確率は1/2!?
FXの ” 勝てる確率 ” とは、何分の1でしょうか?
丁半博打と同じように思っていませんか?
『レートが上がるか下がるか、だけだから1/2でしょ!』
と誤解する方が多いのですが、
確かに厳密に言えば1/2です。
しかし、実際は1/3です。
もう1つとは、上にも下にも行かない横(レンジ)です。
ここで誤解のないように説明しますが、
横一直線ということではないです。チャートでティックを除いて
横一直線ということは、ほぼありません。
例えば、買いポジションを作りプラスマイナスゼロの地点を
行ったり来たりするレンジがあるとします。(同じようなところを
上がったり、下がったりすることをレンジと言います。)
『行ったり来たりしてるんであれば、
プラスになったときに、利食いすればいいのでは?』
そうです。
プラスになったときに利食いすればいいのです。
言うのは簡単ですが ・ ・ ・
プラスになったときに、
『もっと利益を伸ばしたい』 と欲がでませんか?
利食いしようとしたときに、
『利食いをしてから下がったときに、また買いを仕掛けよう』 と
考えていたけれど、今度は下がらずに上がり続けたら
『今、利食いをしない方がいいのでは』 と疑いませんか?
損切りを迷っているときに、
『もしかして、もう行ったり来たりしないのでは』 と
怖くなりませんか?
これらの心理、思考は、FXで日常茶飯事です。
まして、レンジを突き抜けたときは突き抜けた方向へ
一方的に進みやすいので利益も損失も大きくなります。
利食いをして新たにポジションを作るのか、
それとも、そのままポジションを持ち続けるのか、
持ち続けた場合、損切り値を引き上げるのか、など
いろいろな選択肢があります。
利食いをすれば利益確定で安心ですが、
新たにポジションを作るということは、
再度、スプレッドを払うことになります。
払うと言っても損失が確定する訳ではありません。
スプレッドとは、売買のレート差です。
例えば、ドル/円だとすると、
売値 : 81円90銭
買値 : 81円91銭
81.91 − 81.90 = 0.01
スプレッド:1銭
買値から売値を引いた値がスプレッドです。
このスプレッドがFX業者の手数料です。
当たり前ですがポジションを作った瞬間は、
例外(※参考)を除き、手数料分必ず負けているのです。
もし、
少しでも勝っている状態が長時間続いていれば
大変です。ひたすら売買を繰り返しているだけで
大儲けできてしまいます。
※ 一応、”マイナススプレッド” というものがありますが、
これはほんの一瞬、少ないpips(1pips未満が大半)で、
マイナススプレッドになるという意味であり、出現率も
低いです。長時間その状態が続いて、ひたすら売買
すれば大儲けできるというものではありません。
因みに、
このスプレッドは通貨の種類やFX業者によって、
違いがあります。
再度ポジションを作って利益を出すのには、
このスプレッド分より多くを勝たないと
利益にならないのです。
FXを1/2の確率と思っていると、この横の状態に
耐えられなくなり、「コツコツドカン」や
「損切り貧乏」の利小損大になりやすいのです。
目標利益を獲られるようなレンジ幅であれば、
ポジションを作るのもいいのですが、
とても目標利益に届かないような
狭いレンジ幅のときには、勝負しないという考え方
つまり、
「ポジションを作らない」という選択も大切なのです。
【補足】
ティック・・・超短時間の値動きを表すチャート。
一瞬の取引きレートを値が変わる
たびに線でつないだもの。
もし、この記事が気に入って頂けたら、ツイッターや はてなブックマーク等で シェアをお願いします。 新しい記事を書く はげみになります。
『もっと利益を伸ばしたい』 と欲がでませんか?
利食いしようとしたときに、
『利食いをしてから下がったときに、また買いを仕掛けよう』 と
考えていたけれど、今度は下がらずに上がり続けたら
『今、利食いをしない方がいいのでは』 と疑いませんか?
損切りを迷っているときに、
『もしかして、もう行ったり来たりしないのでは』 と
怖くなりませんか?
これらの心理、思考は、FXで日常茶飯事です。
まして、レンジを突き抜けたときは突き抜けた方向へ
一方的に進みやすいので利益も損失も大きくなります。
利食いをして新たにポジションを作るのか、
それとも、そのままポジションを持ち続けるのか、
持ち続けた場合、損切り値を引き上げるのか、など
いろいろな選択肢があります。
利食いをすれば利益確定で安心ですが、
新たにポジションを作るということは、
再度、スプレッドを払うことになります。
払うと言っても損失が確定する訳ではありません。
スプレッドとは、売買のレート差です。
例えば、ドル/円だとすると、
売値 : 81円90銭
買値 : 81円91銭
81.91 − 81.90 = 0.01
スプレッド:1銭
買値から売値を引いた値がスプレッドです。
このスプレッドがFX業者の手数料です。
当たり前ですがポジションを作った瞬間は、
例外(※参考)を除き、手数料分必ず負けているのです。
もし、
少しでも勝っている状態が長時間続いていれば
大変です。ひたすら売買を繰り返しているだけで
大儲けできてしまいます。
※ 一応、”マイナススプレッド” というものがありますが、
これはほんの一瞬、少ないpips(1pips未満が大半)で、
マイナススプレッドになるという意味であり、出現率も
低いです。長時間その状態が続いて、ひたすら売買
すれば大儲けできるというものではありません。
因みに、
このスプレッドは通貨の種類やFX業者によって、
違いがあります。
再度ポジションを作って利益を出すのには、
このスプレッド分より多くを勝たないと
利益にならないのです。
FXを1/2の確率と思っていると、この横の状態に
耐えられなくなり、「コツコツドカン」や
「損切り貧乏」の利小損大になりやすいのです。
目標利益を獲られるようなレンジ幅であれば、
ポジションを作るのもいいのですが、
とても目標利益に届かないような
狭いレンジ幅のときには、勝負しないという考え方
つまり、
「ポジションを作らない」という選択も大切なのです。
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ティック・・・超短時間の値動きを表すチャート。
一瞬の取引きレートを値が変わる
たびに線でつないだもの。
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