2017年02月03日
古田敦也、キューバ訪問を終える
JIT、2017年2月3日、Tony Díaz Susavila記者
WBCでのキューバと日本の大試合を予想
第四回WBCにむけての日本からの親善大使、古田敦也(Atsuya Furuta)がここハバナで、3月7日に東京ドームでの開幕戦で対戦する日本代表とキューバ代表の力強い争いを予想した。
「両チームの選手たちのレベルから考えて、次回WBCの4グループの各開幕戦のなかでもベスト試合になるだろう。」、とラティーノアメリカーノ球場のサロン・アドルフォ・ロケで記者団に対して語った。
日本プロ野球殿堂入り選手である古田は、ハバナでの3日間の訪問活動をこれで終えた。現地の連盟の幹部陣や、スポーツ殿堂入り選手たちと会合し、専門家たちと会議をおこない、スポーツ・科学施設を訪問するなどした。
キューバと日本とのあいだのライバル関係は、2006年の第一回WBCにその絶頂期を迎え、このとき日本代表はキューバ代表を破り王座についた。
「両国の野球レベルは似ている」、と古田は語った。イタリア人のリカルド・フラッカーリ率いる世界野球・ソフトボール連盟のランキングでは日本は首位を走り、キューバは5位に位置している。
「国内スポーツをすべてのカテゴリーや性別において発展し続ける重要性をここハバナで確認しました。」、と古田は述べた。
駐キューバの渡邉優(Masaru Watanabe)大使や、キューバ野球連盟のロドルフォ・プエンテ(Rodolfo Puente)副会長、ヘスス・バローソ(Jesús Barroso)委員らも同席したその記者会見で古田は、およそ1時間にわたって、現地のメディア代表者たちと対話をおこなった。
「忘れがたい経験をしました。必ずまた戻って来ます。」、と古田は話した。古田は、2006年にはヤクルト・スワローズを選手兼任監督として率い、1988年には野球が公開競技として実施されたソウル五輪で銀メダルを獲得している。
現在51歳の古田のアメリカ大陸への視察旅行では、今週末にはプエルト・リコへの訪問もおこなわれる。現地の学校などを訪問し、対話する予定だ。
土曜日には現地でクリオージョス・デ・カグアスの元野球選手たちと交流する。クリオージョスは、現在メキシコのトマテーロス・デ・クリアカン球場で2月7日まで開催しているカリビアン・シリーズにプエルト・リコ代表として出場しているチームである。
さらにはドミニカ共和国にも訪問する、と古田は本紙に対して語った。
今回の古田のハバナ訪問は、日本の政治指導者による初のキューバ公式訪問となった2016年9月の安倍晋三(Shinzo Abe)首相の現地滞在時に、同氏とキューバのラウル・カストロ(Raul Castro)議長により計画された。
このことは駐キューバの渡邉優大使が認めた。
「お二人が対話されたテーマのなかに、両国で人気がある野球があった。そのとき、わが国のすぐれた野球選手をここに訪問させるという話が同意された。」
2002年に日本野球史上最優秀捕手に選ばれている古田は、今週金曜日(2月3日)にここハバナへの訪問を終える。
Vaticinan gran duelo de Cuba y Japón en Clásico
http://www.jit.cu/NewsDetails.aspx?idnoticia=40052
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