2016年06月01日
冤罪物語 連載9
平成23年7月初旬のことです。いつものように仕事を終えた私は、居酒屋でお酒を飲んで帰りました。19時を過ぎていたと思います。薄暗くなりかかっていたことは覚えています。
2階建ての店舗兼用住宅が私の住まいでした。店の前はお客様の駐車場に、私の経営する会社で借りていました。
自宅に入ろうとすると、駐車場に人影があります。が車が止まっている向こう側なので、誰がいるのか確認しないまま2階の寝室に行きました。
2階からは、駐車場内が全部見えます。見ると2人の女性が座って何かしているのが分かりました。私の会社の駐車場ですので、何をしているのか分からないけれども、何かしているので出て行ってもらうべく、2回から降りて駐車場に行きました。
すると、隣で居酒屋をしている「おばさん」とその友人の女性が、スグリを採っていました。ここは会社の駐車場なので、出ていくように促すと「出て行かない」と言うのでした。
ここを私の奥さんから借りていると主張するのだけれども、私の会社で借りている駐車場を「又貸しできない」のは常識ですから、通用しないから出ていくように再度促したことは覚えています。
この後、どうなったのか記憶がありません。私が覚えているのは、家に戻って寝ていたところを玄関のチャイムが鳴るので、出ていくと警察官が来ていました。
「聞きたいことがあるので、来てもらいたい」というのだけれども、酒を飲んで寝ているので眠くてしかたがありません。明日にしてくれと言うと「ちょっとで済むから」と言うので、一端は断って戸を閉めようとする
のだけれども、カギを掛ける前に開けられてしまって、しつこく来てくれというので、パトカーで駒ヶ根署に行きました。
兎に角眠くて仕方がない。何か聞くどころか、目の前には1人の警官が黙っているだけで、何も聞きません。何も聞かないので、机にうつぶせで寝ていたと思います。
私は、禁煙してから酒を飲むと「泥酔状態になってしまう。それと記憶が無くなってしまう」症状があるようになっていた。というのはこの物語の初めに書いた通りです。
駐車場内での詳細など覚えておりません。断片的に思い出せる状態です。
暫く経ったと思います。起こされました。警官は、
「駐車場で隣のおばさんとその友人にケガを負わせている」と言うのだが、覚えがないので、
「分からない」と返事をしていると思う。その程度しか思い出せません。
「診断書かある」と言って、それを見せます。
「分からない」と答えたのか、何と答えたのか、覚えていません。
まだ何か聞くのだけれども、眠くて仕方がなかったことは思い起こせても、何をどう答えたかは覚えていないのが事実です。
でもって、気が付くと、
「逮捕する」と言って、手錠を掛けられた覚えはあります。
「弁護士を呼ぶなら呼んだ方がいい」と言われた覚えもあります。どちらが先なのかは覚えがありません。
断片的にしか思い出せなかったのです。
車に乗せられてどこかに行くのだけれども、どこに向かっているのかも分かりません。着いたところは、どこかの警察のような気がします。
「服を全部脱げ」と言う。
言われた通りにした覚えはあります。兎に角まだ眠くてしかたありません。
目が覚めると、・・・・<昨夜は警察に来てそこで泊まった気がする>。
それは・・・・・<留置場の中でした>。
続く。
2階建ての店舗兼用住宅が私の住まいでした。店の前はお客様の駐車場に、私の経営する会社で借りていました。
自宅に入ろうとすると、駐車場に人影があります。が車が止まっている向こう側なので、誰がいるのか確認しないまま2階の寝室に行きました。
2階からは、駐車場内が全部見えます。見ると2人の女性が座って何かしているのが分かりました。私の会社の駐車場ですので、何をしているのか分からないけれども、何かしているので出て行ってもらうべく、2回から降りて駐車場に行きました。
すると、隣で居酒屋をしている「おばさん」とその友人の女性が、スグリを採っていました。ここは会社の駐車場なので、出ていくように促すと「出て行かない」と言うのでした。
ここを私の奥さんから借りていると主張するのだけれども、私の会社で借りている駐車場を「又貸しできない」のは常識ですから、通用しないから出ていくように再度促したことは覚えています。
この後、どうなったのか記憶がありません。私が覚えているのは、家に戻って寝ていたところを玄関のチャイムが鳴るので、出ていくと警察官が来ていました。
「聞きたいことがあるので、来てもらいたい」というのだけれども、酒を飲んで寝ているので眠くてしかたがありません。明日にしてくれと言うと「ちょっとで済むから」と言うので、一端は断って戸を閉めようとする
のだけれども、カギを掛ける前に開けられてしまって、しつこく来てくれというので、パトカーで駒ヶ根署に行きました。
兎に角眠くて仕方がない。何か聞くどころか、目の前には1人の警官が黙っているだけで、何も聞きません。何も聞かないので、机にうつぶせで寝ていたと思います。
私は、禁煙してから酒を飲むと「泥酔状態になってしまう。それと記憶が無くなってしまう」症状があるようになっていた。というのはこの物語の初めに書いた通りです。
駐車場内での詳細など覚えておりません。断片的に思い出せる状態です。
暫く経ったと思います。起こされました。警官は、
「駐車場で隣のおばさんとその友人にケガを負わせている」と言うのだが、覚えがないので、
「分からない」と返事をしていると思う。その程度しか思い出せません。
「診断書かある」と言って、それを見せます。
「分からない」と答えたのか、何と答えたのか、覚えていません。
まだ何か聞くのだけれども、眠くて仕方がなかったことは思い起こせても、何をどう答えたかは覚えていないのが事実です。
でもって、気が付くと、
「逮捕する」と言って、手錠を掛けられた覚えはあります。
「弁護士を呼ぶなら呼んだ方がいい」と言われた覚えもあります。どちらが先なのかは覚えがありません。
断片的にしか思い出せなかったのです。
車に乗せられてどこかに行くのだけれども、どこに向かっているのかも分かりません。着いたところは、どこかの警察のような気がします。
「服を全部脱げ」と言う。
言われた通りにした覚えはあります。兎に角まだ眠くてしかたありません。
目が覚めると、・・・・<昨夜は警察に来てそこで泊まった気がする>。
それは・・・・・<留置場の中でした>。
続く。
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