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2018年09月14日

一緒に学ぼう世界史のポイント 74 《フランス革命 2》


 

 世界史講義録


 一緒に学ぼう世界史のポイント 74 《フランス革命 2》


 

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 フランス革命 2



 ヴェルサイユ行進


   9-19-1.jpg ヴェルサイユ行進の絵

 「封建的特権の廃止宣言」「人権宣言」によって、全国的な農民蜂起は収まって行きました。処が、国王ルイ16世はこれ等の宣言を承認しなかった。この時点では未だ、国の主権者は国王ですから王が承認し無ければ正式の法律として効力を持た無いのです。承認を渋る国王に対して市民達の苛立ちは高まって行きます。
 又、政治的な混乱と前年の不作の影響でパリの物価が高騰し始めていて、下層市民には食糧が手に入り難くなっていた。一家の台所を預かるパリのお上さん達がキリキリしている処へ流れて来るのがヴェルサイユの噂。ヴェルサイユには食糧がタンマリあって、国王や王妃達は庶民の暮らしなんか気にもせずに今日もタラフク食べて居ると云う。

 10月5日 怒ったパリの女性がパリ市役所前の広場に集まった。人数は7千人とも云います。彼女達を組織した者が居たらしいですが詳しい背景は不明です。彼女達は国王と議会に食糧を要求する為に「パンを寄こせ!」と叫びながらヴェルサイユに向かって行進を始めた。武器を携えて何と大砲まで引っ張って行きます。
 パリからヴェルサイユまでは25キロほどの距離がある。大砲を挽きながら約6時間歩き続けた。途中で雨が降って来て全員ビショ濡れに為りながらも怒りに燃えていた。ヴェルサイユに着いたのが夕方4時頃。国王は例によって狩りに出かけて居たので彼女達は更に4時間待たされた。皆が興奮している処に国王は帰って来た。
 国王は彼女達の代表と会見する。武器を持って集団で来ているので怒らせてはどう為るか判らない。王は、彼女達に丁重に接してパンの配給を約束し、王妃と一緒に宮殿のバルコニーから挨拶する等のパフォーマンスでその場を切り抜けようとしましたが、結局「人権宣言」などを承認させられた

 

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 更に女性達は、国王一家に「一緒にパリに帰ろう」と言い出した。「ヴェルサイユのようなところに貴族達に取り囲まれて暮らしているから私達庶民の第三身分の気持ちが判らないんだ、平民の街パリに一緒にいらっしゃい」と云う訳です。
 パリにも宮殿があるのでそこで暮らすことは出来るけれど、平民に囲まれて針の筵(むしろ)に座る様なものですから、国王としては嫌だったのですが抵抗し切れず、翌日国王一家は女性達に連れられてパリに遣って来ました。女性達のセリフ「私たちは、パン屋とおかみと息子を連れて来たよ!」この一連の事件を「ヴェルサイユ行進」と言います。

 これ以後国王一家はパリのテュイルリー宮殿に住み、事実上パリ市民に監視されて暮らす様になる。国王と一緒に議会もパリに移動した。この後暫く政局は安定した状態が続きました。国民議会は王の抵抗無く憲法制定作業を続けて行きます。
 議会の主導権を握って居たのはラファイエットやミラボーなど自由主義貴族と言われる人達でした。彼等は、アンシャン=レジームを壊して国政を改革しようとして居ますが、飽く迄国王を中心とした政府を考えていた。所謂イギリス風の立憲君主制です。ラファイエット達は民衆には人気があるし名門貴族と云う事で国王からも信頼されている。これが政局安定の理由です。

 

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 王は表面上は議会に協調する様になる。このまま何事も無ければ、ヒョットしたらフランス革命はここで終了したかも知れない。処がここで事件が起きます。事件を起こしたのは国王ルイ16世。1791年6月 国王は亡命しようとしたのです。
 王妃マリー=アントワネットの実家オーストリアへ逃げようと云うのです。王妃の愛人でフェルゼンと云うスウェーデンの貴族が居て、彼を中心に亡命計画が建てられた。以前から、国王が国外逃亡を企てているのではないかと云う噂があったので、宮殿の廻りは警備の兵が詰めているのですが、警備担当責任者ラファイエットの粋な計らいで、フェルゼンが王妃の部屋へ出入りする入り口だけは警備兵が居なかったと云う。

   9-19-2.jpg 国王は亡命しようとした

 国王一家はこの出入り口を使って宮殿を抜け出し、用意してあった馬車に乗って国境の町メッツに向かった。メッツには亡命を手助けする将軍が待って居るのです。馬車に乗るのは王と王妃に二人の子供と王の妹と子供の教育係。
 八頭建ての大きな馬車だったけれど、王としての体面の為だと思うのですが、この馬車に沢山の荷物を詰め込んだ。王妃の衣装の数々、更にワインなどで重たくなった馬車は当然スピードが落ちる。無事にパリから出たのは好いのですが、その為に予定の時間よりドンドン遅れて行くのです。
 王様の鷹揚さなのか、危機感が無くて途中で古くからの知り合いの屋敷に寄ったりしながらメッツに向かった。沿道の所々には軍資金輸送の警備と云う名目で亡命を助ける為の兵士が警戒に当たって居た。処が、途中から予定の時間より可成り遅れた為、警備の兵が引き揚げてしまったり連絡が上手くつか無く為ってくる。

 

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 更にある村に遣って来た時に、王が窓から顔を出して待っていた警備部隊の指揮官に声を掛けた。それを目撃した村人が居たのです。王がこんな所に居るなんて可笑しい。国外へ逃げようとしているのではないかと云うので、知らせを聞いた革命派の軍人が王を追う。
 軍人にも、王党派と言って王に忠誠心を持っている軍人と、革命に理解を示す軍人と両方居る訳です。この段階では多くの指揮官クラスの軍人は王に同情的です。王の馬車がヴェレンヌと云う町に来た。この町で味方が替え馬を連れて待っている段取りに為って居た。処が王の到着が遅くてもう夜に為って居る。味方の部隊が見つから無い。一行は町に入って住民を叩き起こして馬の場所を尋ねた。間抜けです。

    9-19-3.png 脱出に失敗

    9-19-12.jpg ヴァレンヌ逃亡事件

 可笑しな連中が町に入って来たと云う事で、町中が起き出して王の一行を取り囲んだ。追って来た革命派の軍人も追い着いて来た。初めは、王は自分の身分を隠しているのですが遂に国王だと認めます。直ぐにパリに連絡され翌日国王一家はパリに連れ戻されました。この事件をヴァレンヌ逃亡事件と云う。
 王に対する国民の信頼はこの事件で一遍に吹き飛んでしまった。国を捨てて逃げようと云うのだから、王に値しないと云う訳です。国王ルイ16世の身柄と立場をどうするかが問題に為ったのですが、取り敢えずは元のままにします。と云うのは、国民議会では憲法が出来上がりつつあって、これが立憲君主制なのです。穏健な形で、革命を一段落させようと云う事です。

 

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 もう一つの理由は、国王に対して過激な処罰などをすると外国がフランスに攻撃をするかも知れ無かったからです。国王をそのまま置いて置くと云うのはフランスを取り囲む諸国に対する人質です。ヴァレンヌ逃亡事件の後、1791年8月にはオーストリアとプロイセンが「ピルニッツ宣言」と云うのを出している。ルイ16世の地位を元に戻さ無いとフランスに対して戦争を仕掛けるぞという内容です。だから、取り敢えずは王をソッとして置こうと云うのが国民議会の一応の結論。

 

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 8月10日事件

 一月後の9月 正式に憲法が制定されました。1791年憲法と云う。特徴はふたつ。一つは立憲君主制で、もう一つが制限選挙制です。平民でも一定以上の税金を納めていない者には選挙権は与えられ無かった。
 革命によって平民の時代に為ったが、飽く迄も豊かな平民が政権に参加出来るだけです。多くの一般民衆は不満を持っている。この頃の民衆の生活はどうだったかと云うとインフレで苦しんでいた。封建制度は無くなっても生活は苦しいままで政府に対する不満は大きく為って居た。

    9-19-10.jpg

 フランス革命のそもそもの切っ掛けは政府の財政難でしたね。革命後政府は、教会の財産や土地を没収して国有財産にした。そしてこの土地を売って財政難を解決しようとしたのですが土地が思うように売れ無い。そこで、土地を担保にしてアッシニアと云う紙幣を発行した。この紙幣を発行し過ぎてしまってインフレに為ります。物価が騰がるから庶民生活は苦しく為る。
 この頃からフランスから外国へ亡命する貴族が増えて来ます。国王が逃亡する位ですから。政府は亡命した貴族の土地財産も没収して行きます。諸外国は、こう云うフランスの成り行きを見ていて、まさしく権力が国王や貴族などから平民階級に移って行く事を実感する。
 自分の国でもこの様な革命が起きたら飛んでも無いことに為ると思う訳です。早いうちにフランスの革命政府を潰してしまわなければ為らないと云う気持ちに為る。ピルニッツ宣言はそう云う流れのなかで出されたものです。

    9-19-9.jpg 立法議会

 1791年10月、憲法に基づいて制限選挙が行われ新しい議会が成立しました。これを立法議会と云う。この議会では二つの勢力が対立した。フイヤン派とジロンド派です。フイヤン派は立憲君主主義を守ろうと考える穏健なグループ。ジロンド派は共和主義を主張する。共和主義とは国王無しの政府のことです。
 さっきも言いましたが「ピルニッツ宣言」が出され、この段階でフランス政府と諸外国との対立がドンドン激しく為って居ます。特にマリー=アントワネットの実家であるオーストリアとの対立は激しい。革命を守る為に諸外国と戦争すべきだと云う世論が盛り上がって来る。貧しい市民や農民の暴動がこの頃盛んに為ります。政府としては、庶民の不満を戦争で逸らそうという魂胆がある。

 一方、国王ルイ16世も、戦争に積極的でオーストリアと戦争をしようと言い出す。国王は何を考えているかと云うと、戦争でフランスが負ける事を期待している。革命政府が潰れれば、自分が元の絶対主義の国王として権力を取り戻せると云う訳です。だから、議会で戦争をしようと言い、オーストリア皇帝にはコッソリ連絡を取って、フランスに攻め込んで革命政府を潰して呉れと要請して居るのです。
 1792年4月、遂にフランスはオーストリアに対して宣戦布告をし、ベルギー国境でオーストリア軍との戦闘が始まりました。戦いはどうだったかと云うと、フランス軍の連戦連敗でオーストリア軍とプロイセン軍は国境を越えてフランス領内に進撃して来る。

    9-19-11.jpg

 

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 フランス軍は滅茶苦茶に弱い。理由は何かと云うと、先ず指揮官が激減して居る。何百何千と云う兵隊を動かすにはそれ為りの技術と経験が必要です。指揮官クラスの軍人である士官は、皆訓練を受けた貴族だったのですが、革命以来彼等の多くが亡命している。1万2千いた士官の半数が亡命していた。
 指揮系統がガタガタな訳です。残っている士官も革命政府に協力的な訳では無く遣る気が無い。わざと負けて遣ろうと云う指揮官もいる。ルイ16世は、自分に同情的な士官に対して負けるように指示して居たらしい。マリー=アントワネットは敵方に、フランス軍の作戦を漏らして居たとも言う。これで勝てる訳がない。
 プロイセン軍がパリに迫って来ると、政府は「祖国の危機」を全土に訴える。このままでは革命は潰される、フランス国民よ祖国を守れ革命を守れと云う訳です。この訴えに応えてフランス全土で義勇兵が組織されてパリに結集した。この時、マルセイユから遣って来た義勇兵が歌っていた歌が「ラ=マルセイエーズ」後にフランス国歌となる。

 迫る外国軍に集まる義勇兵。緊張が高まる中で、敵は外に居るだけか?これだけフランス軍が負け続けるのはフランスの内側にも敵が居るからではないかと誰もが思い始めた。そう云う疑惑は以前からあったのですが、緊張感のなかで生活難に苦しむ貧しい市民たちのそう云う想いが爆発します。
 1792年8月10日、パリ市民と義勇兵は王宮を攻撃した。フランスの本当の敵は王に違い無いと考えたのです。国王は王権を停止されて一家は全員タンプル塔に幽閉されてしまった。これを8月10日事件と云う。

 

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 この後、パリでは市民達が、裏切り者や反革命分子と思われる人々を虐殺した。多くの人々は革命を守る為の必要悪と考えて居た様です。又、前線の指揮官で、国王側に立って政府を裏切っていた者は解任され多くは亡命した。前線で指揮を執っていたあのラファイエットもこの時亡命します。
 彼は政府を裏切ったりはしていませんでしたが、王が幽閉された事を知るとパリへ進撃して王を救おうとした。しかし部下の兵士が動かず王の救出を断念して亡命したのでした。入れ替わりに、前線には義勇兵が向かいます。

 混乱に乗じて、プロイセン軍は更にパリに迫って来る。このプロイセン軍と義勇兵が初めて戦ったのがヴァルミーの戦い。プロイセン軍はフランス軍に激しい砲撃を加える。今までのフランス軍ならこれで直ぐに退却を始めるのですが、義勇兵たちは怯まずに「ラ=マルセイエーズ」を大合唱。
 不気味に感じたプロイセン軍が逆に退却を始めた。戦闘に負けたのでは無くフランス義勇兵の勢いに負けた。革命を守ら無ければ為らないと云う兵士一人ひとりの志気の高さ。これは、何処の国の軍隊にも無いものでした。ヴァルミーの戦いにドイツの文豪ゲーテが従軍していた。
 小説「若きウェルテルの悩み」で有名な作家です。この人は流石に作家だけであって感性が鋭い。この戦闘の後に、こんな言葉を残している。「この日この場所から世界史の新しい時代が始まる」


 参考図書紹介・・・・もう少し詳しく知りたい時は

 世界の歴史 10 (10) 昔の中公の「世界の歴史」シリーズの一冊。「フランス革命とナポレオン」桑原武夫著。熱の籠った叙述で、私はこれでフランス革命の洗礼を受けました。現在品切れ。古本屋にあれば、手に入れるべし。
 マリー・アントワネット〈上〉岩波文庫 マリー・アントワネット 下・・・岩波文庫 古典的名作。マリー・アントワネットを通じて、物語的にフランス革命を理解出来る。


 フランス革命 2 おわり  次のページへ 《フランス革命 3》


 

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