「ばたやん」です。
今日は、「長時間走るほど痩せるのか?」について考えてみます。
有酸素運動は継続時間が非常に重要で、長くやればやるほど脂肪燃焼されます。
しかし、それが結果的に痩せる量が多くなるのかということは言えません。
いくらランニングの時間を増やしても痩せる量が同じということはあるのです。
それではせっかく頑張ってやったのに努力が水の泡になってしまいます。
それだけは本当に避けたいです。
過去に、肥満の女性をターゲットに行われた研究がいくつかあり、有酸素運動の量を増やすほど減量の効果が低くなっていく結果が報告されているそうです。
つまり「 有酸素運動の効果には限界があり、量を増やすほど減量の効果が低くなる」ということです。 (個人差がありますが・・・)
以下は研究で、体脂肪率が25%以上である肥満の男女64名を対象に、有酸素運動の量の違いでどれだけ結果に差がでるのかを調べたものです。
具体的にまとめると、
@1日30分の有酸素運動をするグループ( 消費カロリーは300kcal)
A1日60分の有酸素運動をするグループ( 消費カロリーは600 kcal)
この2つのグループに分けて、週3回の有酸素運動をしてもらい、13週間にわたりダイエットをしてもらって、調べたものです。
どちらのグループも最大心拍数を70%でキープして、食事もカロリーを一定にしています。
その研究の結果は、
@ 30分のグループは、体重が3. 6 kg減った。
A 60分のグループは、体重が2. 7 kg減った。
B どちらも体脂肪は4 kg減った。
という結果が出たそうです。
有酸素運動による消費カロリーは、30分のグループは11,700kcal 、60分のグループは23,400kcalと、2倍の消費カロリーの差があるのに、体脂肪の減り方は同じです。
体重にいたっては少ないほうが効果がでています 。
この理由をわかりやすく説明すると、
・1日60分の有酸素運動だと、その後に疲れて何もやる気がなくなり、その後あまり身体を動かさなくなる。
・1日30分の有酸素運動だと、まだやる気がある ため、その後も色々活動し、結果的には逆に消費カロリーが大きくなる。
ということです。(運動後の活動も大事だということです)
研究者は「有酸素運動よる消費カロリーには限界があり、運動量を増やすほど痩せていく というわけではない。ただし、この限界量には個人差があるので、性別や運動の種類など によって限界量は異なる。」と述べています。
有酸素運動の効果には限界があるということは、ほぼ明らかですね。
当然、何も運動していない人は運動したほうが良いですが・・・・
ですので、自分にあった有酸素運動の時間を理解し、できるだけ継続することが大事なのです。
無理に長くやる必要はないのです。
有酸素運動はランニングよりも、ジョギングにして、週3回くらいにすると無理なく効果的です。
自分のペースでゆったりとやるようにしてみてくださいね!!
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