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薬学部生専門の学習塾【個別指導・少人数グループ指導・DVD/オンライン受講のADME】
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薬学部進級・CBT・国試対策の授業の詳細はこちら
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薬剤師国家試験・CBT・薬学部定期試験対策専門の
個別指導・少人数グループ指導塾「ADME」の講師として薬学部の全教科・全範囲を教えています。
予備校の集団授業では決してできない、一人一人に対してベストな授業を提供し、どんな学生さんにも分かるよう、各教科の基礎・本質・考え方を丁寧に教え、苦手科目を必ず克服してさしあげます。

体験授業希望の方は お名前、希望の日時、ご要望を記載の上、ご連絡下さい。
ご質問や相談等も遠慮なくどうぞ。


【事業紹介】

事業名:ADME
代表者:小川勝之
教室所在地:東京都新宿区高田馬場4-4-13 ALPSビル高田馬場3階
メールアドレス:yakugaku594@gmail.com
電話番号08011507055
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2019年11月01日

少人数グループ授業の空き情報

グループ授業に空きが出ましたのでご連絡します。

科目︰薬理
範囲︰糖尿病治療薬、骨粗鬆症治療薬、高尿酸血症・痛風発作治療薬
日時︰11月14日 19時30分〜21時30分
場所︰高田馬場教室
テキスト︰青本5薬理
参加費︰9720円


また定員に達したグループ授業や過去に行われたグループ授業のうち動画がある範囲(物理22コマ、有機化学15コマ、生物27コマ、衛生22コマ、薬理24コマ、薬剤22コマ、病態24コマ、法規19コマ、実務8コマ)もオンラインで自宅で受講出来ます。
グループ授業・オンライン受講には合格保証制度付きです。

2019年09月04日

【衛生】カルバメート系剤の分類・用途・解毒薬のゴロ  (使用率4 覚えやすさ4 情報量4 応用性4 説明3) 


あと6分後、バリカンでかることになってメソメソ


あと6分 アトロピン(解毒剤)
バリカン → カルバリ
かるカルバメート系剤、カルバモイル化、殺虫剤(狩る)、フェノブカル
メソメソメソミル

カルバメート系剤
ChE(コリンエステラーゼ)セリン残基
カルバモイル化することで阻害するが、
この反応は可逆的であるため毒性は弱い(ゴロのメソメソから弱いを連想して下さい)。

【解毒薬】
アトロピン
→抗コリン作用(カルバメート剤によってアセチルコリンの濃度が上がっているので、アトロピンでムスカリン受容体を遮断する対症療法)。




有機リン系剤
ChEのセリン残基
リン酸エステル結合を形成することでChEを阻害するが
この結合は安定で不可逆であるため
カルバメート系剤よりも毒性は強い

【解毒薬】
アトロピン → 上と同じ理由
2-PAMリン酸エステル結合を切断する(有機リン系のリンと2-PAMのを繋げる)



【余談】
当然のことですが2-PAMはカルバメート系剤には使っても意味がありませんよね。
作用機序を理解しておけば暗記するまでもないと思いますがアトロピンだけ使うことをゴロで繋げておけば、逆にカルバメート系剤の毒性の作用機序を試験中ど忘れしちゃっても、
解毒薬はアトロピンだけ使う→ChE阻害剤だけど2-PAMは使わない→リン酸エステル結合ではない他の何か→「あ〜カルバモイル化じゃん」ってな感じで何とか思い出せる可能性が高くなります。名前のままですが笑

ただ時間が経つと「カルバメート系剤はリン酸エステル結合を形成し〜」なんて簡単なひっかけに気がつけなくなるなんてことありがちです。
僕も低学年のときは、過去問を解きまくって定期試験をクリアしていましたが、時間を置いたらきれいさっぱり忘れてしまっていました。
これだとその場しのぎで次に繋がらないと思い、ゴロがある範囲はどんどん活用するようにし、問題演習は理解して覚えているかどうかの確認作業と捉えるようにしました。



ましてや国試は範囲がめちゃめちゃ広いので1つのことに時間を割いてばかりいられません。
また全ての範囲に覚えやすいゴロがあるわけではありません。
そこで効率よく知識を増やすには、覚えたゴロをさらに上手く応用していくことをお勧めします。
1つのゴロから出来るだけ多くのことを連想ゲームのように繋げ、断片的な暗記はなるべく減らすようにすると試験中でも正確に思い出せる事柄が増えるので試してみて下さい。
問題文のキーワードからゴロをすぐに出せるようにし、試験で出てきたらその場で繋げて関連事項も思い出す、という感じです。

そうすると普段の勉強で暗記に使う時間は減らせるので、物理や有機化学、そして複合問題やグラフ問題などの対策に時間と労力を回せると思います。



薬学部の進級・CBT・卒業試験・国家試験の個別指導家庭教師はこちら↓
https://fanblogs.jp/yakugaku594/archive/124/0?1462235527

2019年09月01日

【衛生】ビピリジリウム系剤の分類と用途と機序のゴロ  (使用率3 覚えやすさ3 情報量3 応用性2 説明2)

コート着てスクワットしながら草むしり、苦しくて肺がビ、ピリ!

コート → パラコート
スクワット ジグワット
草むしり 除草剤
苦しくて肺がビ、ピリ 肺障害
ビ、ピリ ビピリジリウム系

パラコート
ラジカルとなり活性酸素を生じ障害を与える。
解毒薬は無く致死率高い

(@yakugaku594)
https://twitter.com/yakugaku594

2016年04月23日

求電子試薬と求核試薬について

前回の内容https://fanblogs.jp/yakugaku594/archive/121/0
の続きでそれぞれの試薬について例を挙げて大事なポイントをお伝えします。

【求電子反応を起こしやすい試薬】
その名の通り「電子を求める」→「電子密度が低い」試薬なので+イオン(δ+)や空軌道をもつ原子、化合物が当てはまりますね。
例えば
H+、NO2+、AlCl3、FeBR3、BF3
などが挙げられますが、これらをいちいち覚える必要はないですよね
電子密度が低そうなものをイメージすればいいだけです。
また、H+は酸として働くことはみんな知ってますし、「AlCl3がルイス酸である」ということも大学で有機化学を履修した方は一度は耳にしたことがあるはずです。
そう、つまり「求電子反応を起こす試薬はその反応では酸(ルイス酸)として働く」ということがポイントです。
ルイス酸の定義である「電子対を受け取ることができる物質」というのはここからきているんです。
当然、「求電子性の強さ=酸性の強さ」が成り立ちます。


【求核反応を起こしやすい試薬】
先ほどとは逆に、「核を求める」→「電子密度が高い」試薬なので−イオン(δ−)やローンペアを持つ原子、化合物だということがイメージできます。
例えば
H-、OH-、RMgBr、H2O、ROH、RSH 、NH3

ここからは先ほどと同じ考え方です。
OH-やNH3が塩基性ということはみんな知っています。
つまり「求核反応を起こす試薬はその反応では塩基(ルイス塩基)として働く」ということがポイントです。
ルイス塩基の定義である「電子対を渡すことができる物質」というのはここからきています。
当然、「求核性の強さ=塩基性の強さ」が成り立ちます。


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https://fanblogs.jp/yakugaku594/archive/124/0?1462235527

2016年04月12日

有機化学の反応の基礎〜反応の名前の付け方

今回は有機化学の反応が苦手な人向けの内容です。

皆さんは「求電子置換反応」や「求核付加反応」と聞いて、どういう反応かパッとイメージが沸きますか?
有機化学が苦手な方はこれらの反応の区別があいまいという方が多いです。




まず

「〇〇▢▢反応」とあったとき

〇〇試薬どういう反応をするかによって、求電子or求核
▢▢基質反応前後でどう変化しているかによって、置換or付加or脱離or転移

が入ります。
※〇〇と▢▢で基準となっているものが逆なので注意
(例えば求電子置換反応の場合、
試薬が基質の電子⊖を求めて反応し、その結果、基質の原子や置換基が別の原子や置換基に置き換わる反応を指す。)


【反応から判断する手順】
@基質と試薬でどちらが電子密度が高いか(=⊖が強いか)を比較する。
(1)試薬<基質の場合は試薬が基質の電子⊖を求めて反応するので求電子反応、
(2)試薬>基質の場合は試薬が基質の原子核⊕を求めて反応するので求核反応

A基質が反応前後でどう変化したかを比較する。
(1)基質の原子や置換基が、別の原子や置換基に置き換っていれば置換反応(ハロゲン化アルキル、芳香族など)
(2)基質の多重結合が1本切れて、新たに結合が生じていれば付加反応(アルケン/ケトン・アルデヒドなど)
(3)基質から2つの原子や置換基が脱離して、新たに多重結合が生じていれば脱離反応(ハロゲン化アルキル、アルコールなど)
(4)基質のある原子に結合していた原子や置換基が、別の原子に転移していれば転移反応(人名反応に多い)


【例:ベンゼンのニトロ化】
ベンゼンの求電子置換.png

@電子密度は試薬<基質であるため、試薬がベンゼンの電子を求めて反応を起こすので求電子反応
A基質の反応前後を比較するとH原子がNO2と置き換わっているので置換反応
なので、つなげるとこの反応は「求電子置換反応」となります。

(ちなみに脱離反応と転移反応には、試薬が関わらず基質だけで起こる場合もあり、通常〇〇と繋げて呼ぶことはありません)

慣れてしまえば反応を見た瞬間に「これは〇〇▢▢反応だ」と判断できるようになります。
それまでは上の手順に沿って、反応を見たら一つ一つ分類していきましょう。
こうすることで、電子の動き(矢印)や反応性を考えるための土台が出来ていきます。

電子の動き(矢印)や反応性を自分で考えられるようになれる(=確かな基礎力が身についている)ようになれば、有機化学の反応を「なんとなく」とか「丸暗記」で覚えることから解放され、国試の考える問題にも対応出来るようになります。

有機化学は転移反応など一部の例外を除き、ほとんどが基本通りの反応であるため、確かな基礎力が身につけば化学の科目は国試の9科目の中でおそらく一番覚えることが少ない楽な科目ということに気が付くと思います。
さらに有機化学で身につけた基礎力は「物理や衛生の定性・定量法」の範囲や「衛生や動態の代謝」の範囲や「薬理の作用機序」など、薬学のあらゆるところを理解するときにそのまま使うことができるので非常に役に立ちます。
(僕の授業ではこの「有機化学の確かな基礎力」をその学生さんにとって最短距離で身につくように指導しています。)

次回は求電子反応を起こす試薬、求核反応を起こす試薬について補足していきます。