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2019年03月08日

海外で働く為に知って置くべき 4つの常識



 出来ない「おもてなし」はしない 

 海外で働く為に知って置くべき 4つの常識



 TABI LABO編集部 2016/11/09 から引用


 海外で働いている人って何処か優秀なイメージがありますよね。でも幾ら日本国内で優秀な人でも、海外へ行った途端に仕事が上手くイカ無く為ってしまう人がいます。日本と海外の企業とでは、仕事に対する考え方が違うからです。
 グローバルビジネスコンサルタントとして、様々な国で色々な人と働いて来た白藤香さんは、著書『90日間で世界の何処でも働ける人に為る!』で、覚えて置かなければ為らない海外企業の常識を紹介しています。日本の常識は世界の非常識?



   3-9-9.jpg 時間管理は自己管理


 その1 「時間内に」が絶対条件

 海外では「事業計画は何が何でも絶対遂行」です。「1年後にはこの目標を達成する」「3年後にはここまでやり遂げる」と云う具合に、横軸に時間、縦軸に進捗(しんちょく)を置いて仕事を進めて行きます。日本の企業と仕事をする時、この「何時までに」と云う締め切りを意識していない人が余りにも多いことに驚かされます。この事業計画への向き合い方、認識にズレがあっては、海外の人達との仕事は上手く行きません。
 グローバルに活躍する日本人は、定められた時間内に100%の業務を遂行し無ければ能力を認められ無いことを好く知っています。その為業務に着手する前に、どうすればそれが出来るのか、具体策を徹底的に考えます。かと云って、余計な時間を掛けることは出来ません。最低限の時間で具体策を練り上げるクセをつけることが重要です。



    3-9-10.jpg 何処が美徳なの?


 その2 「違いこそ美徳」

 自分の意見は堂々と言おう

 海外では、他の人と違う考えをアピールすることが美徳に為ります。アピールし続けることで存在価値が認められる文化ですから「空気を読もう」と云った気づかいは一切不要です。

 「I have a different opinion.」「I have a different point of view.」等の言葉を使って、自分の意見をドンドン出して行きます。もう少し柔らかい言い方が好ければ「May I introduce our method?」「May I introduce our thinking?」と云う言い方もあります。それに対して相手も「Effective.」「It’s so good!」等の反応を返して呉れます。余り感心しない意見であれば「Inefficient.」と言われてしまうこともありますが。

 ユニークな意見、他に類を見無い際立った意見と云うのは日本では非難の対象に為り勝ちですが、海外では十分に相手の興味を引きます。「Why do you arrange such a unique design?」と聞かれれば、貴方に興味があると云うこと。「違いこそ美徳」ですから、遠慮無く自分の意見を述べて下さい。




    3-9-11.jpg 自ら話しかけよう


 その3 スキマ時間のコミュニケーションで成果を上げる

 優れた成果を上げているチーム程、好くコミュニケーションを取っています。オフィスの通路で立ち話をしている光景も珍しくありません。
 「今こんな状況があり、問題を抱えている。何か解決策は無いだろうか?」
 と最新状況を仲間に伝達し、即対応を考えようとすると、熱い議論が巻き起こります。その内容が緊急であればある程、即時の対応が求められる為、チームメンバーは協力を惜しみません。

 海外企業は時間に対して厳しい意識を持っていることは変わりません。ですから、会議の前後、ランチや休憩時間などのスキマ時間を上手く使ってコミュニケーションを取る様にしているのです。誰もが自然とそうしているのは、そこから新しい会話が生まれ、それが戦略的なプランへと繋がり、自分を成長させることに為ると、夫々が理解しているからとも言えます。
 全ては、収益を上げると云う目的に向けたコミュニケーションと、それを生み出すチームワーク作りのキーポイントなのです。



    3-9-12.jpg 我慢くらべがおもてなし?


 その4 できない「おもてなし」は最初からしない

 「おもてなし」に対する考え方ほど、日本と海外で異なることはありません。日本の企業で来客があった時には、特に相手の意向を確かめずにお茶やコーヒーを出すのが普通です。処が、海外、特に欧米や中東では、おもてなしをする以上は、完璧に相手の好みを反映するべきであると云う感覚です。

 例えばコーヒーを出すとしたら、先ずコーヒーが飲みたいかどうかを聞きます。更にレギュラーコーヒーかデカフェか、飲み方はブラックか砂糖やミルクを入れるのか、サイズはS・M・Lのドレが好いのか、と言った事を細かく確認してその通りのものを出さなければ為りません。
 来客の度にそんな労力を割け無いと云うのなら、無理して飲み物を出す必要もありません。海外では訪問先で飲み物が出て来なくても誰も気にしません。訪問者自身が持参するケースもあります。

 外国人をおもてなしする時は相手の意向を聞き、それに対する返事は額面通りに受け取れば好いのです。「気づかいや遠慮から、心にも無いことを言っているのでは?」と云う深読みは必要ありません。


 以上


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