2017年01月16日
チェとともに戦った革命の侍 フレディ前村の歴史が映画化へ
チェとともに戦った"サムライ"の歴史が映画化へ
ボリビアでのフレディ・マエムラ(Freddy Maymura)とエルネスト・ゲバラ(Ernesto Guevara)との関係が映画化される。この映画は、キューバでチェと知り合ったあとニャンカウアスー(Ñancahuazú)の戦いに参加した日系ボリビア人(日本人移民の息子)をモデルに、「革命のサムライ」に焦点をあてる。
映画のタイトルの「エルネスト」は、チェではなく、マエムラの別名に由来する。監督は阪本順治で、現在編集中である。撮影は2016年後半から、日本の広島と東京、キューバのハバナと、バラコアのナランハル・デル・トアでおこなわれた。
1941年にボリビアのトリニダで生まれた若者は、キューバ革命がラテンアメリカ諸国の学生たちに付与した奨学金によって、医学を学ぶためにキューバに到着した。この史実に映画はインスパイアされ、ふたりのゲリラの死から50周年となる今年2017年に公開される。
阪本監督は、フレディの存在が公に知られるよう手助けすることを目指しており、19世紀末以降のボリビアへの日本人移民について調査していたときに、彼の歴史を知ったと語った。主人公のマエムラ役は日本の俳優オダギリジョーが演じており、彼は撮影の4ヶ月前からスペイン語の勉強を開始した。
監督が重きを置いているもうひとりは、チェを演じるフアン・バレーロ(Juan Valero)である。このふたりの俳優は撮影の初日に初めて顔をあわせた。「この映画には、フレディの本物で先見的、革命的な個性が描かれている。それは青春期のチェと非常によく似ている。」、とこのキューバ人俳優は語った。
阪本監督のこの映画は、ボリビアでのチェの革命戦争を描いた作品としては、2008年のスティーブン・ソダーバーグ作品(チェ39歳別れの手紙)に次いで二作目である。アルミランテによれば、このふたつの映画の違いはトリートメントにある。「これは、人間関係、共有された夢、解放の夢、社会的な夢、についての映画である。」。
(ADN 91.7の情報による)
La historia del “samurai” que luchó junto al Che llegará al cine
http://www.cubadebate.cu/noticias/2017/01/16/la-historia-del-samurai-que-lucho-junto-al-che-llegara-al-cine/#.WIVYDtLhDIU
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