2016年08月13日
山で本当にあった 怖い話 NO-2
山であった本当のお話 その2
昨日の続きです。足音の件があってから暫くは何事もありませんでした。そんな事を忘れかけていた頃の事でした。
やはり狩猟目的で、大鹿村に行った時のことです。大鹿村には黒川牧場という牛を放牧する山があります。
その牧場は冬になると牛が山から下ります。真冬には真っ白な雪で埋まります。牧場の森が絶好の猟場になっていました。牧場の南側入り口で車を止めて車中で寝ようとしていた時のことでした。
その日は、前日に家を出て車中で泊まるつもりで、コンテナに酒と食糧・調味料を入れ、毛布も積み込んで出かけました。
22時には着いていました。車の止めれるスペースを見つけて駐車すると、ヒーターを微弱にして運転席に当たるようにします。後ろで寝るのですが、そこには温風を当てません。汗をかくのは禁物です。
汗をかいて車から出ると冬の冷気に当たったとたんに風をひいてしまいます。
窓を少し開けておきます。早速お酒を飲みました。パジェロの後ろ座席を倒して足を伸ばして寝ることのできるスペースで飲む酒です。
電球色の車内灯、好きな酒、缶詰のつまみ。外は真っ暗闇です、時々風邪が車を揺らします。・・・・・段々酔いが回ってきました。
ラジオは雑音がひどくて聞けません。TVは電波が届きません。明日の山歩きを想像して飲む酒・・・・・。
「トン トン」
車の窓を手でノックする音です。運転席側でした。私は何も疑わずに、狩猟仲間が来て私を呼んだのだと思い、後部から体を伸ばすと運転席のガラスを下げました。
誰も居ません。変だな、車のライトを点灯しました。誰も居ないし、車もありません。こんな奥まで冬の夜中に歩いて来る者など居ません。人家は遥か下です。ここは標高1600mです。
私は、なんだ居ないのか。それで何も考えずに寝てしまいました。これは、お酒の酔いのせいです。かなり飲んだようです。
で朝になりました。無線で仲間が話していました。その音で目を覚ましたのです。夕べの事を思い出していました。
誰か来て窓を叩いたので外を見たけれど誰も居らず車も無かった。無線の様子だと仲間はまだそれぞれの持ち場に到着していない・・・
・・・・ゾッとしました。夕べは一体誰だったのか?
酒の酔いで・・・・直ぐに寝てしまったので夕べは何も感じなかったのでした。酔いがさめて恐ろしくなったのです。
・・・・・どうしようもないな酔っ払いは。
昨日の続きです。足音の件があってから暫くは何事もありませんでした。そんな事を忘れかけていた頃の事でした。
やはり狩猟目的で、大鹿村に行った時のことです。大鹿村には黒川牧場という牛を放牧する山があります。
その牧場は冬になると牛が山から下ります。真冬には真っ白な雪で埋まります。牧場の森が絶好の猟場になっていました。牧場の南側入り口で車を止めて車中で寝ようとしていた時のことでした。
その日は、前日に家を出て車中で泊まるつもりで、コンテナに酒と食糧・調味料を入れ、毛布も積み込んで出かけました。
22時には着いていました。車の止めれるスペースを見つけて駐車すると、ヒーターを微弱にして運転席に当たるようにします。後ろで寝るのですが、そこには温風を当てません。汗をかくのは禁物です。
汗をかいて車から出ると冬の冷気に当たったとたんに風をひいてしまいます。
窓を少し開けておきます。早速お酒を飲みました。パジェロの後ろ座席を倒して足を伸ばして寝ることのできるスペースで飲む酒です。
電球色の車内灯、好きな酒、缶詰のつまみ。外は真っ暗闇です、時々風邪が車を揺らします。・・・・・段々酔いが回ってきました。
ラジオは雑音がひどくて聞けません。TVは電波が届きません。明日の山歩きを想像して飲む酒・・・・・。
「トン トン」
車の窓を手でノックする音です。運転席側でした。私は何も疑わずに、狩猟仲間が来て私を呼んだのだと思い、後部から体を伸ばすと運転席のガラスを下げました。
誰も居ません。変だな、車のライトを点灯しました。誰も居ないし、車もありません。こんな奥まで冬の夜中に歩いて来る者など居ません。人家は遥か下です。ここは標高1600mです。
私は、なんだ居ないのか。それで何も考えずに寝てしまいました。これは、お酒の酔いのせいです。かなり飲んだようです。
で朝になりました。無線で仲間が話していました。その音で目を覚ましたのです。夕べの事を思い出していました。
誰か来て窓を叩いたので外を見たけれど誰も居らず車も無かった。無線の様子だと仲間はまだそれぞれの持ち場に到着していない・・・
・・・・ゾッとしました。夕べは一体誰だったのか?
酒の酔いで・・・・直ぐに寝てしまったので夕べは何も感じなかったのでした。酔いがさめて恐ろしくなったのです。
・・・・・どうしようもないな酔っ払いは。
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