2016年12月02日
よしの668「これで、飛行機が…落とせるの??」サイトに生徒の架空発言、閉鎖
よしの668「これで、飛行機が…落とせるの??」サイトに生徒の架空発言、閉鎖
http://mainichi.jp/articles/20161202/k00/00m/040/103000c
自衛隊群馬地方協力本部
サイトに生徒の架空発言、閉鎖
毎日新聞2016年12月1日 21時21分(最終更新 12月1日 22時09分)
「これで、飛行機が…落とせるの??」
閉鎖される前の自衛隊群馬地方協力本部のサイト=群馬県高崎市の田村理市議提供(一部画像を加工しています)
「これで、飛行機が…落とせるの??」「将来は自衛隊で決まり」。自衛隊群馬地方協力本部(前橋市)が、ウェブサイトで地元の中学生による職場体験の様子を写真付きで紹介した際、生徒が実際には発していないコメントを添えていたことが分かった。
高崎市中学校長会が「誤解を招く」として同本部に削除を要請し、サイトは閉鎖された。
inRead 問題のサイトは、同本部ホームページ内の「職場体験NOW」。今年5〜9月に行われた職場体験で群馬県内の中学生が訓練用の武器などを操作する写真に「近距離ミサイルの操作要領を習ってます」「追従訓練開始」などのキャプションが付いていたが、校長会によると、生徒はそのような言葉は発していなかったという。
ある校長は「災害救助などでの活躍を見て、自衛隊に関心のある生徒もいる。自衛隊が果たす役割を勉強してほしいと思うが、サイトは『武器の場面』がクローズアップされていたようにみえる。自衛隊の職場体験は来年度以降も継続したいが、内容については話し合いたい」と話している。
群馬地方協力本部は毎日新聞の取材に、要請に基づいて10月にサイトを閉鎖したことを認めたうえで、「学校と保護者の了解を得て掲載されたものであり、誤解を招きかねない記事であると判断されたのなら遺憾」と答えた。
自衛隊によると、職場体験には毎年、群馬県内の中学生300人前後が参加。相馬原駐屯地(榛東村)や新町駐屯地(高崎市)のほか、東京や埼玉などに行くこともある。【鈴木敦子】
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