2017年02月10日
キューバ男子バレーボールチーム、日本との親善試合で勝利
JIT、2017年2月10日、Lisset Isabel Ricardo記者
19歳以下と21歳以下の選手が主体のキューバ代表候補チームは今週木曜日(2月9日)、23歳以下の日本チームと最初の公開試合をおこない、セットカウント3対1で勝利した。またこの日以前におこなわれた非公開試合では4セット中1セットも失うことなく2連勝している。
セットカウント3対1(25-18, 25-17, 23-25 ,25-22)で、キューバチームは勝利した。サーブポイントで日本チームを苦しめた若きセンター、ホセ・サンドバル(José Sandoval)が16得点、レフトアタッカー、ミゲル・アンヘル・ロペス(Miguel Ángel López)14得点、ライトのミゲル・ダビ・グティエレス(Miguel David Gutiérrez)が9得点をあげた。
マヌエル・ファハルド・スポーツ科学体育大学の「ラ・マリポサ」競技場でおこなわれたこの試合では、新世代の才能ある選手たちのなかで、ブロッカーのホセ・マッソー(José Massó)、18歳のセッター2人アドリアン・ゴイデ(Adrián Goide)とリバン・トボアダ(Liván Taboada)、15歳のマルロン・ヤント(Marlon Yant)らが際立った。
また経験豊かなアタッカー、ダリエル・アルボ(Dariel Albo)や、リベロのヨンデル・ガルシア(Yonder García)も活躍した。ガルシアは19歳のリアニス・サラサール(Liannis Salazar)とそのポジションを共有している。
このチームは年齢別大会だけを目指しているわけではなく、2018年世界大会への出場権をかけたパンアメリカン・カップのような目標も持っている。
キューバはすでに、19歳以下と23歳以下の男子世界大会の出場権は得ているが、5月14日から22日にかけてカナダで開催されるパンアメリカン・カップでは、21歳以下の世界大会への出場権をかけて戦うことになる。
このため、今回の対戦は全員にとって、トーナメントに向けて場数を踏むという意味でとても有益なものとなる。ましてや相手はバレーボールを熟知している国からのチームであり、2020年に自国での五輪開催を目標としている選手たちのレベルは明らかである。
両国のチームはすでに国立学校で対戦したが、今回の日本チーム訪問を最大限に利用し、キューバチーム全員が試合に時間を費やし、幹部集団は21歳以下のチーム構成のために不可欠な8〜9名の選手を決定する。
試合後の記者会見において日本選手たちは、スパイクにこだわった自分たちのパスを阻んだキューバチームのサーブ力に驚いた様子だったが、今回の日本チームのプレーにおける統制とレベルは、ここまでの3試合で初めてのセットをキューバチームから奪った。
往年の名選手であり現在はメイン・コーチであるニコラス・ビベス(Nicolás Vives)は、弟子たちが日本チームとの公式初戦で見せた動きのすばらしさを評価した。
「サーブとレシーブの欠点を改善し続ける。サーブでミスなく4〜5点とれるように集中課題にとりくむ。集中力が必要な作業だ。」、と本紙に語った。
また、サーブレシーブの安定さを実現するための細心さにも言及し、「少しずつ改善されているが、まだ足りないところも多い。」、と強調した。
ビベスとともに、若いトレーナー二人が技術スタッフを構成している。ヨスバニ・ムニョス(Yosvani Muñoz)とアンヘル・ゴンサーレス(Ángel González)である。彼らは、中米地域の発展に寄与するNORCECA(北中米カリブ地域)連盟での活動に従事しているベテラン教官フスト・モラーレス(Justo Morales)に師事している。
キューバと日本は今週金曜日(2月10日)に国立学校で最後の非公開試合をおこなう。そのあと土曜日(2月11日)午前11時からピナール・デル・リオの19番サラで、また日曜日(2月12日)午前10時からふたたびラ・マリポサで、合計2試合の公開試合で対決を閉める。
CUBA VS. JAPÓN
Voleibolistas locales delante en tope amistoso
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=40107
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