テクニカルを勉強しても勝てない理由
テクニカルを勉強したのに、なぜか勝てない!
と悩んでいる方はいませんか?
そもそも、テクニカル分析、テクニカル指標などを
勉強しようとした目的はなんでしょうか?
勝ちたいためですよね。
勝ち方を探してたどり着いたところだと思います。
では、
多くの人がテクニカルを勉強する理由とは?
勝つため?
もちろん、勝つためですが、
もっと奥に根本的な理由があります。
それは、
”不安を取り除きたいから” です。
FXは、常に不安が存在します。
どんな不安か?
お金が減ってしまうという不安です。
どんなに連勝を続けていようが、
大きな利益を上げていようが、大小の差こそあれ、
この不安という要素は誰でも心に潜んでいます。
不安だからもっと稼ごうとしますし、どんなにテクニックを
勉強したり、知識や情報を手に入れたとしても、
これをゼロにすることはできません。
不安をゼロにすることはできないのですが、少しでも心の
負担を少なくするために、テクニカルを勉強したり、知識や
情報を手に入れ使うのです。
問題は、その使い方です。
少ないテクニカルや知識や情報しかない人でも
それを最大限有効に使って利益を出している人もいれば、
的を射たテクニカルを勉強し、たくさんの知識や情報を
持っていても、それをうまく使えずに損失を出している人も
います。
それをどうやってうまく使うのかは本人しだいです。
では、
うまく使えない原因とはなんでしょうか?
それは、
受け取り方の違いです。
では、さらに追究し、
その受け取り方の違いが発生する原因、
つまり、
うまく使えない要因とはなんでしょうか?
感情の変化は、まるで水のようです
それが、感情の変化です。
心理状態によって、
いかようにもすぐに変わってしまう感情です。
そのときの感情によって、見ているテクニカルや持っている
知識や情報の受け取り方が変わってしまうのです。
つまり、まとめると、
感情の変化が起こる。(要因)
↓
見ているテクニカルや持っている知識、情報の
受け取り方が変わってしまう。(原因)
↓
変わった受け取り方によって、
うまく使えなくなり損失を出す。(結果)
うまく使うというのは、なにもすべてを信用するということでは
ありません。
絶対にどんな状況にでも対応できるテクニカルは
ありませんし、また、自分が持っている知識や情報がすべて
正しいとは限りません。
この状況では信用しないほうがいいのでは、という疑いを
もつことにより使わないという取捨選択ができるのが、
うまい使い方と言えます。
『受け取り方が変わるって何?』
と疑問を感じた方もいるかもしれませんが、
わかりやすい例で言うと、
勝っている人が負けている人のパソコン環境
そのままのテクニカルを使ったとしても、勝てますが、
負けている人が勝っている人のパソコン環境
そのままのテクニカルを使ったとしても、勝てません。
なぜなら、
モニターに表示されたチャート分析、テクニカル指標、
その他もろもろを見て判断するときに勝っている人であれば、
冷静に受け止めた結果で判断していますが、
負けている人であれば、感情の起伏によって受け止め方に
違いがあり、その影響が判断に表れるからです。
このような状態のときであれば、冷静に分析することが
できるが、あのような状態では、とても冷静ではいられない。
など、どのような状態のときにどんなふうに感情が変化し、
冷静に分析ができて勝てたときと、できなくて負けたときの
自分自身の感情を客観的に振り返ることがポイントです。
客観的に振り返る癖をつけると、同じような状況になったとき
に、『あっ!あのときは冷静になれなくて負けたな』 とか、
『勝って調子に乗りすぎて、その直後に大負けしたな』 など、
思い出すことができるようになります。
思い出すことができれば、
『今回は注意して対処しよう』 という考えが浮かび、
そういう考えが浮かぶだけで、その後の判断や行動が
違ってきます。
感情に飲み込まれたまま、トレードすることは危険であり、
そこに気づくことができれば、勝てるようになるための
大きなきっかけになるはずです。
テクニカルをいくら勉強しても、勝てない方は、
まずは、”自分の感情を客観的に見る” ということから、
はじめてみてはいかがでしょうか?
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