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2019年03月10日

恐らく絶対に解決しない10の歴史ミステリー!

 


 恐らく絶対に解決しない! 10の歴史ミステリー! 迷宮の殿堂入り!


 Live Science 2016.09.21から引用しています・・・


 21世紀の今日、恐らく未来永劫(みらいえいごう)解明されず仕舞いであろう歴史上のミステリーがある。

 謎を解き明かす為に必須な情報が何等かの事情で欠けている・・・いわゆる〈ミッシングリンク〉や、紛争で遺跡が破壊されてしまうケース、新発見があっても決め手が無さ過ぎて考古学者ら専門家の意見が一致し無いと言った類(たぐ)いだ。〈未解決事件〉・・・だが、これ程までに人々の興味をそそるものも無いだろう。
 8月16日付の自然科学ニュースサイト〈Live Science〉では、今後も解決のメドが立ちそうも無い世界の歴史ミステリートップ10を紹介しているのでそれを紹介しよう。




         

 1. ジャック・ザ・リッパーの正体は女?
  (切り裂きジャック事件)


      3-10-1.jpg   リジー・ウイリアムズが犯人か?

 
   
 リジー・ウイリアムズ〈Live Science〉の記事より

 19世紀末のロンドンの下町ホワイトチャペル地区で、少なくとも5人の娼婦が惨たらしく殺されると云う事件が起きた。連続殺人鬼「切裂きジャック」の仕業だ。だが、次々と容疑者は浮上したものの、結局は犯人逮捕に至らず120年以上の月日が流れてしまったことに為る。
 処が、2005年に出版された『Jack The Ripper: The Hand Of A Woman』によると、犯人はリジー・ウイリアムズと云う女性ではないかと示唆(しさ)されているのだ。不妊症で苦しんでいた良妻が娼婦達を次々と殺し、その内の3名から子宮を切り取ったと云う。因みに、夫で医師のサー・ジョン・ウイリアムズは、この連続殺人の容疑者の1人だった。


        

 2. ジミー・ホッファは、何処に居る? 


        3-10-2.jpg

        ジミー・ホッファ氏 画像は「Wikipedia」より   

 「全米トラック運転手組合」の会長でありながら、マフィアとの黒い繋がりを常に取り沙汰された稀代(けだい)の労働活動家のジミー・ホッファ。1960年代に入ると、賄賂(わいろ)や詐欺(さぎ)で実刑判決を受ける様に為り、1975年7月にデトロイトの自宅を出たまま行方不明に為ってしまった。
 その後、彼の車はデトロイト郊外のブルーム・フィールド郡区の飲食店駐車場で発見されたそうだが、噂によればマフィアに消された可能性が高いと云う。

  
 
         
 3. クレオパトラの墓はいずこ?
 


      3-10-13.jpg 頭が好く妖艶な女王クレオパトラ


 ローマ帝国の著述家プルタルコスによれば、恋に落ちたクレオパトラとアントニーは、彼等の死後の紀元前30年に一緒の墓に埋葬され、場所はエジプトの女神イシスを祀るイシス神殿の直ぐ近くとされている。
 だが、2010年に行った発掘作業では、ソコソコ興味深い考古学的発見はあったものの、クレオパトラの墓である確証は得られ無かったと云う。その際、考古学者等は、例え現代迄クレオパトラの墓が存在したとしても、既に略奪され判別不能に為っている筈だと語っている。


       

 4. ケネディを殺した犯人は?


      3-10-3.jpg 

       ケネディー暗殺の直前の瞬間 画像は「Wikipedia」より 
 
  
 これこそ、アメリカ史上最も深い闇を持つミステリーだろう。1963年11月22日、ケネディ大統領はダラスで射殺された。暗殺者の名前は、リー・ハーヴェイ・オズワルド。
 だが、オズワルド容疑者が、逮捕の数日後に警察署内に侵入したナイトクラブの経営者ジャック・ルビーにより射殺されたことで、一応は決着を見せた筈の事件が迷宮入り事件の様に見え始める。その後、数々の疑惑と憶測が飛び交ったが現在ではコールドケースと云う事だろう。なお、この暗殺事件に関して2039年に極秘文書が開示されることに為っている。


    

 5. カナダ・オーク島の埋蔵金伝説


      3-10-4.jpg オーク島の所在地

 
 カナダ東海岸にあるオーク島は、江ノ島の約1.5倍と云う小振(こぶり)りな離島だ。だが、ここには2世紀前、海賊が財宝を隠したと云う伝説がある。どうやら、キャプテン・キッドが埋めたらしいのだ。これ迄にも何度と無く埋蔵金の掘り当てに躍起に為った人々が現れたが、今の処手ブラで島を後にして居る様だ。因みに、この島は個人所有の為普段は立入禁止と為っている。

   

 6. 銅の巻物


     3-10-5.jpg 銅の巻物 画像は「Wikipedia」より
      

 1952年、考古学者等により死海の畔(ほとり)のワディ・クムランにある洞窟の中で「銅の巻物」は発見された。これは、およそ1900年前に書かれたもので、この巻物は薄い銅版に文字を刻み巻物の様に丸めてあったと云う。何と、巻物には世界60カ所にある秘宝の隠し場所が非常に克明に記してあったと云うのだ。 
 その後、この物語に惹き着けられた冒険者達が宝探しに挑んだが未だに何も発見されていない。専門家達によれば、財宝は既に文書を解読したローマ軍により全て持ち去られたのではと云うのが有力のようだ。/span>

   

 7. 契約の箱 


      3-10-6.jpg  契約の箱(アーク)と思われるもの


 旧約聖書によると、シナイ山で神はモーゼに「十戒」が刻まれた2枚の石板を納める為の箱を作る様命じたそうだ。そして、アカシア材を使用し純金で覆(おお)って出来た箱こそが「契約の箱」。荒野を彷徨(さまよ)うイスラエル人の霊的支えと為り祖国奪還に寄与したと伝えられている。
 だが、そんなミラクルな箱も紀元前587年以降は所在不明のままだ。1981年の映画『レイダース 失われたアーク』のヒットで、契約の箱と十戒はイスラエル以外の何処かに実在すると云う憶測が再燃し、一説には、四国・徳島の「剣山」の神社の洞穴へと秘密裏に運ばれて来ているのではと云う説もある。又、次なるメシアが降臨する時に現れるだろうとも囁かれているらしい。

  
     
   
 8. バビロンの空中庭園


     3-10-7.jpg 想像図
  
    
  
 ご存じ「世界の七不思議」のひとつ。紀元前600年前、古代メソポタミアの首都バビロン(現在のイラク付近)に、王ネブガドネザル2世の命により建設された空中庭園。名前からは重力に逆らって空中に浮かぶ庭園が連想されるが、実際には、余りの高さに空中に浮いて居るかの様に見えた階段状の庭園だったそうだ。
 建築資材にレンガや切り石を使い、テラスには防水用にアスファルトを敷いた上に盛土をし植物を植え、それをユーフラテス川から水を汲み上げて栽培したと言われている。考えられ無い様な高度な土木技術を用いた奇跡の庭園だったのだろう。 
 2013年には、英オックスフォード大学のステファニー・ダリー研究員が、庭園があったのは古代アッシリアの都市ニネヴェだったのでは?と説いている。だが現在では、バビロンもニネヴェも過激派組織による破壊と略奪で発掘は絶望視されている。



     3-10-8.jpg アトランティス大陸の予想地域


 9. アトランティス大陸は実在したのか?
 


     3-10-9.jpg アトランティス大陸の想像図


 今から約1万2000年前、現代文明を遥かにしのぐ高度な文明を持ちながら、大地震と大洪水により僅か一昼夜の内に海中に沈んでしまったと云うアトランティス大陸。アトランティス大陸は大西洋に位置する。
 それに付いては諸説ある中でこの大西洋説が有力だが、実はミノア文明が栄えたクレタ島こそこのアトランティス伝説の舞台なのではと云う新説が浮上して来た。但し、クレタ島は地中海に浮かび、大西洋では無いのだが。


     

 10. イエス・キリストってどんな人?



     3-10-10.jpg 画像は「Wikipedia」より
 
  
 恐らく、有史以来最大の謎かも知れないイエス・キリストの実像。現存する最古の福音は、イエスが亡く為った100年後のものと云うから心許(こころもと)無い。
 だが、2015年にイエスの出身地であるナザレ(現在のイスラエル)で発掘された紀元1世紀の石の家は、考古学者等によって、恐らくイエスがマリアとヨセフによって育てられた家ではないかと言われている。これが真実なら世紀の大発見ではないかと思うが真相はいかに? これはこれで夢が広がって好いなと思うのは、クリスチャンで無い筆者の無責任だろうか。


(文=佐藤Kay)参考:「Live Science」他



 【管理人のひとこと】


 世界の未解決事件、今でも解明され無い不思議、そして多くの説が飛び交い、多くの研究者が取り組んだ伝説に言い伝え、その内の何割かは熱心な研究者達によって解決されたものも多くある。が、未だに誰もが解明・実証し得ない謎の多くは、現代の科学の先端の技術を用いても無理なのか?
 その内の10件を、自然科学ニュースサイト〈Live Science〉が取り上げたそうだ。中には、私達に馴染みの薄いものもあるが、これを世界のミステリーと呼ぶのだろう。

 その中で、ケネディー暗殺事件は、多くの人達が同じ時間軸に身を置いただろうから、これこそマサシク〈アメリカの暗部〉であり〈アメリカの裏の顔〉を虚実に現すものなのだろう・・・と全く身近に感じる。人種・宗教・金融・政治・・・幾通りもの思惑の団体(政治への圧力団体)が入り乱れてアメリカは歩みを続ける。その中で〈暗殺〉以外では解決出来ないと結論し計画した何処かの組織が在ったのだ。
 彼(ケネディー)がこのままの姿勢で政治を続けたら・・・自分達の団体もそして個人も、更にアメリカの将来の為に好く無い・・・と危機感に溢れた人達が存在したのである。それが、誰で何処の団体なのかが一向に解明され無い。果たして司法当局が、その圧力団体と真正面から戦う意欲も方便も、当時としては無かったのである。これが、コールドケース・・・司法当局の情熱が無いことを現している。
 一番に考えられるのが、司法の何処かの歯車が、圧力団体の意向に忖度(そんたく)した事が挙げられる。司法が機能しなかった。警察も検察も留置所も、そして裁判所もその対象に入る。いわゆる国家機能が一時停止した状態だった訳だ。


      3-11-1.jpg


 私は、田中角栄氏のロッキード事件の、異様で・違法で非常識な事件の取り上げ方に今でも憤(いきどお)りを感じている。彼(田中角栄氏)を弾劾(だんがい)したのは、全てアメリカの関係者で司法と取引して身の安全を担保した人達だった。ロッキード社の責任者や関係者に国家機関等であり、全てがアメリカ発の田中氏個人への弾丸だった。
 田中氏は、エネルギー問題で何時までも日本に圧力を続ける英米メジャーの石油組織に苛立(いらだ)ちを持ち、それ以外への道を歩もうと探り動いた。更に、日本独自で日中国交復活へと駒を進めたが〈日本の田中に好き勝手にさせない!〉と、それを察した当局が〈田中つぶし〉を狙いと米国から彼を弾劾し始めた。そして、日本の報道機関を利用して彼の政治生命を奪う工作を始め、これがマンマと成功した。彼の政治は、金に塗(まみ)れた〈金権政治だ!〉〈 恐喝(きょぅかつ)と賄賂(わいろ)に腐敗された政治だ!〉と国内挙げて批判に集中し彼を引き摺(ず)り下してしまった。

 彼がアメリカと戦わず、総理の座から易々(やすやす)と退いたのは、アメリカ相手に勝ち目は無いと踏んだのか、日本国内に湧き上がる金権批判に、大衆の怖さを知る庶民宰相(しょみんさいしょう)たる彼の勘の好さなのだろうか?もう一期と勧める仲間に敢(あ)えて逆らい自ら退陣した。そして、その後の裁判でも敗北し刑に服した。
 日本の報道機関全てが、アメリカの手の平の上で踊ろされ、アメリカの意のままに報道した。一代の政治家・田中角栄氏は、アメリカに少し逆(さか)らったお蔭で短い政治生命(総理総裁としての)で終わり、今までの名声と国民からの期待を奪われてしまったのだ。以来、日本の政府は、アメリカには決して楯突(たてつ)か無い従順(じゅうじゆん)な優等生に為ってしまった。

 これらの戦略は、CIA や他の国家諜報機関が行う常套手段であり、どの国の政治家や責任者(首相や大統領)もアメリカの意に背くと同じ様な結果を迎える。軍事政権では、時にはクーデターを陰で応援し政府を転覆させてしまう。ご存知の通り、皆さんが想像することを実行して来たのがアメリカの遣り方である。〈出る杭は打たれる〉を、身をもって知ったのが田中角栄氏だった。


 
 

 


 
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