2017年04月06日
リバン・モイネロとの契約は時間の問題 ソフトバンクの現地スカウトが語る
リバン・モイネロ、カピタン・サン・ルイス球場で野球の試合を観戦。彼のスカウト、萩原健太氏とともに。
Radio Guamá、2017年4月6日、Pepe Morejón Morejón記者
ピナール・デル・リオ市のカピタン・サン・ルイス球場の午後3時の灼熱は、日本のスカウト萩原健太氏にとてはなんでもないかのように見えた。彼はピナールの投手陣の投球速度を計るスピードガンを手にしていた。
この日本の野球専門家は、スペイン語圏の野球選手との契約のエキスパートである。このことを知らなかった私は、英語で対話しようと試みたところ、それに対して彼は、ネイティブであるかのように流暢なスペイン語で返してきた。
試合が始まっていたので、彼の仕事を尊重するため、私は彼にわれわれのスター、リバン・モイネロとの契約の状況についてのみ質問した。スピードガンからほとんど目を外すことなく彼は私に、それはほとんど時間の問題だ、と認めた。
妻と赤ん坊を伴ったモイネロ自身は、「日本リーグに加入したすべてのキューバ人選手と同じく、はじめはソフトバンク・ホークスの二軍に所属することになるだろう」、と私に伝えてきた。ホークスにはグランマの強打者アルフレド・デスパイネがいる。そのあとのことは彼の成績次第になるだろう。
半ば冗談、半ば本気で、私はこの左腕投手に、「十分注意しなければならないよ。なぜなら日本のトレーニングはとても激しいから、キューバ人の腕や身体の多くはそれに耐え切れていない。」、と話した。
やんちゃ笑顔で彼は私に、そのときのために準備しているんだよ、と答えた。
モイネロにはこの夢に着手するための動機がある。彼の娘ブリアナは健康を享受しており、彼の誠実な妻と父親は、キューバ政府による便宜で建設中である住宅のことを詳しく知ることになる。さらに重要なことは、ある日母親が彼に与えた
彼の父親レオノル・ピータはインタビューで次のように答えていた。「年をとって病院に行ったら長男が付き添ってくれる。次男は自宅で食事を用意してくれる。リバンは私を経済的に養うだろう。なぜなら私は彼らに多くのことを捧げてきたのだから」。
今回、このピナールの土地に忠実なこの息子が決してあきらめず言葉を実行する絶好の機会であることを誰が疑うだろうか。
萩原健太氏は彼だけが理解するであろう日本の文字でメモを続けた。彼はアジア人独特の忍耐力で、すべての試合への集中を維持した。
これらのキューバ人若手選手の何人かにいつかいいニュースが届くだろう。アレクサンデル・ウルキオラの教え子たちの運命に向けて彼らは、すぐれた野球の見本を示し、その試合に勝利した。
リバン・モイネロ、その妻ブロニアとその子ブリアナ。カピタン・サン・ルイス球場にて。
Moinelo y su scouter en el Estadio “Capitán San Luis”
http://www.rguama.icrt.cu/index.php?option=com_content&view=article&id=8045&catid=11&Itemid=106&lang=es
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