2015年01月08日
記事の情報元と信頼性
今日はこのブログでも時々引用している科学論文についてです。
論文にも信憑性の高いものと、残念ながらそうでないものがあります。
どうやったら判断できるのでしょうか?
一つの方法は、その論文が「どれだけ引用されているか」
をみるとよいです。
専門家同士ですから引用するからには信用のおける
論文を使います。
おおよその引用回数は、Google scholorなどですぐにわかります。
これまでにもっとも多かった論文トップは
タンパク質の簡易な定量法を記載した論文でした。
1900年から2014年10月までの科学論文の総数は
約5000万件。
その内、1000回以上引用される論文は
たった、0.02%ほどです。
5000万件の論文の1ページ目だけをプリントアウトして
積み上げていくと、キリマンジャロ山の高さに匹敵します。
1000回以上引用される論文は頂上から1.5メートルほどに収まるとのこと。
8合目までは一度きりの論文が占めてしまうのです。
私の論文もこの中に含まれるのです。
キリマンジャロコーヒーの香りとともに反省。
(-_-)
Nature (2014) 514 P550 からの引用でした。
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