2015年10月04日
妄想のはじまり2
今日も無数にあるサイトの中から
こちらに来てくれて
ありがとうございます。
認知症学会の最終日です。
テーマは「妄想」です。
アースレット妄想とは
どんな妄想でしょうか?
料理を作っているのを
忘れて
フライパンから煙を出してしまいました。
危うく火事になるところでした。
その後
本人は
煙をだしたことは覚えているのですが、
状況はすっかり忘れてしまいました。
確かに煙は出した(事実)。
(ここから本人の記憶が混ざりはじめます)
そういえば
以前、家の虫退治のために
煙のでるアースレットを使ったぞ。
あー、そうか
アースレットを使いすぎて
煙をだしたんだ!
すっかり
「料理中の火事寸前」の事実が
「アースレットの使い過ぎ」に代わってしまいました。
妄想は
本人の「都合の悪い」・「心地の悪い」思いを
消してしまいます。
表情で表せば
(>_<) → (^_^)
言い換えれば
心が落ち着くように
記憶がすりかわるのです。
「責任感の強い人」や「世話好きの人」
は「頼られる」や「感謝される」こと
が心地よいのです。
これが
年とともに
減ってくると、
自己喪失感にもつながってきます。
つまり
「誰にも頼られないし、感謝されない。」
「私はもう必要ない。」
さらに
身体的・精神的に
だれかに頼らざる
おえない状況になると
もっと大変です。
誰かに「依存」する必要がでてくるのです。
これは
本人とって
「大変つらい」・「心地のわるい」思いです。
それを
なんとかするには
そうです。
「妄想」です。
もちろん本人は
意識をしていません。
「妄想」を使うことによって
「都合の悪い」・「心地の悪い」思いを
「都合の良い」・「心地よい」につなげるのです。
池田さんが困っている→
私がいかないとだめだ(ヒトの役に立てる)。
佐藤さんと工藤さんがもめている→
私がいけばもめ事がおさまる(喜んでもらえる)。
「財布が見つからない」→ 嫁が盗んだんだ(心が落ち着く)。
という言動・行動が
起こりはじめます。
長くなったのですが、
もう少し続きます。
記事ここまで。
皆さんの
日常の中に
脳を刺激する行動や言葉があります。
そして
将来の治療に結びつく種があります。
題して
「365日体験プロジェクト」
あらため、
「まずは100日ためしてみよう!」
にタイトルかえました。
365日は先が長すぎて、、、
(-_-;)
第30回
妄想とはいうけど、
境界線があいまいです。
妄想の「妄」の字は
女の人が亡くなると書きます。
旦那さんが奥さんを亡くした
ところから
できた漢字でしょうか?
これは推測・空想・妄想?
健常者と認知症患者さんを
分けるものはなんでしょう?
考えてみよう!
これはちょっと無理!
また明日チャレンジ。
こんなの簡単!
自分をほめてあげましょう。
このブログはリンクフリー
転記も自由にしていただいて結構です。
赤ちゃんのような
柔軟な頭、体を取り戻しましょう。
ボタンを押す→ 気持ちが落ち着く
そうであればうれしいです。
ここです。
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