたま下宿の真下が居酒屋でカラオケ付きだったので、カラオケ被害は体験して分かっています」
と言う警官だったのを覚えています。そんなある夜のことでした。午前0時過ぎです。またカラオケが始まっていました。私の隣の部屋では子供が寝ていました。
「お父さん、うるさくて寝れない」
と言うのでした。私も起きてしまった位ですから、かなりな音量でした。私は2階から降りて、店の前に立ちました。店と私の立っている道とはガラス窓1枚で仕切られているだけです。
かなりな音量です。この時は反射的に体が動きました。
・・・・続く。
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