2017年03月17日
2016年の海外契約選手は61人 キューバ・スポーツ庁が発表
INDERの法律責任者ラミーロ・ドミンゲス・デルガド。ホセ・マルティ国際ジャーナリズム協会でおこなわれた記者会見にて、キューバスポーツに関する法律部門の専門記者たちと。2017年3月17日、キューバ、ハバナ
キューバのスポーツ体育レクリエーション庁(INDER)の法律部門責任者ラミーロ・ドミンゲスによれば、2016年には、さまざまなスポーツ競技の61選手が海外での契約をかわし、またおよそ200人から300人のスポーツ選手が海外でのトーナメントやトレーニング拠点、あるいはリーグに一時的に参加した。
「この手続きを始めた当初はわれわれはほとんど経験がなかったが、2015年には飛躍をみせた。われわれの目的と一致する限り、その数は増えていくだろうと考えている。」、とドミンゲスは述べた。
この意味でINDERにとって優先事項であり続けているのは、これらの選手たちが活躍する場所を持ち、その技術知識を高め、それぞれの競技でのすぐれた選手たちと切磋琢磨し、成績を上げられるようにすることである。
さらには、選手たちの才能の損失を防ぐための方法として、コーチ陣の技能レベルを上げ、すべての選手やその家族の生活環境を改善することを目指している。
「スポーツ選手が契約を締結するためには、適切な社会的行動をとり、すぐれた教育的およびスポーツの成果を持ち、国内の連盟にとって重要な人物であり、活動先の国の認可を得ることが必要である」、とドミンゲスは説明した。
「われわれの側では、活動先のチームにおける選手の生活環境をチェックし、キューバ代表となる権利を査定し、その安全を確保する。これには負傷や痛みの場合のセカンド・オピニオンを含む。」、と語った。
ドミンゲスは国内の記者団との会見のなかで、「現在のところ、経済的控除もおこなわれており、それは固定額の場合と、当該契約の20%相当の場合とがある」、と指摘した。
この点について、連盟によって徴収されるお金は個人のきまぐれを満足させるためのものでは決してなく、複数の競技にまたがる合同委員会の承認を経て、その競技自体の課題を解決するために充てられるものである、と強調した。
「われわれの主要目標のひとつは、選手が商品として扱われることを避けることである。そのため移籍の場合には、連盟および選手本人の同意がなければならない。」、と説明した。
最後に、「契約選手はみな、厳しい医療検査、ドーピング検査を受け、契約上の義務や納税義務を理解した上で、ある場合には家族を帯同して、キューバを出国する」、と付け加えた。
El 2016 finalizó con 61 deportistas cubanos contratados en el exterior
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/03/17/el-2016-finalizo-con-61-deportistas-cubanos-contratados-en-el-exterior/#.WM3aCtLhDIU
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