生活に便利＆お得な情報を集めました。よしさんの物語。

資金調達〜衛生〜省力機械とメンテ〜受注方法までお話してきました。今度は、調味料のお話です。

私の得意とする味付けは、なるべく添加物を使わない組み合わせです。調味料だけで「旨味」を出すことが最も得意なところです。ですから生協さんとのお付き合いが、非常に長く・古くからありました。

私が製品づくりを始めて間もなく、地元の味噌の製造所とのお付き合いが始まりました。そのご縁を大切にして、製品を提供しておりましたところ、生協さんに納めることになりました。

始めは1点だけの納入でした。それが私の辞めることになるまでには、3点にまで増えていました。製品の規格には非常に厳しい生協さんです。生活クラブ連合会・グリーンコープ・名古屋勤労者生協さんなどがお得意さ

までした。添加物は使えません。ですので調味料を選びに選んで味を創りました。

甘味を出すには、家庭では「砂糖」が主役です。他にはハチミツ・グラニュー糖などもご家庭にありますね。では漬物は「砂糖」を使うのでしょうか。

いいえ、砂糖は製品の「傷み」を早めることになるので、特別な事情がからまない限り使いません。値段は高くなりますが、砂糖から不純物を取り除いたザラメを使う場合や、水あめなどの液糖を使う場合や、ザラメと

液糖を合わせて使う場合が一般的です。これで甘味を出します。砂糖を使う場合は、保管場所は砂糖以外は入れない冷蔵庫内です。砂糖は匂いを吸収しています。

砂糖以外の物と一緒に保管すると、匂いを吸収して味が変わってしまいます。それを避けるためです。こんな使い難いところも重なって、なるべく砂糖は避けます。

塩です。塩はイオン交換膜を通さない塩です。ニガリの入った天日塩でしたら、お値段と相談して決めます。

酢です。酢は原料に遺伝子組み換え作物を使っていない穀物から造った酢を使います。日本には２大メーカーがあります。酢は「蒸れ臭」を持っています。蒸れ臭は取り除けますから、除いた品物を選びます。

塩味が強ければ塩漬けになります。甘味が強ければ砂糖漬け。酸味が強ければ酢漬けです。味噌が主であれば味噌漬けです。粕が主であれば粕漬けです。醤油が主であれば醤油漬けになります。当たり前ですね。

この調味料の量を計算すると、防腐ポイントが分かります。防腐ポイントを計算して常温で保存か、冷蔵保存か決めます。

浅漬けは塩分が少なく、長持ちしないので防腐ポイントを計算することなく「要冷蔵です」防腐ポイントを計算するのは、本漬けの類です。

・・・・続く。