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2023年08月27日
100人の前で公開処刑
1ヶ月間におよんだ内定辞退者を引き留めるミッションでしたが、
朝から晩まで電話をかけまくったものの1人も引き留めることはできませんでした。
私自身が勤務先の会社に何ら魅力を感じていませんでしたし、
心のどこかで「辞退して当然の会社だよな」と思っておりましたので、
辞退者を説得する材料を何も持ち合わせていませんでした。
「もっといい会社から内定をもらえたので」
と言われたら、
「そうですか、おめでとうございます」
と返すしか術はありませんでした。
とある日、上司に呼び出されました。
「これまで何人引き留めた?」
と聞かれました。
「え・・・と、まっ、まだゼロです」
私は絞り出すように答えるのが精一杯です。
「は、ゼロだと?一体何をしてたんだ?!」
「どうしてこれまで黙っていたんだ!?」
と矢継ぎ早に責め立てられました。
私が驚いたのはその後です。
「1回断られたくらいで諦めるな!そいつに何度も電話しろ!!」
「100人くらいで諦めるな。今日だけで1,000人に電話をかけろ!!」
ここまでくると、もはや精神論です。
そして、具体的な指示がないどころか人格攻撃が始まりました。
私が素直に「分かりました」と返事をしなかったのが癪に障ったのでしょう。
「100人くらいから断られたくらいで諦めるオマエは精神力が弱い!」
「1人も引き留められないなんてショボすぎる」
「朝から晩まで電話して成果ゼロか・・使えねえ」
こういった暴言を100人くらいいる職場で吐かれました。
もはや完全に晒しものです。
こうして上司の前に立たされたまま、
4時間くらい罵声を浴び続けました。
今でいうところのパワハラですね。
ようやく解き放たれ自分の席に戻った時、
涙がとめどなく溢れてきました。
周りが引くくらいの声の大きさで号泣しました。
2004年、26歳で社会人1年目の夏の出来事でした。
朝から晩まで電話をかけまくったものの1人も引き留めることはできませんでした。
私自身が勤務先の会社に何ら魅力を感じていませんでしたし、
心のどこかで「辞退して当然の会社だよな」と思っておりましたので、
辞退者を説得する材料を何も持ち合わせていませんでした。
「もっといい会社から内定をもらえたので」
と言われたら、
「そうですか、おめでとうございます」
と返すしか術はありませんでした。
とある日、上司に呼び出されました。
「これまで何人引き留めた?」
と聞かれました。
「え・・・と、まっ、まだゼロです」
私は絞り出すように答えるのが精一杯です。
「は、ゼロだと?一体何をしてたんだ?!」
「どうしてこれまで黙っていたんだ!?」
と矢継ぎ早に責め立てられました。
私が驚いたのはその後です。
「1回断られたくらいで諦めるな!そいつに何度も電話しろ!!」
「100人くらいで諦めるな。今日だけで1,000人に電話をかけろ!!」
ここまでくると、もはや精神論です。
そして、具体的な指示がないどころか人格攻撃が始まりました。
私が素直に「分かりました」と返事をしなかったのが癪に障ったのでしょう。
「100人くらいから断られたくらいで諦めるオマエは精神力が弱い!」
「1人も引き留められないなんてショボすぎる」
「朝から晩まで電話して成果ゼロか・・使えねえ」
こういった暴言を100人くらいいる職場で吐かれました。
もはや完全に晒しものです。
こうして上司の前に立たされたまま、
4時間くらい罵声を浴び続けました。
今でいうところのパワハラですね。
ようやく解き放たれ自分の席に戻った時、
涙がとめどなく溢れてきました。
周りが引くくらいの声の大きさで号泣しました。
2004年、26歳で社会人1年目の夏の出来事でした。
与えられたノルマは内定辞退者を引き留めること
私が最初に就職した会社(光〇信)は、ブラック企業でした。
過酷な営業ノルマ、長時間労働、夜遅くまでの執拗なセールス電話・・
その過酷さは世間一般にも知れ渡っており、
内定を出しても、辞退する学生が続出するのが悩みの種でした。
翌年の人員計画が全く立てられないからです。
通年採用をしておりますが、この実態は改善しませんでした。
そこで新人の私に課せられたノルマがありました。
「内定辞退者を毎月50人引き留めること」です。
パソコンに登録されている内定辞退者のデータベースを開き、
表示された番号に朝から晩まで電話をかけまくりました。
これが1ヵ月続きました。
過酷な営業ノルマ、長時間労働、夜遅くまでの執拗なセールス電話・・
その過酷さは世間一般にも知れ渡っており、
内定を出しても、辞退する学生が続出するのが悩みの種でした。
翌年の人員計画が全く立てられないからです。
通年採用をしておりますが、この実態は改善しませんでした。
そこで新人の私に課せられたノルマがありました。
「内定辞退者を毎月50人引き留めること」です。
パソコンに登録されている内定辞退者のデータベースを開き、
表示された番号に朝から晩まで電話をかけまくりました。
これが1ヵ月続きました。
人事部に配属
1カ月間の営業研修を終えました。
結局、成約が取れた案件はゼロ・・成果なしです。
そして人事部に配属となり、
そこでの最初のミッションは求職者の学生の前で会社説明会を行うことでした。
いくら相手が学生であっても、自分と数歳しか変わりません。
自分の会社のこともまだよく知らないのに、自信を持って説明することができません。
スライドに表示された文字をベタ読みすることしかできず、
緊張からか声は震えてしまいます。
学生たちの反応はイマイチ・・質問をされても、あやふやな回答しかできません。
散々な会社説明会でした。
説明会後は毎回もれなく上司や先輩に呼び出され、
延々とダメだしされるのが日課となりました。
結局、成約が取れた案件はゼロ・・成果なしです。
そして人事部に配属となり、
そこでの最初のミッションは求職者の学生の前で会社説明会を行うことでした。
いくら相手が学生であっても、自分と数歳しか変わりません。
自分の会社のこともまだよく知らないのに、自信を持って説明することができません。
スライドに表示された文字をベタ読みすることしかできず、
緊張からか声は震えてしまいます。
学生たちの反応はイマイチ・・質問をされても、あやふやな回答しかできません。
散々な会社説明会でした。
説明会後は毎回もれなく上司や先輩に呼び出され、
延々とダメだしされるのが日課となりました。